競馬サロン
馬体アナリスト 伊藤
《みやこステークスの馬柱》
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
------------冒頭はアルゼンチン共和国杯コラムと共通-------------
3場とも雨となった土曜競馬ですが、京都競馬は途中8Rが取りやめになるほどの雨量。一方で東京競馬場の雨量はメイン前は予報ほどではなかった印象です。
両場で2歳重賞が行われましたが、京都のファンタジーSは4番人気の◎ダンツエランが勝利し、東京の京王杯2歳Sは5番人気◎マイネルチケットが2着で、タワーオブロンドン産駒のパンジャタワーが1着。
あれ・・・。
なぜ両重賞とも私・馬体アナリスト伊藤の「軸馬」が来ているのに「的中」マークがないのか。
そう、ファンタジーSはフタ桁人気の2、3着馬、京王杯2歳Sでは8番人気の1着馬が抜けてしまいました。
「抜けたら意味がないでしょ」と言われればそうなのですが、シンガポールターフクラブ賞組を重く見ていたならファンタジーSのモズナナスターは押さえなきゃいけなかったと猛省。馬連で8390円ついていましたからね。
それでも伏兵馬の本命抜擢には手応えがあったので、アルゼンチン共和国杯とみやこSで土曜分を取り戻せるように頑張ります。
-------------冒頭はここまで-------------
それではみやこステークスの予想を進めていきます。
まずみやこステークスの過去ラップ分析ですが、他場での施行を除く2014年から2017年、そして2019年、2023年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。
------------------------------
2014年 前半5F61秒3 後半5F61秒3⇒イーブン
2015年 前半5F59秒5 後半5F60秒2⇒前傾 ※不良馬場
2016年 前半5F61秒0 後半5F61秒4⇒イーブン
2017年 前半5F60秒1 後半5F62秒3⇒超前傾
2019年 前半5F59秒0 後半5F62秒5⇒超前傾
2023年 前半5F61秒2 後半5F62秒1⇒前傾
------------------------------
※前半と後半の5Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
みやこSは前傾になりやすく、結果的に差し馬とマクれる馬が台頭しやすいレースですね。
また、ラップと飛節の連動性が確認でき「直飛」の馬が優勢です。直飛は長く脚を使えるのが特徴。レース傾向とマッチするのでしょう。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」という3つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。「飛節」は直飛、中間、曲飛の3パターンで分類します。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
--------------------------
2014年 インカンテーション 持続/中間/直飛
2015年 ロワジャルダン 瞬発/シャープ/中間
2016年 アポロケンタッキー 中間/ボリューミー/中間
2017年 テイエムジンソク 持続/シャープ/直飛
2019年 ヴェンジェンス 持続/シャープ/直飛
2023年 セラフィックコール 瞬発/ボリューミー/直飛
--------------------------
そこそこバラつきは見られますが、まとめてみると、持続力タイプであり、筋肉の付き方がシャープで、飛節は直飛というのがこのレースを勝つ上で理想な姿かもしれません。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」は次の通りです。
--------------------------
ドゥラエレーデ 持続/ボリューミー/中間
オメガギネス 瞬発/中間/中間
ハピ 持続/シャープ/直飛
サンライズジパング 持続/中間/直飛
--------------------------
過去の勝ち馬であるテイエムジンソクやヴェンジェンスの姿が重なるのは執筆時点で6番人気のハピです。
シリウスSで予想外の大敗を喫してしまったのが人気落ちの理由ですね。シリウスSは15頭立ての15番を引いてしまい、溜めが利かなかったにしても負け過ぎですが、GI好走実績があり、今年の平安Sでもタイム差なしの馬がこの人気ならその前走には目を瞑ってあげるのがいいかもしれません。
元々、みやこSは前述したように締まった流れになりやすく、今年はハナ絶対のミトノオーと、プロミストウォリアがバチバチにやり合いそうな雰囲気。当日の馬場がどこまで回復するかは読みづらいのですが、執筆時点で1番人気のオメガギネスもまず早めに動くはずで、前がかりのレースになることは避けられないでしょう。そうなればハピの差し脚が最大限活きそうですね。
他にも枠順、展開、各馬の調教過程、そもそもの能力、時計なども考慮した最終結論は次の通り。
《みやこSの最終結論》
◎9ハピ
○8オメガギネス
▲3ドゥラエレーデ
☆15サンライズジパング
△1プロミストウォリア
△4ミッキーヌチバナ
△5デリカダ
△12ミトノオー
△7ロードアヴニール
本命は過去の勝ち馬と重なるハピ。テン乗りの幸英明騎手がひと呼吸置いた仕掛けができればチャンス十分と考えます。
対抗は堅実なオメガギネス。シリウスSは2着でしたが、完璧に乗った相手を褒めるしかないでしょう。ただし、京王杯2歳Sもそうでしたが、藤岡佑介騎手の騎乗馬が1番人気なのはちょっと考えものですね。
単穴評価は芝→ダート替わりのタイミングは買いとなるドゥラエレーデ。離れた3番手をキープが理想かも。
☆評価はサンライズジパング。正攻法の競馬ではどうかも、差しに回れば出番ありと見ます。
馬券は◎ハピを軸に馬連と3連複で手広く構えて配当を狙います。
《みやこSの買い目》
◎9ハピ
○8オメガギネス
▲3ドゥラエレーデ
☆15サンライズジパング
△1プロミストウォリア
△4ミッキーヌチバナ
△5デリカダ
△12ミトノオー
△7ロードアヴニール
【馬連】9=8,3,15,1,4,5,12,7(8点)
【3連複/フォーメ】9=8,3,15=8,3,15,1,4,5,12,7(18点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
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《みやこステークスの馬柱》
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
------------冒頭はアルゼンチン共和国杯コラムと共通-------------
3場とも雨となった土曜競馬ですが、京都競馬は途中8Rが取りやめになるほどの雨量。一方で東京競馬場の雨量はメイン前は予報ほどではなかった印象です。
両場で2歳重賞が行われましたが、京都のファンタジーSは4番人気の◎ダンツエランが勝利し、東京の京王杯2歳Sは5番人気◎マイネルチケットが2着で、タワーオブロンドン産駒のパンジャタワーが1着。
あれ・・・。
なぜ両重賞とも私・馬体アナリスト伊藤の「軸馬」が来ているのに「的中」マークがないのか。
そう、ファンタジーSはフタ桁人気の2、3着馬、京王杯2歳Sでは8番人気の1着馬が抜けてしまいました。
「抜けたら意味がないでしょ」と言われればそうなのですが、シンガポールターフクラブ賞組を重く見ていたならファンタジーSのモズナナスターは押さえなきゃいけなかったと猛省。馬連で8390円ついていましたからね。
それでも伏兵馬の本命抜擢には手応えがあったので、アルゼンチン共和国杯とみやこSで土曜分を取り戻せるように頑張ります。
-------------冒頭はここまで-------------
それではみやこステークスの予想を進めていきます。
まずみやこステークスの過去ラップ分析ですが、他場での施行を除く2014年から2017年、そして2019年、2023年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。
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2014年 前半5F61秒3 後半5F61秒3⇒イーブン
2015年 前半5F59秒5 後半5F60秒2⇒前傾 ※不良馬場
2016年 前半5F61秒0 後半5F61秒4⇒イーブン
2017年 前半5F60秒1 後半5F62秒3⇒超前傾
2019年 前半5F59秒0 後半5F62秒5⇒超前傾
2023年 前半5F61秒2 後半5F62秒1⇒前傾
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※前半と後半の5Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
みやこSは前傾になりやすく、結果的に差し馬とマクれる馬が台頭しやすいレースですね。
また、ラップと飛節の連動性が確認でき「直飛」の馬が優勢です。直飛は長く脚を使えるのが特徴。レース傾向とマッチするのでしょう。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」という3つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。「飛節」は直飛、中間、曲飛の3パターンで分類します。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
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2014年 インカンテーション 持続/中間/直飛
2015年 ロワジャルダン 瞬発/シャープ/中間
2016年 アポロケンタッキー 中間/ボリューミー/中間
2017年 テイエムジンソク 持続/シャープ/直飛
2019年 ヴェンジェンス 持続/シャープ/直飛
2023年 セラフィックコール 瞬発/ボリューミー/直飛
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そこそこバラつきは見られますが、まとめてみると、持続力タイプであり、筋肉の付き方がシャープで、飛節は直飛というのがこのレースを勝つ上で理想な姿かもしれません。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」は次の通りです。
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ドゥラエレーデ 持続/ボリューミー/中間
オメガギネス 瞬発/中間/中間
ハピ 持続/シャープ/直飛
サンライズジパング 持続/中間/直飛
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過去の勝ち馬であるテイエムジンソクやヴェンジェンスの姿が重なるのは執筆時点で6番人気のハピです。
シリウスSで予想外の大敗を喫してしまったのが人気落ちの理由ですね。シリウスSは15頭立ての15番を引いてしまい、溜めが利かなかったにしても負け過ぎですが、GI好走実績があり、今年の平安Sでもタイム差なしの馬がこの人気ならその前走には目を瞑ってあげるのがいいかもしれません。
元々、みやこSは前述したように締まった流れになりやすく、今年はハナ絶対のミトノオーと、プロミストウォリアがバチバチにやり合いそうな雰囲気。当日の馬場がどこまで回復するかは読みづらいのですが、執筆時点で1番人気のオメガギネスもまず早めに動くはずで、前がかりのレースになることは避けられないでしょう。そうなればハピの差し脚が最大限活きそうですね。
他にも枠順、展開、各馬の調教過程、そもそもの能力、時計なども考慮した最終結論は次の通り。
《みやこSの最終結論》
◎9ハピ
○8オメガギネス
▲3ドゥラエレーデ
☆15サンライズジパング
△1プロミストウォリア
△4ミッキーヌチバナ
△5デリカダ
△12ミトノオー
△7ロードアヴニール
本命は過去の勝ち馬と重なるハピ。テン乗りの幸英明騎手がひと呼吸置いた仕掛けができればチャンス十分と考えます。
対抗は堅実なオメガギネス。シリウスSは2着でしたが、完璧に乗った相手を褒めるしかないでしょう。ただし、京王杯2歳Sもそうでしたが、藤岡佑介騎手の騎乗馬が1番人気なのはちょっと考えものですね。
単穴評価は芝→ダート替わりのタイミングは買いとなるドゥラエレーデ。離れた3番手をキープが理想かも。
☆評価はサンライズジパング。正攻法の競馬ではどうかも、差しに回れば出番ありと見ます。
馬券は◎ハピを軸に馬連と3連複で手広く構えて配当を狙います。
《みやこSの買い目》
◎9ハピ
○8オメガギネス
▲3ドゥラエレーデ
☆15サンライズジパング
△1プロミストウォリア
△4ミッキーヌチバナ
△5デリカダ
△12ミトノオー
△7ロードアヴニール
【馬連】9=8,3,15,1,4,5,12,7(8点)
【3連複/フォーメ】9=8,3,15=8,3,15,1,4,5,12,7(18点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
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