◆【7/28(日)的中速報】土曜好調は新潟メイン◎☆○でズバリの田原＆オール券種的中×2発の1号！【アイビスSD/クイーンS2024予想】

≪今週の動画・クイーンS≫
▼札幌芝1800mで狙うべき種牡馬はコレだ！

https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/18777/0/111



皆さま、お元気ですか。血統サイエンティストのドクトル井上です。

この時季の札幌といえば、何と言っても大通公園のビアガーデン。この暑さだとなおのことビールが進むことでしょう。

開催終わりに札幌競馬場から桑園の高架沿いをテクテク歩き、石山通を右折して大通公園でサッポロクラシックを飲むのが王道だと勝手に思っています。そして串鳥に雪崩れ込むまでがワンセット。

さてさてこの記事では日曜の札幌メイン・クイーンステークスの最終結論をば。

■考察
過去10回の札幌開催のクイーンSにおいて【3-3-1-7】、複勝率50.0％を誇る父ノーザンダンサー系は不在。2勝クラス以上の札幌芝1800mにおける実績に注目すると、狙ってみたいのは以下の種牡馬。

ゴールドシップ【2-3-2-7】
　勝率14.3％　連対率35.7％　複勝率50.0％
　単勝回収率367％　複勝回収率305％

キズナ【3-1-3-8】
　勝率20.0％　連対率26.7％　複勝率46.7％
　単勝回収率148％　複勝率105％

中級・上級条件だと道中もある程度流れることが多く、上がりの最高速よりタフさが求められる傾向にある。いずれも上がりのかかるレースを得意とする種牡馬であり、そのストロングポイントを活かしやすいようだ。

ボンドガールはダイワメジャー産駒。チェルヴィニアを下した初戦の内容を見ても力があるのは明らかなものの、ダイワメジャー牝馬の芝1800m以上の重賞における成績は【0-1-6-77】で複勝率8.3％に留まる。しかも馬券になった7回のうち3回はシゲルピンクダイヤ一頭によるもの。

斤量面と枠は評価を上げる材料になろうが、ダイワメジャー牝馬に1800m重賞で印を回すのは相当に抵抗感がある。

モズゴールドバレルは英2000ギニー勝ち馬カメコの半妹。札幌開催のクイーンSはデインヒル持ちと相性が良く、通算複勝率は40％。今年の該当馬はこの馬だけなので、思い切って狙う手も。

コンクシェルは母ザナが抱えるオリオールから揉まれ弱さと気分よく走れた時の打点の高さを受け継いだ。前走ヴィクトリアマイルは気分良く走ることを意識し過ぎてハイペース失速。ノーカウントで良い。

ハナを切りたいラリュエルに外から絡まれるのはイヤだったのだが、ラリュエルより外の枠に入ったのならその心配も小さくなる。

逃げずとも揉まれなければ外番手でも競馬ができるのはシルトホルン（ラジオNIKKEI賞2着、エプソムC3着）と差のない競馬を演じた3歳春を見ても明らかだ。

番手候補のウインピクシスの鞍上が横山和騎手なので、コンクシェルの横山武騎手とケンカして「秋天ゴーステディ」な状態になるリスクも低かろう。気分良く走れれば相当渋太い。だってアナタはザナの仔だから。

スタニングローズはコーナー4つの中距離がベスト。東京マイルから札幌1800mに替わるのは間違いなく条件好転。斤量は重いが大阪杯8着だけ走れば、ここでも足りてお釣りがくるくらいだ。

コガネノソラはゴールドシップの産駒。コスモチェーロ牝系は牝祖エイプリルワンダーが抱えるフェアトライアル≒フェロッシャー2×2のニアリークロスを源泉に、フェアトライアル、レディジュラー的な機動力を脈々と伝えるカラーを手にした。

直線の長い東京からコーナー4つの札幌に替わるのはコスモチェーロ的にプラス。実績のある1800mも申し分ない。後は枠が外になったのをどう誤魔化すか。

外枠を誤魔化す必要が出たのはドゥアイズ、モリアーナも同様。特にモリアーナは57キロの斤量もあるのでこの枠はかなり乗り難しく見える。

■クイーンSの最終結論
◎6 コンクシェル
○9 スタニングローズ
▲12コガネノソラ
☆5 モズゴールドバレル
△8 ウインピクシス
△7 アルジーヌ
△13ドゥアイズ
△2 ウンブライル
△3 イフェイオン

【3連複/フォーメ】6＝9,12＝9,12,5,8,7,13,2,3（13点）
【馬連/BOX】6,9,12,5（6点）
【ワイド】5＝6,9,12（3点）

1800mに戻るコンクシェルに◎を打つ。前走はオーバーペースでの失速であり度外視可能。揉まれない条件であれば巻き返しがある。だってザナの仔だから。

日曜の札幌は時折雨が降る予報。タフ化した馬場で内枠に入ったマイル型の面々が苦しくなる展開を当て込んで中距離型を上位に取ろう。その文脈で相手上位は○スタニングローズ、▲コガネノソラに着地した次第。スタニングローズはヴィクトリアマイル前潰れ組でもある。

☆モズゴールドバレルは成績だけ見るとマイラー色が強いものの、1800mでの勝ち鞍があるし、重馬場の中京マイルでディオ（東風S勝ち）に先着した実績もあるようにタフな馬場もこなせる。

そもそも同馬の父オプティマイザーが属するイングリッシュチャンネルの系統はアメリカの芝中距離をブイブイ言わせているライン。1800mくらいがむしろ良さそうな印象すらある。

コレペティトールやセッションといった牡馬のGIII級と差のない競馬をしていた馬が牝馬限定のGIIIでフタ桁人気ならこれはホイホイされて良いだろうと。

なおボンドガールは好枠も好枠の1枠1番を引いたが、半分意地で無印にした。ダイワメジャー牝馬を芝中距離の重賞で買わない宗派の人間なので。

馬券は◎コンクシェルから○▲を2列目に置いた3連複フォーメーションが本線。どうやらオッズがもらえるようなので、上位評価4頭の馬連BOXと、☆モズゴールドバレルから◎○▲へ流したワイドも押さえておこう。

＜プロフィール＞
“血統サイエンティスト”ドクトル井上
在野の血統研究家。旧知のオーナーを中心として、セリや配合のコンサルティング業務を請負中。
好きな種牡馬はダノンレジェンドとハービンジャー。苦手な種牡馬はMore Than Ready。
凱旋門賞馬Ace Impactの血統表は芸術品なので、ルーヴル美術館に収蔵されるべきとわりと本気で考える三十路の牡馬。

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