スポーツメディア『SPREAD』編集長・山田です。

いよいよ年末まで毎週ビッグレースが続く秋GI連戦へ突入。

その皮切りとなるエリザベス女王杯ですが、GI馬はジェラルディーナのわずか1頭。前売り1番人気が重賞未勝利のブレイディヴェーグと、何やら波乱の気配も……。

それでは早速、第48回エリザベス女王杯を攻略していきます。

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■不安要素の多い1、2番人気

過去10年、1番人気は【1.2.2.5】とわずか1勝。3歳馬も【2.4.2.30】と勝ちきれず、ブレイディヴェーグには不安なデータがつきまとう。

前走ローズSでは、後に秋華賞でリバリティアイランドに猛追したマスクトディーヴァの末脚を上回る、上がり3F32秒9で2着に上がった本馬。しかし、秋華賞のリバリティアイランドは早め先頭から最後は手綱を緩めフィニッシュ。マスクトディーヴァとは明らかに実力差があり、この世代は「1強」と言わざるを得ない。

3歳春の1勝クラスで東京芝2000m1分57秒9という好時計も評価されるが、前日の1勝クラスでは芝1600m1分32秒9が出た高速馬場だった。

出負け癖がある馬が1枠1番。GI初挑戦で初距離とハードルは高い。

昨年の覇者ジェラルディーナは宝塚記念でイクイノックスと0秒2差の4着なら、このメンバーに入れば実績は断トツ。

しかし、前走・オールカマーもそうだが、勝負どころでより一層、鈍くなっており、レース上がり36秒4を要した昨年の道悪・阪神ならともかく、京都開催の今年は遅れを取る印象が強い。

2頭は☆印とし、馬券外も想定した買い方で挑む。

■ヴィルシーナの娘が一矢報いる

本命◎はディヴィーナ。

気性が災いしレース前に消耗して能力を発揮できなかった馬が、今春のヴィクトリアマイルで一変した。

鞍上M.デムーロとの相性は抜群によく、その後も重賞で連続2着と健闘し、前走・府中牝馬Sで待望の重賞ウイナーの仲間入りとなった。

その府中牝馬Sは押し出されてハナに立つと掛かり気味に逃げのかたち。それでも直線に向くと、鞍上と息ぴったりに追い出され、慣れない競馬ながら逃げ切ったのは能力の証と言える。

使い詰めに見えるローテでも、中間の唸るような攻め馬内容から、今はとにかく体調がいい。世代を超え、ヴィルシーナの娘がジェンティルドンナの娘に、一矢報いるチャンスと見た。

以下、府中牝馬S組は魅力的な伏兵が多く、ディヴィーナと同じく気性の成長からレースで力を発揮できるようになった○ルージュエヴァイユ、前走明らかに前哨戦仕上げの中で復調の兆しを見せた昨年の2着馬▲ライラックを評価する。

印と買い目は以下の通り。

■エリザベス女王杯2023予想・買い目

◎６ディヴィーナ
○２ルージュエヴァイユ
▲11ライラック
☆１ブレイディヴェーグ
☆７ジェラルディーナ
注３ハーパー
△13サリエラ
△９アートハウス

【単勝】6（1点）
【馬連】6＝2,11,1,7,3（5点）
【3連複F】6＝2.11,1,7＝2,11,1,7,3,13,9（18点）
【3連単F】6→2.11,1,7→2,11,1,7,3,13,9（24点）

以上、エリザベス女王杯の予想でした！

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