《京王杯2歳ステークスの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

先週の天皇賞・秋は単勝オッズ53.8倍の9番人気タスティエーラを本命に抜擢したことが成功。ただし、馬連9660円を的中した嬉しさ以上に、3連複10万馬券を取り逃してしまった「悔しさ」が上に来るレースでしたね。

9番人気のタスティエーラに本命を打てた以上、8番人気のホウオウビスケッツは押さえられたはずなんですが・・・。

ただ、先週の執筆記事はいつも以上のエールをいただけていましたので、重賞ラッシュの今週も引き続き応援いただければ幸いです。

そして先週の天皇賞・秋の的中をもって、4月の予想公開以降、馬連の通算回収率は139.7％に到達。GI/JpnIに限定すると馬連の回収率は242.8％にまで上昇しています。

一方で3連単が大きく脚を引っ張っているのが課題ですが「馬体アナリスト伊藤の馬連予想は一見の価値あり」と手前味噌ながら引き続き宣言しますね。


それでは、京王杯2歳Sの予想に意気揚々と移りたいのですが、実は今朝朝風呂に浸かろうとした瞬間に急性腰痛症（いわゆるぎっくり腰）と見られる症状を発症してしまいました。

幸いにして競走馬に置き換えると、ハ行くらいで済んだ感触はあるのですが、残念ながら長時間の執筆は困難。

そのため土曜予想については、超シンプルにまとめます。

京王杯2歳Sですが、ラップ分析を行うと2014年から2018年にかけてはスローの上がり勝負、2019年から2023年にかけてはイーブンの高速決着で推移してきたことが分かります。

それで、例年通りの良馬場なら過去好走馬の馬体傾向から「瞬発力タイプかつシャープな肉付き」の馬が幅を利かせるはずです。

ただし、今年は馬場悪化が避けられず、予報降水量を考えるとレース直前は「不良」まで悪化する可能性大。不良馬場の消耗戦という過去10年は見られなかった形で決着しそうです。

流石にシベリアンメドウが勝った2001年だと旧コースのため参考外ですが、稍重で行われる2006年、2007年、2009年のレースの結果は今年のレースを考える上でヒントになるかもしれなません。

それぞれの勝ち馬であるマイネルレーニア、アポロドルチェ、エイシンアポロンの馬体的な共通点は「持続力タイプ」であること。

加えて3頭ともマイルからの距離短縮だったことも見逃せません。


そして今年のメンバーを見渡していくと、マイルからの距離短縮に該当するのはキタノクニカラ、マイネルチケット、シンフォーエバーの3頭です。

キタノクニカラは重賞だとパンチ不足ですが、マイネルチケットとシンフォーエバーの2頭は重賞好走歴があって力がありながら軽く扱われる状況ですね。

2頭とも「持続力タイプ」と判断していて、一発の可能性はあると考えています。

ただ、シンフォーエバーは1200mからの距離延長が6頭もいるここでは、単騎マイペースの形が難しいかもしれません。

過去3戦で逃げの競馬しかしていないため、ここで上位に推すのはリスキーと判断。

一方、マイネルチケットは控える形で結果を残せているのが強調材料ですね。サウジアラビアRCではいったん先頭に立つ場面がある見せ場十分の3着。ここまでの競馬ぶりから距離短縮もプラスです。

8月のデビューから中2週、連闘、中3週、中3週というハードなローテでさらに輸送は気になりますが、陣営が2歳戦で稼ぐことに拘った結果と判断。今週の追い切りはソフト調整でしたが、1週前に栗東坂路で4F52秒7-1F12秒2を出せていれば十分でしょう。

他にも枠順、展開、各馬の調教過程、そもそもの能力、時計なども考慮した最終結論は次の通り。

《京王杯2歳Sの最終結論》
◎11マイネルチケット
○4ヤンキーバローズ
▲6ヒシアマン
☆3エイシンワンド
△10クラスペディア
△12シンフォーエバー
△13レモンバーム

本命はサウジアラビアRC3着ながら伏兵評価に甘んじそうなマイネルチケット。サウジアラビアRCは重に近い稍重の馬場と見ていまして、渋った馬場の適性は高いと判断。ルメール騎手、川田騎手らリーディング上位の騎手不在という状況で、戸崎圭太騎手が跨るのは心強い要素です。

対抗評価は完成度の高さを見込んで函館2歳Sで本命を打ったヤンキーバローズ。函館2歳Sでは外枠に泣いた結果で力負けではないでしょう。距離延長は良さそうですが、渋った馬場だとイン突きは狙いにくそうです。

単穴評価はヒシアマン。新馬戦で後にサウジアラビアRCに勝つアルテヴェローチェとクビ差の接戦を演じ、その次走の6馬身差圧勝も評価され、今回は抜けた1番人気ですね。ただし、少なからず順調さを欠いたことは事実であり、それでこの人気は気になるところ。敢えての単穴とします。

☆評価はエイシンワンド。今年の小倉2歳Sは時計的に悪くありません。ただし、不良馬場でマイル戦に近いスタミナが問われるようだと最後は甘くなりそうです。

馬券はマイネルチケットを軸に馬連と3連複で配当を狙います。
念の為○ヤンキーバローズ、▲ヒシアマンの馬連は押さえます。

《京王杯2歳Sの買い目》
◎11マイネルチケット
○4ヤンキーバローズ
▲6ヒシアマン
☆3エイシンワンド
△10クラスペディア
△12シンフォーエバー
△13レモンバーム

【馬連】11＝4,6,3,10,12,13（6点）
【馬連】4-6（1点）※押さえ
【3連複/フォーメ】11＝4,6,3＝4,6,3,10,12,13（12点）

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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