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田原基成

2024/10/19 18:50

【菊花賞】「57秒5」が示す異次元のパフォーマンス 本命はアーバンシックでもダノンデサイルでもない/新潟11R/東京11R

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【菊花賞】

JRAで2000勝に迫ろうかという勝ち星を挙げているC.ルメール。数を重ねると記憶は曖昧になるもので、ローカル・非重賞レースの1勝など、3日経てば忘れていることだろう。

だからこそ、ヘデントールとのコンビで日本海Sを制したときのガッツポーズには違和感があった。

鞍上は冒頭に記したC.ルメール。何度もリーディングを獲得し、国内GI完全制覇も視野に入れている。春秋のGI勝利は当たり前という騎手だ。

どうしてあの時、ガッツポーズをしたのだろうか……。

納得のいく競馬ができたから?
思い入れのある血統だから?

いずれの答えもガッツポーズを説明する理由として腑に落ちるものではない。ここからは推測になるが“ビッグレースへの手応え”を感じたことが、あのガッツポーズにつながったのではないだろうか。

残念ながら、今回ヘデントールの馬上にルメールの姿はない。この馬の母・コルコバードで3度跨り勝利に導いたこともある戸崎圭太が大役を任される運びとなった。大役、と言えば聞こえは良いが要するに「ルメールに選ばれなかった馬」だ。

正直なところ、ルメールがこの手の二択を間違えたことはほとんどない。記憶の片隅にあるのはアーモンドアイを選んだ結果、グランアレグリアに敗れた安田記念ぐらいだろうか。素直にアーバンシックもしくはダノンデサイルに本命を託すのが確率の高い選択だとは思う。

だが、私はこの馬に惚れてしまった。

思い出されるのは3走前。惨敗を喫しダービー出走の道が閉ざされた青葉賞、私は同馬に本命を打った。その理由は以下のとおり。

(青葉賞時の見解ここから)
狙いは重厚な末脚を持つタイプ。ここはヘデントールから入る。

上がり3F最速の脚で連勝中の馬。特筆すべきは上がり3F2位の馬との差で、前走は0秒9もの差をつけた圧倒的な切れ味を披露した。スタート出遅れ→後方待機がデフォルトの脚質ではあるものの、青葉賞はダービーほど極端なイン有利にはならない傾向あり。ジャスティンミラノにしか先着を許していない点を素直に評価すべきだ。

母コルコバードは東京芝2400mで【3-2-0-0】。ルーラーシップ産駒も本レースで2勝3着1回と好走が目立つ血統だ。木村哲也厩舎もまた本レースで2勝3着2回と好相性を誇っている点は見逃せない。未勝利戦の勝ち時計は翌日の京成杯より速く、同レース2着アーバンシックは皐月賞4着。重賞のメンバーはおろか、その先を想像したくなる1頭だ。

日本ダービーでジャスティンミラノとのリベンジ・マッチを。ヘデントールが私の本命だ(見解ここまで)。

再び登場したアーバンシックの名前。同馬に京成杯で先着したのはダノンデサイルだから、その2頭より速い走破時計で駆け抜けた事実は見逃せない。ポテンシャルだけで言えば優に世代NO.1。私はそう確信している。

前走日本海Sを振り返ると、後半1000mで計時した57秒5はちょっと凄すぎる。1Fずつ見ていくと【11秒5-11秒9-11秒7-11秒3-11秒1】。ラスト3Fはきれいに加速ラップを刻んでおり、言うなれば地の果てまで駆け抜けていきそうな走り。“異次元の加速力”だ。

2度の下り坂がある京都芝外回り。その勝負ポイントを利して進出すれば、あとは惰性に任せて加速するだけだ。仮に雨残りで時計を要する馬場になったとしても、重馬場の1勝クラスが次位に0秒9差をつける圧巻の切れ味。同じルーラーシップ産駒で、3歳時は末脚の破壊力を売りにしていた2017年の菊花賞馬・キセキの姿が私には重なって仕方がない。

「ルメールが乗らないなら勝てないでしょ」
「普通にダービー組が強いでしょ」
「出遅れ癖があるからキツイでしょ」

そんな世間の声は百も承知。データ派と思われている私だが“この馬は強い”と感じたらとことん信じ抜く。前走予想時は同馬の内回りコースでの差し損ねを考えてしまったが、広く直線の長い京都芝外回りなら大丈夫。ダービー組を蹴散らす準備は整った。

本命に迷いなし。

ヘデントールに最上級の印を託す。

相手本線にはダービー馬・ダノンデサイルを。

未勝利が単勝11.3倍、京成杯が単勝11.5倍、日本ダービーが単勝46.6倍。ファン泣かせというか、強さがわからないまま世代頂点に立ってしまったという馬だ。前走だけにフォーカスすると、良馬場の日本ダービーで2着に0秒4差以上の馬はコントレイル、ディープインパクト、ナリタブライアンなど三冠馬がズラリ。京都芝外回りの勝利実績もあり、馬券軸という意味では最適な馬と言えるのかもしれない。

そのあとにセントライト記念勝ち馬・アーバンシック。

同レースの勝ち馬をみると不思議なことに気がつく。レーベンスティール、ガイアフォース、アサマノイタズラ、バビット……いずれもその時点で2200m以上の勝利実績がなく、1800-2000mを主戦場とした馬だ。2200mの距離であっても、オール野芝の9月中山芝は短めの距離適性が問われる舞台。私はこの馬が将来マイラータイプに成長すると思っているので、この舞台では絶対能力+C.ルメール騎乗を加味しても3番手が妥当と判断した。

もう1頭が皐月2着馬・コスモキュランダ。

出遅れ→マクリがデフォルトの脚質で、いかにもM.デムーロが好きそうな馬。今回も間違いなく出遅れるだろうし、2周目の向こう正面で仕掛ける可能性が高い1頭だ。仮に京都の長距離GIでそれを実行したとして、押し切れるのはゴールドシップやライスシャワー級のバケモノステイヤーに限定。むろんこの馬がバケモノである可能性は否定できないが……。

【京都11R 菊花賞予想の印】
◎16 ヘデントール
〇4 ダノンデサイル
▲13 アーバンシック
☆9 コスモキュランダ
△10 メイショウタバル
△11 ショウナンラプンタ
△14 メリオーレム

【単勝】16(1点)
【馬連】16=4,13,9(3点)
【3連複/軸1頭】16=4,13,9,10,11,14(15点)
【3連単/フォーメ】16→4,13,9→4,13,9,10,11,14(15点)


【自信の一鞍 新潟11R 新潟牝馬S】

ホールネスは芝2200mで【2-1-0-0】連対率100%。その内訳は当舞台での勝利に道悪と、条件不問で大崩れがない馬だ。形のうえでは格上挑戦だが、マーメイドS3着や現オープン馬マコトヴェリーキーと僅差の未勝利戦内容からむしろこの馬が格上というレベル。陣営が目指すであろうエリザベス女王杯に向けて負けられない一戦だ。

相手には愛知杯2着に加えてタフな馬場での良績があるタガノパッション、牡馬相手の近2走が大きく負けていないファユエン、こちらも格上挑戦だが牡馬相手の3勝クラスを使われたアドバンテージからメインクーンを。ここは点数を絞って勝負。

【新潟11R 新潟牝馬S予想の印】
◎7 ホールネス
〇10 タガノパッション
▲3 ファユエン
☆5 メインクーン

【単勝】7(1点)
【馬連】7=10,3,5(3点)
【ワイド】7=10,3,5(3点)


【太鼓判 東京11R ブラジルC】

東京ダート2100mでは【3-1-1-0】とまったく崩れていないメイプルリッジ。このクラスにおいて年に数回程度しか施行されない条件でもあり、ここに向けて陣営が狙いを定めていることは明らかだ。休み明けを苦にするタイプでもなく、軸としての信頼度は高い。

相手にはこちらも当舞台巧者のリチュアル、オーロイプラータ、ルクスフロンティアを上位評価に。3列目にも東京ダート2100mの勝ち鞍がある人気薄想定を拾う。それぐらい舞台適性が重要な一戦との認識だ。

【東京11R ブラジルC予想の印】
◎3 メイプルリッジ
〇6 リチュアル
▲4 オーロイプラータ
☆9 ルクスフロンティア
△8 テンカハル
△10 レッドファーロ
△7 ヴァンヤール
△12 グロリアムンディ

【3連複/フォーメ】3=6,4,9=6,4,9,8,10,7,12(15点)

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