従来、「チームUMAJIN」として競馬サロンに参加していた金沢2000勝の元騎手【渡辺壮（わたなべ・たけし）】と、元専門紙記者【小笠原（おがさわら）】がコラムを一新！

元騎手ならではの展開を読むダートの渡辺壮、元専門紙記者のネットワークを活用した芝の小笠原。両主宰者による［芝×ダート］ニコイチ勝負！をお届けしてまいります。

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■【芝・小笠原】京都11R　京都2歳S

昨年シンエンペラーが勝ったレース。8頭立てと少頭数だが、好素材が揃った印象。人気の○エリキングと▲サラコスティは両馬の陣営とも来年のクラシックを当然意識している。先週東スポ杯を勝ったクロワデュノールのように仕上がりひと息という話もなく、一騎打ちの可能性は高いが、敢えて狙ってみたいのは◎スリーキングス。

デビュー前から稽古の動き良く、厩舎の期待が大きかった馬で初戦は着差こそ半馬身差だったが、並ばれてから差し返す勝負根性には目を見張るものがあった。ただレース後に外ラチに突っ込んで落馬しているようにまだ粗削りで不安要素もある。その点を踏まえ、初戦こそ控える競馬だったが、スムーズに運べるなら陣営から“逃げてもいい”という話もあり、前走押し出されてハナを切ったサラコスティが前半38秒1なら主張すれば単騎で行けそう。

鞍上の岩田康騎手は先週の当舞台で行われたアンドロメダSで8番人気デシエルトで鮮やかな逃げ切り勝ち。あの競馬のイメージが残っているはずで、人気馬を尻目にアッと驚くようなレースぶりを期待したい。

◎７スリーキングス
○８エリキング
▲２サラコスティ
☆４ジョバンニ
△５クラウディアイ
△３ウォータークラーク

【3連単/フォーメ】7,8,2→7,8,2,4→7,8,2,4,5,3（36点）

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■【ダート・渡辺】東京8R　3歳上2勝クラス

ここは前走で対抗評価を打ち、展開に泣いたムジェロとリベンジしたい。

その前走神奈川新聞杯は雨が降りとにかく前が残る馬場での競馬、いつもより後ろめのポジションになってしまったこの馬ではまるで用事がなかった。

今回は休み明けをひと叩きしての2戦目、3頭併せの追い切りでは手綱を扱かれるパートナーたち相手に馬なりで先着しており調子も上向き。前々走では競馬をやめてしまったほど砂かぶりを嫌がるこの馬に7枠13番は運も向いた、明確に敗因のあるここ2走で嫌われるなら積極的に狙いたい。

昨日は雨が降ったが、この後の東京は晴天模様。湿度もドンドン下がる予報で、乾いた砂には剛腕ビュイックが押すこの馬の脚がブッ刺さる。

対抗は強い3歳世代のキャネル。好位追走から余裕を持った完勝劇。良馬場で2:12.0の勝ちタイムなら昇級即通用する可能性は高いだろう。

単穴▲も同じく3歳からミッキーラッキー。こちらは前走が昇級戦かつ休み明けで3着。相手が強すぎたのもあるが、大型馬らしく初戦からではといったところだった。叩いた上積み見込める今回、堀厩舎×ムーアのお目覚めあっても。

以下二列目にサトノトルネード、エンツォウーノ。

◎13ムジェロ
◯1キャネル
▲11ミッキーラッキー
☆16サトノトルネード
☆14エンツォウーノ
△9ゴールドアローン
△8ピュアキアン
△10グランオース

【単勝】13（1点）
【馬連／フォーメ】13,1,11＝13,1,11,16,14（9点）
【3連単／フォーメ】13→1,11→1,11,16,14,9,8,10（12点）
【3連単／フォーメ】1,11→13→1,11,16,14,9,8,10（12点）

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