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田原基成
▼高好走率・低好走率データ&予想も!『馬柱探偵・田原基成』のXをフォロー
※2024年10月17日時点の見解であり、実際の結論(印・買い目)は週末の予想コラムにてご確認ください。
・アルナシーム
私が抱くこの馬のイメージは右回りの1800m巧者。3勝クラス以上の馬券内もきれいにそのゾーンに固まっていた。切れ味勝負の東京マイルでは分が悪いだろう。
・エアロロノア
東京芝1600mは【0-0-0-4】と持ち味を活かせない条件。ここも厳しい戦いが予想される。
・クルゼイロドスル
これまで挙げた4勝はいずれもM.デムーロと川田将雅の手綱。乗り役を選ぶタイプなのか、その両名の騎乗時が最大の狙い時な気がしてならない。東京芝1600mの成績【2-0-0-0】は立派も、勝ち切るまでには至らないか。
・コムストックロード
芝1600mの4戦はいずれも馬券外。直線平坦の1200-1400mが合うタイプで、今回は不適条件と言わざるを得ない。
・ゴンバデカーブース
未練がましいと思うかもしれないが、順当ならこの馬がホープフルSを制していたと今でも思っている。その根拠となるのが「東京芝1600m×2歳1勝クラス以上で2着馬に0秒3差をつけた馬」をサウジアラビアRCで実現したこと。グランアレグリア、ソダシ、ナミュール……名だたるトップマイラーがこの条件を満たしていたのだ。ボンドガールを相手にしなかった当時のレースは鮮烈。適距離替わりで逆襲の目はある。
・ジェイパームス
目下3連勝中の上がり馬。東京芝で4勝の舞台適性には目を見張るものがあるが、近2走のパフォーマンスに強烈なインパクトを感じることはなかった。東京芝1600mは立ち回り上手さだけでは勝ち切れない条件。ヒモのゾーンが精いっぱいか。
・ジュンブロッサム
「あのペースであの位置で勝てるわけがないだろう」そんな感覚が頭をよぎった前走関屋記念。ハッキリ言って失敗騎乗だったわけだが、楽をした1.2着馬を大きく上回る上がり3Fの切れ味を発揮したのが唯一の収穫か。東京芝はかつてローシャムパークをレコードで下した舞台。前走中心視した馬を簡単に捨てたくはない。
・セリフォス
一昨年の本レース勝ち馬。3歳だった当時は斤量も54キロと軽く、その恩恵+賞金加算が必要なシチュエーションが勝ちを呼んだ印象だ。積み重ねた実績から上位には来ると思うが、不思議なことに5歳以上のダイワメジャー産駒における芝重賞勝ち5レースはすべて稍重-不良馬場。加齢とともに切れ味が鈍るのだろうか、勝ち切るには至っていないのだ。馬券内はあるが、勝ちはない。そのスタンスで臨みたい。
・ソウルラッシュ
「セリフォスがいるレースにソウルラッシュあり」と言えるほど出走レースが似通う2頭。こちらは昨年秋以降の充実ぶりが目立っており、GIで2度の馬券内と全盛期を迎えているようだ。良馬場の切れ味勝負にはいまだ不安が残るものの、大崩れは考えにくい。
・タイムトゥヘヴン
14番人気2着の前走には驚かされた。ピークアウトした馬だと思っていたが……中山芝の切れ味勝負でこそのタイプなのだろう。さすがに連チャンの激走はないと思う。
・バスラットレオン
キズナ産駒の第2世代にあたる本馬。ベテランの域にさしかかっているが、種牡馬キズナは芝→ダート替わり、距離短縮といった刺激でセカンドステージを迎える印象がまるでない。ディープボンドやソングライン、ハギノアレグリアスのように過去に走った条件で粛何度も好走する。このパターンで固定化されている。好走歴のない東京芝1600mでは厳しい。
・パラレルヴィジョン
7-9月の成績【0-0-0-3】が示すとおり、暑い時季が苦手なタイプ。夏競馬の前走関屋記念は参考外と言えるが、それでもフタ桁着順は負けすぎだ。C.ルメール騎乗ならノーマークにできないというのが本音ではあるが……。
・バルサムノート
脚質に迷っていた感のある近走だが、前走を見るより今後は番手から抜け出すパターンで決まりだろう。今回もそのスタイルを踏襲してくると思われるが、富士Sは“切れる馬コンテスト”の様相を呈している。1600mへの距離延長、上級クラスでの馬券内がない東京替わりはマイナス材料だ。
・ミシシッピテソーロ
直近で使われたマイル戦は掲示板外が目立つ。牡馬相手のGIIマイル戦では敷居が高い。
・メイショウシンタケ
重賞では【0-0-0-5】と厚い壁に阻まれている現状。変わり身は望み薄か。
・レッドモンレーヴ
この馬を狙うタイミングはわかりやすい。直線が長い競馬場、そして上がり3F32-33秒台の脚を使える馬場コンディション。京王杯SCも昨年の富士Sもその条件に合致したことで上位進出をはたした。データで表すと、左回りの良馬場芝は【3-4-0-1】連対率87%。GIで馬券内に入るビジョンが湧かない馬ではあるが、前哨戦なら買える。
・ロジリオン
春は当舞台のNHKマイルCで3着。距離への適性は満たしているものの、過去に本レースで馬券内に入った3歳馬7頭中6頭に芝1600m重賞連対歴があった。この距離ではワンパンチに欠ける印象から、馬券内突入は難しい注文と言えそうだ。
▽その他レースの「全頭診断」はこちら!
◆【菊花賞2024全頭診断】馬券軸ならダノンデサイルだが……「57秒5」が示す異次元の怪物候補に注目
2024/10/17 18:00
ソウルラッシュ&セリフォスの2強に“待った” 「3.4.0.1」該当馬に鉄板級データ浮上 富士ステークス2024全17頭診断
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※2024年10月17日時点の見解であり、実際の結論(印・買い目)は週末の予想コラムにてご確認ください。
・アルナシーム
私が抱くこの馬のイメージは右回りの1800m巧者。3勝クラス以上の馬券内もきれいにそのゾーンに固まっていた。切れ味勝負の東京マイルでは分が悪いだろう。
・エアロロノア
東京芝1600mは【0-0-0-4】と持ち味を活かせない条件。ここも厳しい戦いが予想される。
・クルゼイロドスル
これまで挙げた4勝はいずれもM.デムーロと川田将雅の手綱。乗り役を選ぶタイプなのか、その両名の騎乗時が最大の狙い時な気がしてならない。東京芝1600mの成績【2-0-0-0】は立派も、勝ち切るまでには至らないか。
・コムストックロード
芝1600mの4戦はいずれも馬券外。直線平坦の1200-1400mが合うタイプで、今回は不適条件と言わざるを得ない。
・ゴンバデカーブース
未練がましいと思うかもしれないが、順当ならこの馬がホープフルSを制していたと今でも思っている。その根拠となるのが「東京芝1600m×2歳1勝クラス以上で2着馬に0秒3差をつけた馬」をサウジアラビアRCで実現したこと。グランアレグリア、ソダシ、ナミュール……名だたるトップマイラーがこの条件を満たしていたのだ。ボンドガールを相手にしなかった当時のレースは鮮烈。適距離替わりで逆襲の目はある。
・ジェイパームス
目下3連勝中の上がり馬。東京芝で4勝の舞台適性には目を見張るものがあるが、近2走のパフォーマンスに強烈なインパクトを感じることはなかった。東京芝1600mは立ち回り上手さだけでは勝ち切れない条件。ヒモのゾーンが精いっぱいか。
・ジュンブロッサム
「あのペースであの位置で勝てるわけがないだろう」そんな感覚が頭をよぎった前走関屋記念。ハッキリ言って失敗騎乗だったわけだが、楽をした1.2着馬を大きく上回る上がり3Fの切れ味を発揮したのが唯一の収穫か。東京芝はかつてローシャムパークをレコードで下した舞台。前走中心視した馬を簡単に捨てたくはない。
・セリフォス
一昨年の本レース勝ち馬。3歳だった当時は斤量も54キロと軽く、その恩恵+賞金加算が必要なシチュエーションが勝ちを呼んだ印象だ。積み重ねた実績から上位には来ると思うが、不思議なことに5歳以上のダイワメジャー産駒における芝重賞勝ち5レースはすべて稍重-不良馬場。加齢とともに切れ味が鈍るのだろうか、勝ち切るには至っていないのだ。馬券内はあるが、勝ちはない。そのスタンスで臨みたい。
・ソウルラッシュ
「セリフォスがいるレースにソウルラッシュあり」と言えるほど出走レースが似通う2頭。こちらは昨年秋以降の充実ぶりが目立っており、GIで2度の馬券内と全盛期を迎えているようだ。良馬場の切れ味勝負にはいまだ不安が残るものの、大崩れは考えにくい。
・タイムトゥヘヴン
14番人気2着の前走には驚かされた。ピークアウトした馬だと思っていたが……中山芝の切れ味勝負でこそのタイプなのだろう。さすがに連チャンの激走はないと思う。
・バスラットレオン
キズナ産駒の第2世代にあたる本馬。ベテランの域にさしかかっているが、種牡馬キズナは芝→ダート替わり、距離短縮といった刺激でセカンドステージを迎える印象がまるでない。ディープボンドやソングライン、ハギノアレグリアスのように過去に走った条件で粛何度も好走する。このパターンで固定化されている。好走歴のない東京芝1600mでは厳しい。
・パラレルヴィジョン
7-9月の成績【0-0-0-3】が示すとおり、暑い時季が苦手なタイプ。夏競馬の前走関屋記念は参考外と言えるが、それでもフタ桁着順は負けすぎだ。C.ルメール騎乗ならノーマークにできないというのが本音ではあるが……。
・バルサムノート
脚質に迷っていた感のある近走だが、前走を見るより今後は番手から抜け出すパターンで決まりだろう。今回もそのスタイルを踏襲してくると思われるが、富士Sは“切れる馬コンテスト”の様相を呈している。1600mへの距離延長、上級クラスでの馬券内がない東京替わりはマイナス材料だ。
・ミシシッピテソーロ
直近で使われたマイル戦は掲示板外が目立つ。牡馬相手のGIIマイル戦では敷居が高い。
・メイショウシンタケ
重賞では【0-0-0-5】と厚い壁に阻まれている現状。変わり身は望み薄か。
・レッドモンレーヴ
この馬を狙うタイミングはわかりやすい。直線が長い競馬場、そして上がり3F32-33秒台の脚を使える馬場コンディション。京王杯SCも昨年の富士Sもその条件に合致したことで上位進出をはたした。データで表すと、左回りの良馬場芝は【3-4-0-1】連対率87%。GIで馬券内に入るビジョンが湧かない馬ではあるが、前哨戦なら買える。
・ロジリオン
春は当舞台のNHKマイルCで3着。距離への適性は満たしているものの、過去に本レースで馬券内に入った3歳馬7頭中6頭に芝1600m重賞連対歴があった。この距離ではワンパンチに欠ける印象から、馬券内突入は難しい注文と言えそうだ。
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