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※2024年9月19日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。

・アウスヴァール
展開のカギを握る逃げ馬。強豪相手の前走札幌記念も大負けしておらず、ここにきて渋太さが増してきた感がある。どれだけ恵まれても3着までだとは思うが、枠や馬場次第で何らかの印は必要か。

・アルビージャ
この馬で強調したいのはローテーション。前走から中2カ月以内の成績は【3-0-0-1】と優秀で、馬券内率に換算すると75％だ。中間のウッド調教は6F82秒2で自己ベストに迫る時計と状態はグンと上がっている印象。道悪も考えられる日曜中山の馬場コンディションを踏まえると重-不良【1-1-0-0】も見逃せず、スルーセブンシーズと僅差の舞台で要警戒だ。

・キラーアビリティ
3歳秋以降の馬券内は左回りに限定。ホープフルSを制した馬ではあるものの、現在の適性とはかけ離れている印象は否めない。

・サヴォーナ
GIを含めて6着が最低着順と、常に安定したパフォーマンスをみせる馬。前走函館記念は前残り馬場で大外ブン回しとロスの大きい競馬が響いたもので、参考外と捉えられそうだ。今回鞍上を務める横山武史はオールカマーでの成績が【2-0-0-0】。外回りコースで施行される中山芝2200mなら競馬はしやすいと思うし、巻き返しを警戒したい。

・サリエラ
過去10年のオールカマーにおいて、前走ふた桁着順かつGI連対歴なし該当馬は【0-0-0-28】。大敗からの巻き返しはGI連対馬に限定されており、実績が足りない馬の一変は厳しいとのデータだ。これに該当する本馬は初の中山に加えて道悪経験ゼロ。牝馬と社台ノーザン系クラブ馬が毎年のように好走するレース傾向は見逃せないが、信頼度としては心もとない印象を受ける。

・ステラヴェローチェ
前走札幌記念は3着と久々に重賞馬券内を確保。2歳時から世代トップクラスの馬たちと接戦を演じてきた底力をみせたレースだった。過去10年のオールカマーにおいて、前走芝2000m重賞で3着内だった馬は5年連続馬券内。折り合いが課題の馬ゆえ枠順や枠の並びは気を付けたいところだが、ここも軽視は禁物だ。

・ナイママ
芝での馬券内は洋芝に限定。厳しい。

・ニシノレヴナント
芝で稍重-不良馬場【2-0-1-1】の戦績が示すとおりの道悪巧者。近走は上がりの速い良馬場東京芝で成すすべがなかったものの、雨予報が出ている日曜中山なら見直す手はあるだろう。天候・馬場次第で評価を変えたい。

・フェーングロッテン
精彩を欠く成績が続く近走。1800-2000mを主戦場とする馬だけに、2200mへの距離延長も気がかりだ。

・ミクソロジー
芝2200ｍ以上では【4-0-0-0】と負け知らず。スタミナには定評があり、ステイヤー路線の新星として期待される1頭だ。とはいえ今回は昨年1月以来となる実戦。この中間も目立った時計を出しておらず、ここをひと叩きしたあとのアルゼンチン共和国杯かステイヤーズSが狙い目か。

・ヤマニンサンパ
芝1800-2000mで出走中上位の持ち時計を誇る馬。タフな馬場コンディションが予想される日曜中山への適性には疑問が残る。

・ラーグルフ
出走予定だった新潟記念を回避して臨む一戦。2200mでの良績に乏しく、苦戦は免れられないか。

・リカンカブール
大敗続きの近2走だが、2走前はGI大阪杯、前走は自身初の洋芝と情状酌量の余地あり。見限るには早計だろう。中山芝では2戦2勝、父シルバーステートの産駒は中山芝2200mで【2-5-1-7】馬券内率53.3％。ヒモ穴候補として一考したい。

・レーベンスティール
前走エプソムCは上がり3F33秒7の末脚で快勝。芝1800mで馬券外なしの距離適性を存分に発揮したレースだった。過去10年のオールカマーにおいて、年齢4歳の社台ノーザン系クラブ牡馬は【2-1-2-2】。極端な道悪でタフな競馬だと若干不安は残るが、ノーマークにはできない。

・ロバートソンキー
過去10年のオールカマーにおいて、GI馬券内歴のない7歳以上は【0-0-1-27】。唯一馬券内に入ったミトラは同年AJCC2着馬で、直近のレースで力を示していた。前走ダートから臨む本馬の一変は容易ではないだろう。

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