今年の凱旋門賞は、いつもと違う感じがする、なんだろ？って思ってたら、分かった。
３歳の女の仔がいないんだ。
そもそもこのレース、牝馬のパフォーマンスがとても良く、過去１０年でも牡馬より牝馬の方が勝ち鞍が多い。
昨年もアルピニスタが勝ったけど、１０年でみると、牝馬の６勝。
で、３歳牝馬が、トレヴとエネイブル２回勝っている。

こうしてみると、ヨーロッパの女の仔はえらくタフなのが多いんだよな。
凄いスタミナだよね、あのコースで道悪で、勝っちゃったりするなんてね。

さてさて、今年のポイントだけど、これは構図としては、分かりやすい。
キングジョージの１，２着の古馬と、３歳牡馬勢、どっちが強いんだろうか？って事じゃないかな。

キングジョージは、ご存知の通り、フクムとウエストオーバーの壮絶な叩き合いの末、フクムがアタマ差勝ったんだけど、良い競馬だったよね。

この２頭に対して、イキのいい３歳勢が５頭。
おそらく人気は、無敗のエースインパクトなんだろうね。５戦５勝のフランスダービー馬。

で、オレの本命だが・・・・

◎１２フィードザフレーム

まず、一番好感が持てたのは、ここ２戦、パリロンシャンの２４００ｍ戦を使っている事だね。
この仔も、まだ５戦しかしていないんだけど、フランスダービーでエースインパクトの４着に負けたあと、パリ大賞、ニエル賞と２４００ｍを２戦している。
パリ大賞は、過去１０年で２番目に速い決着時計だったが、なんとこの仔、最後方から直線一気の差し切りで勝っている。この時の斤量５８．５キロ。上り３ハロンが３３秒８。
ロンシャンの２４００ｍのパフォーマンスとしては、とんでもなく凄い。
前走は、たたき台ということもあって、差し届かず２着に終わったが、２４００ｍで使える脚は完全に計算出来ている。

キングマンの産駒で、母父がモンジュー。母母父キングマンボ。この配合の感じだと、重い馬場よりパンパンの良馬場が良いと思うよね。
切れる脚が使えるし、スタミナよりも瞬発力で勝負したい感じがする。この枠なら、内でじっと我慢して、最後の直線で仮柵が外れた芝の綺麗なところをグイグイ伸びてきそうなイメージがある。
雨は降らないで欲しいね。

エースインパクトには、フランスダービーの雪辱を果たしてもらいたい。

◎１２フィードザフレーム
〇１４ファンタスティックムーン
▲６ ウエストオーバー
☆１０フリーウインド
☆１３エースインパクト
△７ フクム
△４ シムカミル
△３ オネスト
夢９ スルーセブンシーズ

という順番にした。

対抗は、ファンタスティックムーン。今年のドイツダービー馬。この仔も３歳。ニエル賞でフィードザフレームを下した馬だね。
ドイツ馬は、計算された配合できっちりと構成されていて、この仔も２４００ｍがベストとも言えそうなスタミナの持ち主だよね。

▲が、ウエストオーバー。４歳のフランケル産駒。ドバイシーマクラシックでは、イクイノックスの２着。ここに来て、Ｇ１での戦績も安定してきていて、凡走するイメージはゼロに近い。
なので、この仔が普通に勝つというシーンも十分考えられる。

☆が、フリーウインド。この仔、前走のヨークシャーオークスが強い競馬だったんだよね。牝馬で６１キロ背負っての快走だから、驚くよね。ガリレオ産駒の牝馬は、過去に好走歴も多い。
この仔が、あっと言わせる可能性も十分ある。

もう一頭の☆が、エースインパクト。５連勝中で、無敗で凱旋門賞を勝ったら、凄い記録になる。
が、２４００ｍ初距離というのが、どうも引っ掛かり、この印にした。
クラックスマン産駒で、母父アナバーブルー。ダンジグの血が多重クロス。この仔も、切れ味で勝負するタイプだろうから、２４００ｍがどうだろうか。関係なければ、勝ってしまうかも。

馬券は、単複、馬連、馬単。

三連系の馬券は、以下のフォーメーションで。

1着・・・◎
2着・・・〇▲☆☆
3着・・・〇▲☆☆△△△夢

これで、三連複、三連単を買いたい！