競馬サロン
血統サイエンティスト ドクトル井上
2024/11/09 18:30
エリザベス女王杯2024 最終結論【血統】末脚勝負なら負けられぬ! リヴァーマンの切れで一刀両断
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≪今週の動画・エリザベス女王杯≫
▼スローの末脚比べで火を噴く●●
皆さま、お元気ですか。血統サイエンティストのドクトル井上です。
さて、この記事では日曜日の京都メイン・エリザベス女王杯の最終結論をば。
■考察
過去10回の京都開催のエリザベス女王杯において、血統表にリヴァーマンを内包する馬は【4-2-3-21】で、勝率13.3%&複勝率30.0%。昨年も該当のブレイディヴェーグが勝ち切った。リヴァーマンの切れが大箱の京都芝2200mで活きる傾向にある。
単純にリヴァーマン内包馬を狙うだけでも狙いは立つのだが、セットで考えてみたいのは王道・ディープインパクトの血。
「ディープインパクトとリヴァーマンを併せ持つ馬」の京都のエリザベス女王杯における成績は【2-0-3-5】で、複勝率50.0%。回収率も単勝176%&複勝率105%なので、ベタ買いOKの数字となっている。「エリ女ニックス」と名付けたいくらい。
今年の出走馬でリヴァーマンを内包するのはコスタボニータ、シンティレーション、ホールネス、レガレイラの4頭。このうちディープインパクトの血を直接併せ持つ馬は1頭もいないが、レガレイラの祖母ランズエッジはディープインパクトの半妹(3/4妹)にあたる点を押さえておきたい。
▼レガレイラ
父はスワーヴリチャードで、母父はハービンジャー。祖母がランズエッジなので、菊花賞を制したアーバンシックの同血のいとこにあたる。
初めて牝馬限定戦を走った前走・ローズSでは、スローペースを最後方から進め結果は5着。流れが全く向かなかったもので大きく割り引く必要はないだろう。
ここまで6戦連続で上がり600m最速をマークしているように末脚の切れに特化したタイプ。そしてストライドの大きい走りをする大箱向きのタイプでもある。陣営サイドの使い分けはあったにせよ、内回りの秋華賞をスキップして、外回りのエリザベス女王杯を目標にしたのは合点がいく。
スワーヴリチャードはリヴァーマンを内包し、牝系はディープインパクトと同じウインドインハーヘア牝系。リヴァーマンの有無を基準にしたときに、今年の出走馬で最も京都のエリザベス女王杯適性が高いのはこの馬だろう。
3歳馬の成績がそれほど振るわない点を指摘する声もあるが、そもそも3歳馬は秋華賞が秋の大目標。繁殖に上がった時に重要になるブラックタイプを埋めることだけ考えれば、秋華賞もエリザベス女王杯も大した違いはないので、わざわざ古馬混合のエリ女を目標に仕上げる馬がいないのは当然の話。
昨年のブレイディヴェーグ同様、エリ女を目標に仕上げられたレガレイラに関しては大きく割り引く必要もないだろう。
▼サリエラ
母サロミナは高い競走能力とドイツ血統らしい揉まれ弱さを伝えるため、概してその仔は外枠向き。
最内でも揉まれないように注意して運べば何とかなるのだろうが、前走はイン前有利の馬場を意識した鞍上が敢えて積極的に出していった結果、マトモに揉まれ戦意喪失という格好になった。
イン前有利になりがちな秋の中山の馬場傾向だけを考えると100点満点の騎乗だったが、サロミナ的には疑問符の付くレース。あの形で揉まれるとサロミナは走るのを放棄してしまう。
姉のサラキアがGIで好走したエリザベス女王杯と有馬記念はいずれも大外から直線だけでドカンと追い込む競馬。サロミナの理想はあの形。陣営は外枠を不安視しているが、血統的にはむしろ好材料と見ている。
ゼッフィーロやプラダリアに先着した目黒記念だけ走ればこのメンバーなら十分に足りるはず。ロマン枠の扱いで。
▼シンティレーション
父はロードカナロアで、母ファシネートダイヤはJRAのダートで1勝。伯父に青葉賞勝ちのアドマイヤコマンドがいる。
4代母のベーシイドは朝日杯3歳S(現・朝日杯FS)をレコードで制した快速リンドシェーバーを産んだ繁殖牝馬。基本的にはニアークティックな北米スピードを伝える牝系で、祖母トコアも自身の競走成績は芝1200m以下で3勝を挙げたスプリンターだった。
ところが繁殖牝馬に上がった途端にトコアはガラっとキャラチェンジ。もっぱらカーネギー・サドラーズウェルズのスタミナを伝える繁殖牝馬になった。先述のアドマイヤコマンドはその代表例だろう。
ただでさえヌレイエフ≒サドラーズウェルズを標的にした組み合わせをデザインするとスタミナ化した産駒が出やすい種牡馬ロードカナロア。それを5×3で抱えるシンティレーションなので、カナロア×タキオンという字面の文字列より距離はこなせるはず。2200mも問題ないと見る。
前走の府中牝馬Sは勝ち馬ブレイディヴェーグこそ力が抜けていたが、シンティレーションもブレイディヴェーグと同じ上がり600m32秒8の脚を使って2着に追い込んだ。
ブレイディヴェーグが好走したレースで似たような走りができたうえ、血統表を見るとロードカナロア×サンデーサイレンス系×スペシャル血脈×リヴァーマンの組み合わせ。母父がディープインパクトの分、ブレイディヴェーグの方が王道の大箱向きで、シンティレーションはタキオンからロイヤルスキーが入る分、大箱に特化できていないという違いはあるが、キャラクターの方向性は似ているのでは。
コンクシェルの単騎逃げ&馬群スロー隊列が想定されるところ、この馬の一瞬の脚は魅力的に映る。
▼ホールネス
父ロペデヴェガは仏2冠馬。種牡馬になってからも活躍を見せ、今年の仏ダービーを制したルックドゥヴェガなどが代表産駒。
母ミスユナイテッドは芝14FのGIII・リリーラングトリーSを制し、4000mのアスコット金杯で2着、3100mのロワイヤルオーク賞で3着の実績があるスタミナ牝馬。ホールネスの半兄イーグルスバイデイも2800mのGIII・イギリス・シルヴァーCを勝っており、基本はスタミナ牝系という理解で問題ないだろう。
母の血統を見ると、ミルリーフにリヴァーマンにカーリアンにプリンスリーギフトにサーゲイロードだから、これはいかにも京都の外回りで良さが出そうな配合。ミルリーフ≒リヴァーマンについては父シャマルダルからも引く形になっており、ますますタフな大箱で斬れそうに見える。
ここまで上がりのかかるレースで結果を残してきたので、そういった展開になれば当然評価すべきだろうが、日曜の京都はどうやら雨は降らない予報。速い上がりを要求されると少々苦しいかも。先週の雨が1週遅かったら……。
▼モリアーナ
クリスエス≒ハビタットの3+5×5があって、これはいかにも直線平坦の京都向き。
母由来のマイラー質なギアチェンジ能力もあるので、逆に2200mの外枠でダラダラと脚を使わされるとイヤだったのだが、この枠なら馬群で息を潜めて直線に向ける。
紫苑Sや秋華賞のようなイン差しができる馬に岩田パパで3枠5番。直線で進路があいてくれることをお祈りしたい。
■エリザベス女王杯の最終結論
◎7 レガレイラ
○12シンティレーション
▲13サリエラ
☆5 モリアーナ
△2 ライラック
△1 ホールネス
△8 シンリョクカ
△16ラヴェル
△4 コンクシェル
△11スタニングローズ
【3連複/フォーメ】7=12,13,5=12,13,5,2,1,8,16,4,11(21点)
◎レガレイラの末脚性能に期待する。
今年唯一の3歳馬で、秋華賞をスキップしたローテーションは昨年のブレイディヴェーグと同じ。管理するノーザンファーム天栄としても、昨年の経験を活かした調整ができたはずで、その分の上積みも見込める。
今年の3歳世代はステレンボッシュ、アーバンシック、そしてこのレガレイラと、「祖母ランズエッジ」血統が大活躍を見せた。ここも終わってみれば「結局ランズエッジやんけ!」となる気がしてならない。
○シンティレーションは目下の充実ぶりを評価したい。スローでひと脚だけ使う競馬になればこの馬のギアチェンジ能力は侮れない。
▲サリエラはロマン枠。外枠のサロミナにはホイホイされざるを得ない。思ったより人気しているのがアレだけど……。
☆モリアーナはイン差し要員。この枠なら馬群で脚を溜められるうえ、コーナーのロスを最小限に抑えて直線に向ける。バーンと弾ける脚ならレガレイラにも負けていないので、うまくハマるようならワンチャンス。
馬券は◎レガレイラから2列目に○▲☆を置いた3連複フォーメーションで。3列目は手広く流す。
動画で「罠馬」としたスタニングローズもコンクシェルから離れた実質逃げの番手に収まった時は粘り込みがあるやもなので、一応押さえておく。ここは仮に来ても元返しになるくらいのイメージで配分したい。
<プロフィール>
“血統サイエンティスト”ドクトル井上
在野の血統研究家。旧知のオーナーを中心として、セリや配合のコンサルティング業務を請負中。
好きな種牡馬はダノンレジェンドとハービンジャー。苦手な種牡馬はMore Than Ready。
凱旋門賞馬Ace Impactの血統表は芸術品なので、ルーヴル美術館に収蔵されるべきとわりと本気で考える三十路の牡馬。
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【DATA診断/エリザベス女王杯】お宝DATAハンター リーダー・ハットリ
【調教診断/エリザベス女王杯】調教ライター・西村武輝
▼スローの末脚比べで火を噴く●●
皆さま、お元気ですか。血統サイエンティストのドクトル井上です。
さて、この記事では日曜日の京都メイン・エリザベス女王杯の最終結論をば。
■考察
過去10回の京都開催のエリザベス女王杯において、血統表にリヴァーマンを内包する馬は【4-2-3-21】で、勝率13.3%&複勝率30.0%。昨年も該当のブレイディヴェーグが勝ち切った。リヴァーマンの切れが大箱の京都芝2200mで活きる傾向にある。
単純にリヴァーマン内包馬を狙うだけでも狙いは立つのだが、セットで考えてみたいのは王道・ディープインパクトの血。
「ディープインパクトとリヴァーマンを併せ持つ馬」の京都のエリザベス女王杯における成績は【2-0-3-5】で、複勝率50.0%。回収率も単勝176%&複勝率105%なので、ベタ買いOKの数字となっている。「エリ女ニックス」と名付けたいくらい。
今年の出走馬でリヴァーマンを内包するのはコスタボニータ、シンティレーション、ホールネス、レガレイラの4頭。このうちディープインパクトの血を直接併せ持つ馬は1頭もいないが、レガレイラの祖母ランズエッジはディープインパクトの半妹(3/4妹)にあたる点を押さえておきたい。
▼レガレイラ
父はスワーヴリチャードで、母父はハービンジャー。祖母がランズエッジなので、菊花賞を制したアーバンシックの同血のいとこにあたる。
初めて牝馬限定戦を走った前走・ローズSでは、スローペースを最後方から進め結果は5着。流れが全く向かなかったもので大きく割り引く必要はないだろう。
ここまで6戦連続で上がり600m最速をマークしているように末脚の切れに特化したタイプ。そしてストライドの大きい走りをする大箱向きのタイプでもある。陣営サイドの使い分けはあったにせよ、内回りの秋華賞をスキップして、外回りのエリザベス女王杯を目標にしたのは合点がいく。
スワーヴリチャードはリヴァーマンを内包し、牝系はディープインパクトと同じウインドインハーヘア牝系。リヴァーマンの有無を基準にしたときに、今年の出走馬で最も京都のエリザベス女王杯適性が高いのはこの馬だろう。
3歳馬の成績がそれほど振るわない点を指摘する声もあるが、そもそも3歳馬は秋華賞が秋の大目標。繁殖に上がった時に重要になるブラックタイプを埋めることだけ考えれば、秋華賞もエリザベス女王杯も大した違いはないので、わざわざ古馬混合のエリ女を目標に仕上げる馬がいないのは当然の話。
昨年のブレイディヴェーグ同様、エリ女を目標に仕上げられたレガレイラに関しては大きく割り引く必要もないだろう。
▼サリエラ
母サロミナは高い競走能力とドイツ血統らしい揉まれ弱さを伝えるため、概してその仔は外枠向き。
最内でも揉まれないように注意して運べば何とかなるのだろうが、前走はイン前有利の馬場を意識した鞍上が敢えて積極的に出していった結果、マトモに揉まれ戦意喪失という格好になった。
イン前有利になりがちな秋の中山の馬場傾向だけを考えると100点満点の騎乗だったが、サロミナ的には疑問符の付くレース。あの形で揉まれるとサロミナは走るのを放棄してしまう。
姉のサラキアがGIで好走したエリザベス女王杯と有馬記念はいずれも大外から直線だけでドカンと追い込む競馬。サロミナの理想はあの形。陣営は外枠を不安視しているが、血統的にはむしろ好材料と見ている。
ゼッフィーロやプラダリアに先着した目黒記念だけ走ればこのメンバーなら十分に足りるはず。ロマン枠の扱いで。
▼シンティレーション
父はロードカナロアで、母ファシネートダイヤはJRAのダートで1勝。伯父に青葉賞勝ちのアドマイヤコマンドがいる。
4代母のベーシイドは朝日杯3歳S(現・朝日杯FS)をレコードで制した快速リンドシェーバーを産んだ繁殖牝馬。基本的にはニアークティックな北米スピードを伝える牝系で、祖母トコアも自身の競走成績は芝1200m以下で3勝を挙げたスプリンターだった。
ところが繁殖牝馬に上がった途端にトコアはガラっとキャラチェンジ。もっぱらカーネギー・サドラーズウェルズのスタミナを伝える繁殖牝馬になった。先述のアドマイヤコマンドはその代表例だろう。
ただでさえヌレイエフ≒サドラーズウェルズを標的にした組み合わせをデザインするとスタミナ化した産駒が出やすい種牡馬ロードカナロア。それを5×3で抱えるシンティレーションなので、カナロア×タキオンという字面の文字列より距離はこなせるはず。2200mも問題ないと見る。
前走の府中牝馬Sは勝ち馬ブレイディヴェーグこそ力が抜けていたが、シンティレーションもブレイディヴェーグと同じ上がり600m32秒8の脚を使って2着に追い込んだ。
ブレイディヴェーグが好走したレースで似たような走りができたうえ、血統表を見るとロードカナロア×サンデーサイレンス系×スペシャル血脈×リヴァーマンの組み合わせ。母父がディープインパクトの分、ブレイディヴェーグの方が王道の大箱向きで、シンティレーションはタキオンからロイヤルスキーが入る分、大箱に特化できていないという違いはあるが、キャラクターの方向性は似ているのでは。
コンクシェルの単騎逃げ&馬群スロー隊列が想定されるところ、この馬の一瞬の脚は魅力的に映る。
▼ホールネス
父ロペデヴェガは仏2冠馬。種牡馬になってからも活躍を見せ、今年の仏ダービーを制したルックドゥヴェガなどが代表産駒。
母ミスユナイテッドは芝14FのGIII・リリーラングトリーSを制し、4000mのアスコット金杯で2着、3100mのロワイヤルオーク賞で3着の実績があるスタミナ牝馬。ホールネスの半兄イーグルスバイデイも2800mのGIII・イギリス・シルヴァーCを勝っており、基本はスタミナ牝系という理解で問題ないだろう。
母の血統を見ると、ミルリーフにリヴァーマンにカーリアンにプリンスリーギフトにサーゲイロードだから、これはいかにも京都の外回りで良さが出そうな配合。ミルリーフ≒リヴァーマンについては父シャマルダルからも引く形になっており、ますますタフな大箱で斬れそうに見える。
ここまで上がりのかかるレースで結果を残してきたので、そういった展開になれば当然評価すべきだろうが、日曜の京都はどうやら雨は降らない予報。速い上がりを要求されると少々苦しいかも。先週の雨が1週遅かったら……。
▼モリアーナ
クリスエス≒ハビタットの3+5×5があって、これはいかにも直線平坦の京都向き。
母由来のマイラー質なギアチェンジ能力もあるので、逆に2200mの外枠でダラダラと脚を使わされるとイヤだったのだが、この枠なら馬群で息を潜めて直線に向ける。
紫苑Sや秋華賞のようなイン差しができる馬に岩田パパで3枠5番。直線で進路があいてくれることをお祈りしたい。
■エリザベス女王杯の最終結論
◎7 レガレイラ
○12シンティレーション
▲13サリエラ
☆5 モリアーナ
△2 ライラック
△1 ホールネス
△8 シンリョクカ
△16ラヴェル
△4 コンクシェル
△11スタニングローズ
【3連複/フォーメ】7=12,13,5=12,13,5,2,1,8,16,4,11(21点)
◎レガレイラの末脚性能に期待する。
今年唯一の3歳馬で、秋華賞をスキップしたローテーションは昨年のブレイディヴェーグと同じ。管理するノーザンファーム天栄としても、昨年の経験を活かした調整ができたはずで、その分の上積みも見込める。
今年の3歳世代はステレンボッシュ、アーバンシック、そしてこのレガレイラと、「祖母ランズエッジ」血統が大活躍を見せた。ここも終わってみれば「結局ランズエッジやんけ!」となる気がしてならない。
○シンティレーションは目下の充実ぶりを評価したい。スローでひと脚だけ使う競馬になればこの馬のギアチェンジ能力は侮れない。
▲サリエラはロマン枠。外枠のサロミナにはホイホイされざるを得ない。思ったより人気しているのがアレだけど……。
☆モリアーナはイン差し要員。この枠なら馬群で脚を溜められるうえ、コーナーのロスを最小限に抑えて直線に向ける。バーンと弾ける脚ならレガレイラにも負けていないので、うまくハマるようならワンチャンス。
馬券は◎レガレイラから2列目に○▲☆を置いた3連複フォーメーションで。3列目は手広く流す。
動画で「罠馬」としたスタニングローズもコンクシェルから離れた実質逃げの番手に収まった時は粘り込みがあるやもなので、一応押さえておく。ここは仮に来ても元返しになるくらいのイメージで配分したい。
<プロフィール>
“血統サイエンティスト”ドクトル井上
在野の血統研究家。旧知のオーナーを中心として、セリや配合のコンサルティング業務を請負中。
好きな種牡馬はダノンレジェンドとハービンジャー。苦手な種牡馬はMore Than Ready。
凱旋門賞馬Ace Impactの血統表は芸術品なので、ルーヴル美術館に収蔵されるべきとわりと本気で考える三十路の牡馬。
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【DATA診断/エリザベス女王杯】お宝DATAハンター リーダー・ハットリ
【調教診断/エリザベス女王杯】調教ライター・西村武輝
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