競馬サロン
馬体アナリスト 伊藤
《武蔵野ステークスの馬柱》
-------------
-------------冒頭分は武蔵野S、デイリー杯2歳Sで共通-------------
競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
先週は中央の4重賞で軸は来ても相手が抜けてしまい、残念ながらボロボロだったのですが、月曜のJBCレディスクラシックではアンモシエラを軸に3連単9870円を的中し軌道修正に成功。アンモシエラは強気に逃げたのが正解でしたね。
当日は7号さんとYouTubeLIVEに出演したのですが、沢山視聴いただいただけではなく私宛に沢山のコメントもいただきありがとうございました。
なお、JBCも含めて重賞深掘り隊のメンバーとして執筆しているコラムでは、今年GI/JpnIの「トータル回収率が125.6%」にまで上昇。凹んでいた3連単の成績をケアすることができて良かったです。
ただし、手前味噌で恐縮ですが、データ上は馬連でこそのタイプですから、GI/JpnIの馬連には引き続きご注目ください。
-------------冒頭はここまで-------------
それでは武蔵野Sの予想を進めていきます。
まず武蔵野Sの過去ラップ分析ですが、近10年分を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。
------------------------------
2014年 前半4F46秒0 後半4F49秒2⇒超前傾
2015年 前半4F46秒1 後半4F58秒6⇒超前傾 ※稍重馬場
2016年 前半4F46秒6 後半4F47秒2⇒イーブン※重馬場
2017年 前半4F47秒3 後半4F48秒2⇒前傾
2018年 前半4F46秒7 後半4F48秒0⇒前傾 ※稍重馬場
2019年 前半4F46秒5 後半4F48秒1⇒超前傾
2020年 前半4F46秒1 後半4F48秒9⇒超前傾
2021年 前半4F46秒5 後半4F48秒5⇒超前傾 ※稍重馬場
2022年 前半4F48秒0 後半4F47秒6⇒イーブン
2023年 前半4F46秒3 後半4F48秒9⇒超前傾
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※前半と後半の4Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒5以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
武蔵野Sは前傾または超前傾になりやすく、差し・追い込み馬が台頭するレースです。
また、ラップと勝ち馬の飛節の連動性も確認でき「直飛」がかなり優勢です。一瞬の瞬発力に優れるのは「曲飛」の方ですが、本重賞は基本的に流れるため序盤の追走が必要で、長くいい脚を使える「直飛」の馬に分があるのでしょう。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
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2014年 ワイドバッハ 持続/ボリューミー
2015年 ノンコノユメ 瞬発/シャープ
2016年 タガノトネール 中間/中間
2017年 インカンテーション 持続/中間
2018年 サンライズノヴァ 瞬発/シャープ
2019年 ワンダーリーデル 瞬発/中間
2020年 サンライズノヴァ 瞬発/シャープ
2021年 ソリストサンダー 中間/中間
2022年 ギルデッドミラー 瞬発/中間
2023年 ドライスタウト 中間/ボリューミー
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筋肉の付き方はバラバラですが、注目は瞬発力タイプの好走が中間と持続と比べて多いこと。前述したように武蔵野Sはまず流れるため、末脚を伸ばす瞬発力タイプが幅を利かせるのは納得です。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。
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ペリエール 瞬発/中間
ペイシャエス 中間/中間
エンペラーワケア 中間/ボリューミー
タマモロック 瞬発/中間
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この4頭の中で抜けた1番人気に推されるのはエンペラーワケア。コスタノヴァが直前に回避したことで、単勝オッズ1倍台後半までありそうです。
本馬は前走時536キロの巨漢馬で、メリハリが強調されバランスのいい好馬体馬。ただし、体つきは瞬発型と持続力型の中間といった印象。今年の根岸Sを楽勝しているように能力は1番ですが、ここはほぼ全馬にマークされる厳しい立場。ラップ構成がイーブンなら楽勝までありそうですが、例年通りの前傾または超前傾ラップになるようならマイル替わりの今回は最後の最後で甘くなる可能性はあると考えます。
4頭のうち、瞬発力タイプはペリエールとタマモロックの2頭。ただし、やや気難しいペリエールにとって3枠4番の内枠は鬼門ですね。
終いの爆発力ならOPで連続2着中のタマモロック。OPでは上がり最速の脚は使えていませんが、中団から着実に前との差を詰められるのが強みです。
相手関係は強化されますが、ペリエール、ペイシャエス、エンペラーワケアなどが早めに踏み込む展開になれば本馬の末脚が活きるはずです。
重賞でも足りるという裏付けは前走のグリーンチャンネルCでペリエールに先着していることくらいですが、重くはないメンバー構成ならこの実績だけでも十分でしょう。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、土曜東京ダートの予想される馬場状態などを考慮した最終結論は次のとおりです。
《武蔵野Sの最終結論》
◎12タマモロック
○10エンペラーワケア
▲9ペイシャエス
☆4ペリエール
△1ビヨンドザファザー
△3キタノヴィジョン
△11ショウナンライシン
△14サンライズホーク
本命はタマモロック。イーブンで流れた場合はごめんなさいですが、有力馬同士が競る形になればチャンスありと見ます。この並びならエンペラーワケアをマークしつつ進められるでしょう。
管理する伊藤圭三調教師が最後にJRA重賞を勝ったのは2003年3月のマーチS(勝ち馬:スマートボーイ)です。21年ぶりの重賞Vなるかも注目。
対抗評価はエンペラーワケア。能力通り、人気通りなら圧勝までありそう。キツいマークだけがカギ。
単穴評価はエルムSで完全復活したペイシャエス。この馬は調教過程に最近変化がありました。今は強めな負荷をかけられるだけ状態がいいのでしょう。
☆評価はスムーズな競馬ができれば怖いペリエール。
馬券はタマモロックを軸に配当を狙って馬連と3連複で勝負します。
《武蔵野Sの買い目》
◎12タマモロック
○10エンペラーワケア
▲9ペイシャエス
☆4ペリエール
△1ビヨンドザファザー
△3キタノヴィジョン
△11ショウナンライシン
△14サンライズホーク
【馬連】12=10,9,4,1,3,11,14(7点)
【3連複/フォーメ】12=10,9,4=10,9,4,1,3,11,14(15点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
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《武蔵野ステークスの馬柱》
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-------------冒頭分は武蔵野S、デイリー杯2歳Sで共通-------------
競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
先週は中央の4重賞で軸は来ても相手が抜けてしまい、残念ながらボロボロだったのですが、月曜のJBCレディスクラシックではアンモシエラを軸に3連単9870円を的中し軌道修正に成功。アンモシエラは強気に逃げたのが正解でしたね。
当日は7号さんとYouTubeLIVEに出演したのですが、沢山視聴いただいただけではなく私宛に沢山のコメントもいただきありがとうございました。
なお、JBCも含めて重賞深掘り隊のメンバーとして執筆しているコラムでは、今年GI/JpnIの「トータル回収率が125.6%」にまで上昇。凹んでいた3連単の成績をケアすることができて良かったです。
ただし、手前味噌で恐縮ですが、データ上は馬連でこそのタイプですから、GI/JpnIの馬連には引き続きご注目ください。
-------------冒頭はここまで-------------
それでは武蔵野Sの予想を進めていきます。
まず武蔵野Sの過去ラップ分析ですが、近10年分を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。
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2014年 前半4F46秒0 後半4F49秒2⇒超前傾
2015年 前半4F46秒1 後半4F58秒6⇒超前傾 ※稍重馬場
2016年 前半4F46秒6 後半4F47秒2⇒イーブン※重馬場
2017年 前半4F47秒3 後半4F48秒2⇒前傾
2018年 前半4F46秒7 後半4F48秒0⇒前傾 ※稍重馬場
2019年 前半4F46秒5 後半4F48秒1⇒超前傾
2020年 前半4F46秒1 後半4F48秒9⇒超前傾
2021年 前半4F46秒5 後半4F48秒5⇒超前傾 ※稍重馬場
2022年 前半4F48秒0 後半4F47秒6⇒イーブン
2023年 前半4F46秒3 後半4F48秒9⇒超前傾
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※前半と後半の4Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒5以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
武蔵野Sは前傾または超前傾になりやすく、差し・追い込み馬が台頭するレースです。
また、ラップと勝ち馬の飛節の連動性も確認でき「直飛」がかなり優勢です。一瞬の瞬発力に優れるのは「曲飛」の方ですが、本重賞は基本的に流れるため序盤の追走が必要で、長くいい脚を使える「直飛」の馬に分があるのでしょう。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
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2014年 ワイドバッハ 持続/ボリューミー
2015年 ノンコノユメ 瞬発/シャープ
2016年 タガノトネール 中間/中間
2017年 インカンテーション 持続/中間
2018年 サンライズノヴァ 瞬発/シャープ
2019年 ワンダーリーデル 瞬発/中間
2020年 サンライズノヴァ 瞬発/シャープ
2021年 ソリストサンダー 中間/中間
2022年 ギルデッドミラー 瞬発/中間
2023年 ドライスタウト 中間/ボリューミー
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筋肉の付き方はバラバラですが、注目は瞬発力タイプの好走が中間と持続と比べて多いこと。前述したように武蔵野Sはまず流れるため、末脚を伸ばす瞬発力タイプが幅を利かせるのは納得です。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。
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ペリエール 瞬発/中間
ペイシャエス 中間/中間
エンペラーワケア 中間/ボリューミー
タマモロック 瞬発/中間
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この4頭の中で抜けた1番人気に推されるのはエンペラーワケア。コスタノヴァが直前に回避したことで、単勝オッズ1倍台後半までありそうです。
本馬は前走時536キロの巨漢馬で、メリハリが強調されバランスのいい好馬体馬。ただし、体つきは瞬発型と持続力型の中間といった印象。今年の根岸Sを楽勝しているように能力は1番ですが、ここはほぼ全馬にマークされる厳しい立場。ラップ構成がイーブンなら楽勝までありそうですが、例年通りの前傾または超前傾ラップになるようならマイル替わりの今回は最後の最後で甘くなる可能性はあると考えます。
4頭のうち、瞬発力タイプはペリエールとタマモロックの2頭。ただし、やや気難しいペリエールにとって3枠4番の内枠は鬼門ですね。
終いの爆発力ならOPで連続2着中のタマモロック。OPでは上がり最速の脚は使えていませんが、中団から着実に前との差を詰められるのが強みです。
相手関係は強化されますが、ペリエール、ペイシャエス、エンペラーワケアなどが早めに踏み込む展開になれば本馬の末脚が活きるはずです。
重賞でも足りるという裏付けは前走のグリーンチャンネルCでペリエールに先着していることくらいですが、重くはないメンバー構成ならこの実績だけでも十分でしょう。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、土曜東京ダートの予想される馬場状態などを考慮した最終結論は次のとおりです。
《武蔵野Sの最終結論》
◎12タマモロック
○10エンペラーワケア
▲9ペイシャエス
☆4ペリエール
△1ビヨンドザファザー
△3キタノヴィジョン
△11ショウナンライシン
△14サンライズホーク
本命はタマモロック。イーブンで流れた場合はごめんなさいですが、有力馬同士が競る形になればチャンスありと見ます。この並びならエンペラーワケアをマークしつつ進められるでしょう。
管理する伊藤圭三調教師が最後にJRA重賞を勝ったのは2003年3月のマーチS(勝ち馬:スマートボーイ)です。21年ぶりの重賞Vなるかも注目。
対抗評価はエンペラーワケア。能力通り、人気通りなら圧勝までありそう。キツいマークだけがカギ。
単穴評価はエルムSで完全復活したペイシャエス。この馬は調教過程に最近変化がありました。今は強めな負荷をかけられるだけ状態がいいのでしょう。
☆評価はスムーズな競馬ができれば怖いペリエール。
馬券はタマモロックを軸に配当を狙って馬連と3連複で勝負します。
《武蔵野Sの買い目》
◎12タマモロック
○10エンペラーワケア
▲9ペイシャエス
☆4ペリエール
△1ビヨンドザファザー
△3キタノヴィジョン
△11ショウナンライシン
△14サンライズホーク
【馬連】12=10,9,4,1,3,11,14(7点)
【3連複/フォーメ】12=10,9,4=10,9,4,1,3,11,14(15点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
《重賞深掘りPROJECT関連動画》
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