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◎４番ダノンデサイル
ダービーでは逃げた馬が直線に向いて内側１頭分を開けて走ったので、その間隙を上手く突いたとは言え、横綱相撲をしたジャスティンミラノに２馬身の差をつけて完勝するとは予測できなかった。

直前の稽古は坂路にて終い重点にやり、一週前にはウッドコースにて併せ馬でビシッと追い、その動きの良さは直前にチェックはしていたが･･･。

反省はここまでにして今回も調教パターンは全く同じで一週前には横山典騎手が跨がりビシッと追われ、直前は調教師が跨がり坂路にて終い重点の稽古。一週前のウッドコースにての併せ馬の動きはダービーの時よりも凄味を増していてひと夏越して心身ともに成長したことが見てとれた。

多くの馬がトライアル戦などを使って臨むが、この馬はダービーから直行。夏の暑さが以前より強くなっているだけに、セントライト記念などの前哨戦を使うには酷暑の中、８月中に負荷をかけるので馬のためには良くないことは誰しもが分かること。今後はこのローテーションで臨む馬が主流になることだろうか。

レース勘が鈍っていないか？成長度合いを確かめられない等のリスクはあるが、馬本位の仕上げてキッチリとできていて出走態勢は万全。

どの馬も同じ条件だが、二度の坂越え、初めての距離、不安視する材料はあるが、距離に関しては折り合い面に問題はない。一瞬の鋭い脚が武器ではなく、大跳びでイイ脚を長く使えるこの馬にとってはマイナス材料にはならないので距離面の心配はないが、坂越えでスタミナロスしてしまう可能性がない訳ではないので、そこは鞍上の手腕を信じて期待する。


〇１３番アーバンシック
皐月賞とダービーの鬱憤を晴らすかのような鮮やか勝ちっぷりだったセントライト記念。何より精神面の成長が著しい。

スタートはモッサリなので今回も後ろ目からの競馬になるだろうけど、鞍上の指示に上手に従えるようになっていて道中の折り合いに不安はなく、どの位置についていってもタメていけば終いは切れる、そんな競馬をしてくれるハズだ。

精神面の成長は馬体に緩さが残っており、窮屈なところがあって、気分よく走ることができず、それがイライラに繋がっていたので、完成途上ではあるが、間違いなくパワーアップしているのは稽古の雰囲気を見ても分かる。心身のバランスが良くなったことで持っている資質の高さをレースで発揮できるようになったとみた。

ルメール騎手の連続騎乗も心強い材料のひとつで、現状の雰囲気でどれだけ走れるのか大いに注目したい。


▲１４番メリオーレム
未勝利戦を重馬場で勝っているだけに渋った馬場でも我慢は利くとみて期待した前走の神戸新聞杯は稍重の発表以上に緩い馬場になり、勝負所でゴーサインを出されても反応しきれず五着。

前々走の小倉競馬での西部スポニチ賞、芝２６００Ｍ戦でロングスパートから後続に四馬身の差をつけて勝ったあの走りは高いステイヤーとしての証だ。

前走後の反動はなく調整過程は順調そのもので、直前は芝コースにて軽めの調整だが、気持ちのコントロールはできていて力強さもあってデキに関しては言うことない。人気を落とすだろうここは絶好の狙い目。


△１６番・１０番・１１番・１番


[３連単一着固定流し]
一着４番
相手１３番・１４番・１６番・１０番・１１番・１番

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