従来、「チームUMAJIN」として競馬サロンに参加していた金沢2000勝の元騎手【渡辺壮（わたなべ・たけし）】と、元専門紙記者【小笠原（おがさわら）】がコラムを一新！

元騎手ならではの展開を読むダートの渡辺壮、元専門紙記者のネットワークを活用した芝の小笠原。両主宰者による［芝×ダート］ニコイチ勝負！をお届けしてまいります。

◆ダートの渡辺壮＆芝の小笠原プロフィールはコチラをチェック！

■【ダート・渡辺】東京9R　カトレアS

種牡馬ナダルの勢い凄まじく、来年度の種付料は今年から700万円アップの1000万円になると先日発表された。まだ2歳のみの1世代ながら中央で22勝、そのうち19勝をダートで挙げており、「土の王者」と呼ばれたテニスプレイヤーのナダルが如く「砂の王者」へと駆け上がる勢いだ。

そんなナダル産駒の1頭クレーキングを◎指名。前走ヤマボウシ賞は、初の長距離輸送でイレ込み出遅れ、道中やや離れた後方を追走し4角をほぼ最後方でブン回すと、直線だけで2着馬にクビ差まで迫り、勝ち馬とは0秒4差でスムーズならと思わせる競馬。

レース後、勝ち馬アメリカンビキニは米BCへ。並ぶ間もなく交わした4着ハッピーマンは先日の兵庫ジュニアグランプリ優勝と、メンバーレベルも確かだった。

今回は東京へと場所が替わり、長距離輸送の心配は解消。相変わらず気性に幼いところはあるものの、前走ほどイレ込みが激しくならなければ新馬戦のように好位から運べるタイプで、鞍上のルメールも心強い。

メンバーは揃った感あるものの、その分妙味増すと見て好勝負期待。

対抗◯はフィドルファドル。前走は発馬後に躓いて後方からの競馬を強いられるもしぶとく伸び5着。◎と同じく「スムーズなら前進あっても」といった競馬だが、こちらは馬込みで砂を被る経験もしている。芝スタートのこのコースなら新馬戦で芝を走った経験もプラスになると考え、ド高め狙いの対抗指名。

プラタナス賞取り消しから巻き返しの1戦となるが大物感あるナチュラルライズを単穴▲とし、以下☆スナッピードレッサ、☆ドラゴンウェルズ、☆テーオーエルビス、☆マリブオレンジを二列目へ。

◎10クレーキング
◯14フィドルファドル
▲12ナチュラルライズ
☆7スナッピードレッサ
☆4ドラゴンウェルズ
☆6テーオーエルビス
☆2マリブオレンジ

【単勝】10（1点）
【馬単／フォーメ】10,14,12→10,14,12,7,4,6,2（18点）
【3連複／フォーメ】10＝14,12＝14,12,7,4,6,2（9点）

■【芝・小笠原】東京12R　3歳上2勝クラス

前走は1番人気を裏切って5着の◎ナヴォーナだが、「1勝クラスは1800mで勝ったけど、マイルがベストなので距離が長かった」とコメントがあり、今回はマイルに短縮。さらに調教でブリンカーを着用したことで、「中間大人しかったのがピリッとして効果はあったし、まだ能力を出し切れてないところがあるからこれでどんな走りができるか楽しみ」と状態面でも変わり身を強調。

新馬勝ちは東京マイルで1勝馬ながらNHKマイルCにもチャレンジしたように素質のある馬は強い相手と戦って強くしていくのが矢作厩舎。実績ある舞台なら一変可能とみて3連単1着固定で勝負したい。2着筆頭には初の東京がカギも前走でクラスのメドを立てた○ミラビリスマジックを据える。

◎２ナヴォーナ
○12ミラビリスマジック
△10アンリーロード
△９ホウオウシェリー
△13スマートスピア
△３エイムフォーエース
△７ハワイアンタイム

【3連単/軸1着】2→12,10,9,13,3,7（30点）

▽渡辺壮＆小笠原の［芝×ダート］ニコイチ勝負！その他予想コラム
◆【京都2歳S2024予想】人気馬を○▲に留めて1発の期待できる◎／【東京8R】馬場に泣いたリベンジ期待◎中心3連単で勝負