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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/10/25 19:39

アルテミスステークス2024 最終結論【馬体】スローの上がり勝負で瞬発型を狙う 3連単提供あり【重賞深掘りPJ】

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《アルテミスステークスの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

先週は富士Sこそ対抗馬選定と券種選定のミスがあり悔しい結果に終わりましたが、菊花賞は軸馬のへデントールが2着に食い込み馬連1180円と3連複5200円を的中。4倍を見込んでいたへデントールの複勝が240円しかつかなかった(執筆段階と比べて下がり過ぎです・・・)のは残念でしたが、GIで的中できたことを嬉しく思います。

また、先週もご報告しましたように、馬体アナリスト伊藤として重賞深掘りプロジェクトでの予想公開以降、JRA GIでは「馬連、3連複とも回収率100%超」を継続中。この勢いのまま有馬記念と東京大賞典まで突っ走りたいですね。

どうぞ、今週も沢山の声援をいただければ幸いです。


それではアルテミスステークスの予想を進めていきます。

まずアルテミスステークスの過去ラップ分析ですが、近10年分を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。

なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。

------------------------------
2014年 前半4F47秒6 後半4F46秒8⇒後傾  ※稍重馬場
2015年 前半4F47秒3 後半4F46秒8⇒イーブン
2016年 前半4F48秒8 後半4F46秒7⇒超後傾
2017年 前半4F47秒5 後半4F47秒4⇒イーブン
2018年 前半4F46秒2 後半4F47秒5⇒前傾
2019年 前半4F48秒4 後半4F45秒9⇒超後傾
2020年 前半4F48秒6 後半4F46秒3⇒超後傾
2021年 前半4F47秒2 後半4F46秒8⇒イーブン
2022年 前半4F47秒8 後半4F46秒0⇒超後傾
2023年 前半4F48秒0 後半4F45秒6⇒超後傾
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※前半と後半の4Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒5以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。

年によってイーブンになったり、前傾になったりするケースも見られますが、近5年は実に4回も「超後傾ラップ」が記録され、スローの上がり勝負が定着しています。

今年は逃げ候補ミストレスの出方次第ですが、まず例年通りの超後傾ラップが記録されそうですね。

勝ち馬の飛節を見ていくと、ココロノアイ、デンコウアンジュ、ラッキーライラックなどが該当する曲飛の馬が優勢。ただし、今は曲飛の馬が相対的に少なくなっていますので、飛節も含めて切れそうな馬体の馬を探すのが最も大事です。


続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は菊花賞時と似たような考え方になりますが「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「完成度」という3つの尺度から見ていきます。

「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。「完成度」は低、並、高の3パターンで分類。

集計対象10回分の勝ち馬の特徴は次の通りです。

2014年 ココロノアイ 瞬発、シャープ、完成度高
2015年 デンコウアンジュ 持続、中間、完成度高
2016年 リスグラシュー 瞬発、中間、完成度並
2017年 ラッキーライラック 瞬発、シャープ、完成度並
2018年 シェーングランツ 瞬発、ボリューミー、完成度高
2019年 リアアメリア 瞬発、中間、完成度高
2020年 ソダシ 持続、シャープ、完成度高
2021年 サークルオブライフ 中間、中間、完成度並
2022年 ラヴェル 瞬発、シャープ、完成度高
2023年 チェルヴィニア 瞬発、シャープ、完成度並


アルテミスステークスは分かりやすいレースで、競走馬のタイプとしては瞬発型であり、筋肉の付き方はシャープで、完成度が高い馬が優勢です。

そして今年の有力馬を「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「完成度」で分類すると以下の通りとなります。

ブラウンラチェット 瞬発、シャープ、完成度高
シホリーン 瞬発、中間、完成度高
ショウナンザナドゥ 瞬発、中間、完成度高
カムニャック 瞬発、中間、完成度高


4頭とも瞬発力タイプの見た目ですね。その4頭の中では、ココロノアイ、ラヴェル、チェルヴィニアと印象が重なるのがフォーエーバーヤングの半妹ブラウンラチェットです。

同馬は3F目から最後まで加速し続けたレースをあっさり抜け出して勝利。連覇がかかるサンデーレーシングの所有馬で、鞍上もC.ルメール騎手なら1番人気に推されるのは頷けます。あとは東京でどれだけの脚を使えるかがカギですね。

シホリーンはモーリス産駒らしくブラウンラチェットと比べると少しがっちりとしたつくりですが、そこは減点材料にはならないと判断。本馬は超高速馬場の賜物とは言え、新馬戦はレコード決着の2着に駆けると、2戦目は残り4Fが加速ラップとなったレースを堂々と抜け出し勝利。2戦連続で上がり最速を記録した切れる馬ですが、ルメール騎手が手放した形で今回は4番人気にとどまりそうです。

ショウナンザナドゥはキズナの産駒で、新馬戦、未勝利戦とも1分33秒台をマークと時計が優秀です。この馬が勝つようだとショウナンが2着だった6月の新馬戦は「伝説の新馬戦」として持て囃されることになるかもしれません。

カムニャックは8月の新馬戦で後続に3馬身半もの差をつけて勝利。ラスト2F、ラスト1Fが10秒台となったレースを楽々と抜けた脚力が非凡です。

最終的には上記4頭による「卍巴」となりそうですが、血も交えた最注目馬はモーリス産駒のシホリーン。

アルテミスステークスで走るだけの馬体をしていて、時計・上がりとも非凡ながら4番人気なら勝負するだけの価値があると判断。

2歳戦好調のキズナ産駒がブラウンラチェット、ショウナンザナドゥなど何頭もいるのは怖いですが、今年の東京マイルで複勝率、複勝回収率ベースで成績的に超優秀なのはモーリス産駒(※複勝率37.5%、複勝回収率216%)。10月のサウジアラビアRCではモーリス産駒のワンツーでしたから、その流れが続くと見ます。

他にも枠順、展開、各馬の調整過程、先週までの東京の芝傾向、Bコース替わりの予測などを考慮した最終結論は次のとおりです。

《アルテミスSの最終結論》
◎4シホリーン
○8ショウナンザナドゥ
▲2ブラウンラチェット
☆10カムニャック
△1ミストレス
△3マイエレメント
△5ミリオンローズ

本命はモーリス産駒で切れるシホリーン。GIを制したばかりの厩舎の勢いも侮れません。

対抗評価は時計面で優れるショウナンザナドゥ。デビュー2戦のパフォーマンスを東京で発揮できればまず好勝負。

単穴評価は1番人気濃厚なブラウンラチェット。結局、今週もルメール騎手というパターンはありそうですが、◎○2頭と比べると時計面での裏付けにはどうしても欠けます。

☆評価は東京で末脚が活きそうなカムニャック。

基本的には4頭の争いと見ていて、跳ねそうなのがシホリーンが頭の3連単。3連単はシホリーンが2着のケースもケアします。馬連、3連複は3連単の並びが崩れてしまった際の保険として考えます。

《アルテミスSの買い目》
◎4シホリーン
○8ショウナンザナドゥ
▲2ブラウンラチェット
☆10カムニャック
△1ミストレス
△3マイエレメント
△5ミリオンローズ

【馬連】4=8,2,10,1,3,5(6点)
【3連複/フォーメ】4=8,2,10=8,2,10,1,3,5(12点)
【3連単/フォーメ】4→8,2,10→8,2,10,1,3,5(15点)
【3連単/フォーメ】8,2,10→4→8,2,10,1,3,5(15点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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