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【ドバイGS展望】ゴドルフィンの期待を背にレモンポップがスプリント戦に挑む

日本時間3月25日の深夜、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場でドバイワールドCデーが開催されます。今年は6つのレースに過去最多となる27頭の日本調教馬が参戦することとなりました。

そのうち、ドバイワールドC、ドバイシーマクラシック、ドバイターフ、ドバイゴールデンシャヒーンの4競走において、JRAによる海外馬券発売が実施されます。

この記事ではドバイゴールデンシャヒーンの有力馬、注目馬をご紹介します。

■ドバイゴールデンシャヒーン(GI、ダ1200m)/発走時刻:3月25日23時25分(日本時間)
今年日本馬が挑戦するドバイ6競走のうち、唯一日本調教馬が制していないのがこのドバイゴールデンシャヒーン。今度こそ勝利なるか注目が集まる。

フェブラリーSの勝ち馬レモンポップ(牡5、美浦・田中博)が初めてのスプリント戦へ挑戦する。デビュー戦と2戦目で見せた2歳馬離れしたパフォーマンスにより早くから期待されていた同馬。その後は脚部不安もあり1年近く戦列から離れていたが、復帰すると破竹の勢いで白星を重ね、ついにはGI馬まで出世した。

レースセンスの良さが武器でスプリント戦でも対応はできるはず。世界的な馬主組織であるゴドルフィンだが、ドバイゴールデンシャヒーンを制したことはなく、その点でもレモンポップにかかる期待は大きい。センス抜群のダート王は初の海外遠征でどんな結果を残すだろうか。
<参考映像>
■2023年 フェブラリーS


レッドルゼル(牡7、栗東・安田隆)は当レースで2年連続の2着。フェブラリーSを使ってここへ挑むローテーションもここ2年と同様。今年も陣営はこのレースを目標にしっかりと仕上げてきた様子がうかがえる。末をしっかり伸ばせるのがこの馬の武器。先行馬同士でやりあうようならこの馬の追い込みが炸裂して不思議ない。

リメイク(牡4、栗東・新谷)は前走のリヤドダートスプリントで3着。勝ち馬には離されてしまったが力のあるところを見せてくれた。父は日本調教馬として初めてUAEダービーを制したラニ。父と同じくドバイ・メイダンで勝利なるか。

ジャスティン(牡7、栗東・矢作)は一昨年以来の挑戦。主戦の坂井騎手がレモンポップに騎乗するため、鞍上にはB.ムルザバエフ騎手を迎えることに。ムルザバエフ騎手と言えば、先日、フランスの名門A.ファーブル厩舎と主戦契約を結んだと報じられたばかり。ますます活躍の機会が増えそうなドイツの名手と世界のYAHAGIのタッグとくれば、当然期待は高まるところだ。相手も強いが自分の形に持ち込みたい。

このレースで強さを見せるアメリカ調教馬。今年も有力馬が参戦する。ガナイト(牡4、米・S.アスムッセン)はリヤドダートスプリントで2着。勝った昨年のエクリプス賞最優秀短距離馬・エリートパワーにこそ及ばなかったものの、日本勢をはじめとするその他の馬にはキッチリと先着を果たしている。2歳時には米GI・ホープフルSを制した素質馬。久々のGIタイトルを狙う。
<参考映像>
■2023年 リヤドダートスプリント


シーズィーロケット(セ9、米・P.ミラー)は2020年、2022年のBCスプリント2着馬。勝ち味に遅いタイプではあるが、まだまだ衰えはなくここでもトップクラスの力量の持ち主。好走の可能性は十分にありそうだ。
<参考映像>
■2022年 BCスプリント


ホプキンズ(牡5、米・B.バファート)は米GIII・パロスヴァーディスSを制しての参戦。キャリア7戦で2着を外したのは1回のみ、その1回もダ1700mのサンアントニオSだけということで、スプリント戦での安定感が光る。前半400m通過が21秒8、半マイル通過が44秒1というハイペースを2番手で抜け出した前走の内容からも短距離への適性は明らか。B.バファート厩舎は2015年のシークレットサークル以来となる勝利を目指す。

シベリウス(セ5、米・J.オドワイヤー)はGIIIのミスタープロスペクターS、リステッドのペリカンSと連勝中。ペリカンSをステップにここへ臨むパターンは近年好成績を残しており、2018年2着エックスワイジェット、2019年3着インペリアルヒント、2021年1着ゼンデンがこのローテーションで好走している。鞍上に迎えたのは世界のR.ムーア。アメリカで評価急上昇中のノットディスタイム産駒という点も含めて注目したい。

地元UAEからは連覇を目指すスイッツァランド(セ9、UAE・B.シーマー)が参戦。昨年のこのレースを制して以降は長い休養に入っていたが、復帰戦となった今年1月のドバウィSを快勝。一線級の実力を改めて証明した。今年も好位から中団に構えて脚を溜める競馬が濃厚。コーラーワン、マインドユアビスケッツに続く史上3頭目の連覇なるか。
<参考映像>
■2022年 ドバイゴールデンシャヒーン


(Text:Hiraishi)

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