競馬サロン

覆面馬主7号
2020
2022/05/29 01:27
日本ダービーの予想

2022年東京優駿-日本ダービー
ダービーとは何ぞや
ってなことを考えてもうかれこれ30年以上経つわけだけど、毎年本当に楽しませてもらってるという意味では、「大河ドラマ」や超ロングランの「シリーズもの映画」以上に、無くてはならない存在なわけで、他のスポーツを合わせても、これだけ魂を揺さぶられ続けてくれるコンテンツに出会えてない。
競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのだ。
寺山修司大先生の残したこの言葉が、年々、年を追うごとに染みてくる。
俺の人生は確かに数奇な所がいくつも有ったりするし、それこそ似たような生き方をしている人をあまり見た事が無いが、むしろ「競馬の中」の方が、自分の人生に近い状況が良く起こっているという意味でも、本当に、「人生が競馬の比喩」であることを実感するわけだよね。
人に巻き起こる喜怒哀楽、そして、それを分かっているのか分かっていないのか、馬の真っすぐな眼とひたむきな走りがそこにはあるわけで、その何とも言えない苦しくも切なく儚いサラブレッドたちの栄誉をかけた戦いがダービーなわけだよね。
ダービーって何だろうか。
毎年1頭しか生まれないダービー馬。
ある意味では、ダービー自体が【生命誕生】の象徴のような意味なのだろうか。
数多くの精子が卵子を目指し、その競争に勝ち生を受けた人間は、ダービーの中に自分の「生命」を見るのかもしれないね。
だから、なぜかダービーの時期になると人に感謝したくなるし、母の日から父の日の間に「ダービーがある」っていうのも、「生への感謝」を「ダービーが想起させる」という事なのかもしれない。
そんなダービー。
今年も、出走馬18頭には心より感謝を言いたい。
そして、その関係者の皆様には、心より出走おめでとうございますと言いたい。
自分の馬ではないが、ダービー出走馬なんていうのは「競馬界の共有資産」の様なものだし、昭和時代に近所の子供をみんなで育てるといったイメージに近くて、ある意味では全員が「俺の馬」と思ってる節があって、そして俺らは「近所のうるさ型のオヤジ」であって、そんな思いが綯い交ぜになった混沌の中から1着馬が生まれるってところに、なんか物凄い一体感の様なものを感じたりもするわけだよね。
そんな競馬の祭典、第89回東京優駿-日本ダービーが間もなく発走を迎える。
もちろん、来週になれば新たな新馬戦が始まり、「第90回東京優駿」にむけてのシーズンが始まるわけで、その意味じゃ、人間では味わえない生命サイクルを味わわせてくれるのも競馬の醍醐味であり、だからこそその中にある?栄や衰退の中に、学びが有ったりするんだろうなと思うわけだ。
その「つなぎ目」のような1日が「ダービーDAY」なわけで、なぜか昔から【必ずダービーロス】になるんだよね、俺。
何故なんだかわからないんだが、馬券に勝ってもこれは変わらないから、きっと別な所に理由はあると思うけど、おそらくは「負けた馬達」に近いイメージだったり、なんなら、ダービー出られなくて白百合S辺りに出てる馬達の悲哀とか、それでもまだ勝ってればいいけど、ダービーを戦っている裏で、同じ世代の馬が未勝利戦を戦ってる事の悲哀だったり、そんな状況下に置かれた馬達が未来ではダービー出走組を逆転していたり、そんなことを思い出してボーっとするわけで、ロスというよりも、むしろ負けた馬達に思いをはせてるだけなのかもしれないから、前から言ってる「センチメンタルダービー」の方がしっくりくるね。
なので、結構ダービーは競馬の祭典といわれるけど、俺自身はダービーに対して「お祭り」といったイメージが無くて、どちらかと言えば祭典の意味に含まれてる「儀式的」イメージの方に近い感覚を持ってるかな。
なんか、神主出てきて、「かけまくもかしこきいざなぎのぉぉぉ」とか言って、祝詞が流れてるイメージ。
そんな感じのダービーなのでなんか「◎〇▲」を奉納するようなイメージで毎年予想している気がしてる。
なので、その「◎〇▲」の3連複1点の馬券を「山分けプレゼント企画」にして、当たった場合は馬券山分け企画をしようと思ってるんだけど、なんかそれがいわゆる神道の直来(なおらい)に近いイメージでとらえてる感じ。まぁ、当たらなかったら、直来にはならんかもしれないけど、奉納した◎〇▲が当たれば、祭典の後に直来でしめるっていう感じなんだよな。
神道の人じゃないと、「直来(なおらい)」なんて言葉聞いたこと無いかね?笑
俺は、昔から直来が好きでね。
子供のころ育ったのが山梨県の今で言うと北斗市だっけ?昔は韮崎市須玉町って言ったんだけど、そこに居た事があって、その近くに「若神子(わかみこ)」っていうところがあってね、その近くの神社の神主とじーちゃんが仲良くて、何かと神事に出てたからか知らんが、子供のころから直来の雰囲気が好きだったんだよね。
そんなことが競馬のコラムで、わざわざ馬券プレゼント企画に通じるとは思ってなかったんだけど、なんか今年はダービーで直来してーなぁと思ったって事。
そんなダービーの最終結論を出す時が来た。
■第89回東京優駿-日本ダービー
まずは、全ての印から公開する。
◎13ドウデュース
〇12ダノンベルーガ
▲6プラダリア
☆3アスクビクターモア
注18イクイノックス
△5ピースオブエイト
△9ジャスティンパレス
△11ジャスティンロック
△15ジオグリフ
△17ロードレゼル
これで行く。
◎は皐月賞の時の本命◎と同じドウデュース。
YouTubeの調教診断みてくれた人は分かると思うけど、俺はこの馬の「右手前」の爆発力に賭けたいと思っている。
皐月賞でも3コーナー手前からゴール版過ぎるまで「右手前一本」で走ってて、それで上り最速を叩き出してるってところに、この馬こそ「サウスポー」っていう感じがしている。
朝日杯の時も、馬体をぶつけられなかったら手前替えなかったんじゃないか?というくらい「右手前」好きな馬だよね。
つまりは、コーナーを左手前で走れて、直線で「右手前」になる【左回りの競馬場】の方が、この馬の持ち味が活きると見ているという事。
ここ最近では珍しく、賞金足りてるのに、弥生賞→皐月賞→ダービーというローテを組んでるところも昭和のおじさんにはたまらないわけよ。それを引退間際のおじいちゃん先生がやってるわけじゃなくて、世界の友道がやってるっていうんだから、ダービーローテなんだろうな!と思う訳。
そういうことを含め、皐月賞では「2.3着濃厚」的な軸馬として取り上げたけど、思った以上に「ダービーに繋がる競馬」をしてくれたから、中間どんな調整をするのか楽しみにしてた中で、1週前追い切りで抜群の動き。ここでも「右手前一本」で走ってるんだけど、まぁほれぼれする良い動き。最終追い切りはポリトラックで調整程度の追い切りだったけど、ここでは小気味良い動きでバネ感抜群に気持ちよさそうに走ってた。ちなみに最終追い切りでは、しっかり手前も替えてたし、究極の勝負になると「右手前」に拘った走りをするのがドウデュースだとすれば、ここで狙いたいと思ったワケで、今回は「頭もある」とみて本命◎を打ってるという事。
久しぶりに豊さんのダービー制覇も見たいんだよね。
続いて、対抗〇がダノンベルーガ。
この馬に◎を打ってる人も多いよね。
叩き台の皐月賞。
右トモが弱い馬で、直線左手前になってけっぱる脚が右になる右回りはそもそも向かない中で、馬場の悪い内を通り続けての4着は力あるよね。
皐月賞前に「仕上がり過ぎたかも」と堀先生は言ってたけど、それもダービーに最大の目標を置いてるから「お釣りを残したかった」と公言している訳で、その背景に「右トモの不安」もあったことで、おそらくはそういう表現になったと思ってる。
この事で、唯一の心配は「仕上がり早」である、この馬の気性面。
仕上がり過ぎていた事の身体面での反動は「1週間前の追い切り」を見れば、全く無かったと言ってもいいわけで、「おおおお!すげー追い切り!」と思えるんだけど、かたや、「仕上げるつもりはなかったのに仕上がりが進んだ皐月賞」を考えると、気性的に一生懸命走り過ぎるところがあるから、追い切りがピークになって無ければいいなという点が、ドウデュースに調教評価「SS」をつけたのに、ダノンベルーガに「S」までしか付けなかった理由。
テンションの面は当日最重要で確認した方が良いね。
そこをクリアしてたら、勝つのはこの馬かもしれないという事も踏まえて、馬券は組み立てる。
それくらいギリギリの仕上げを堀厩舎がしてきたって事だし、1週前に乗った川田も「やっぱりすごくいい馬だね」と相当いい感触を得てたみたいなので、まずは、この2頭の一騎打ちになると個人的には思っているという事。
▲は青葉賞馬のプラダリア。
皐月賞の1.2着馬も強いと思ってるし、軽視はしてないんだけど、ジオグリフは「皐月賞がピーク」で「しかも全てが上手く行った勝利」だと思ってるし、イクイノックスはダービー目標だと思ってたんだけど、そのイクイノックスの追い切りに少し懸念を覚えたんだよね俺。決して悪いという事ではなく、もっと良くなってくることをイメージしちまってたからか、良い動きしてるんだけど「あれ?」と思っちまった。まぁ、無事これ名馬で、強い馬は普通で良いという事なら、全く問題は無いんだけど、「ここはダービーだぜ!」と思った時に、これでいいのか?とも思っててね。もしかしたら、2走ボケとかにならないよな?といった変な不安が頭をよぎっちまったから、イクイノックスは注にしたわけ。
となると、皐月賞の中位&下位組から下剋上があるのか、それとも、別路線組から一角崩しがあるのか、を考えた時、一番魅力的に写ったのが「プラダリア」だったという事。
今年の青葉賞は、ディライトバローズがかなり強引に逃げて、番手のロードレゼルもなかなかのペース。
そういった「流れた青葉賞」で、着差はコンマ1秒差しかついてないけど、しっかりと差し切ったプラダリアは強かったなと。
基本青葉賞は「緩んだ青葉賞」だとダービーでは通用しない。
それなりに流れて、時計の裏付けを持った勝利であることと、間隔が短いから「反動を残していない」という2点が好走のカギとなると思ってる。
その2つともクリアした久しぶりの青葉賞馬だと思ってる。
青葉賞は「走破時計2分24秒2」。
アドミラブルが勝った年ほどの時計ではないし、フェノーメノが勝った時ほど勝ちっぷり(2着との着差)が良かった訳ではない。
ただ、この日の東京競馬場はダートは最終まで重、芝は良発表だけど「10Rから良に変わった」稍重寄りの馬場。
稍重だと2分25秒以上かかるのが普通だし、上りも35秒台になってもおかしくないが、そこで「2分24秒2|上り34.2」は優秀と見た。
それが、▲抜擢の理由の1つ。
もう1つが追い切り。
間隔が短い中で2400mで2連勝し、ここで再度輸送。
にもかかわらず、中間坂路で51秒台連発。
しかも、鞍上は「まだまだ余力があった」と言っていた模様。
年明けデビューの馬だけに、今が正に「成長真っ盛り」なのか?と考えると、一戦一戦の上積みが半端ない可能性があると考えた。
阪神の2400mで2分29秒台で走った馬が、一気に5秒時計を詰めたのが青葉賞。
この短期間でグングン力をつけてるとすると、ここで1秒時計を詰めて、2分23秒台前半でいきなり走れてもおかしくないと見た。
3枠4枠あたりは両サイドからプレッシャーを受ける枠だから、不利も多い枠なんだけど、そこを何とか捌いて綺麗に「1コーナーには入れれば」、久しぶりの青葉賞馬の食い込みどころか、遂に青葉賞組から勝ち馬が出るという事もあるかもしれないとすら思っている。
以上が、◎〇▲3頭の抜擢理由ね。
で、☆に抜擢したのが、最高の枠を引いた「アスクビクターモア」。
ダービーの穴馬候補は「内枠の先行馬」っていうのは鉄板の法則。
弥生賞では◎に先着しているし、34秒台前半の脚は使えるから、脚がそこまで遅いわけじゃない。
追い切りの動きも良いし、一発の思い切りを持った鞍上の田辺。
ここは、この評価を渡したい。
▲☆は共に「ディープインパクト産駒」。
爆発力を引き出せるかもしれないプラダリアと前受出来るアスクビクターモアが今年の「ディープインパクト産駒」の好走馬だと思っている。
注にイクイノックス。
ポテンシャルだけなら、このメンバーNo1じゃないかとも思っている。
皐月賞直後は「ダービーはこの馬で仕方ないのか」という気持ちにもなった。
しかし、中間の追い切り、そして、この大外枠。
如何にダービーの大外枠が不利かは、「決める前に見るべし『日本ダービー』内枠有利は本当か?」と題した動画を見てくれれば一目瞭然。
内枠が有利という事では無くて、8枠は著しく不利というのが、ダービーの枠順における真実だと思っている。
未だにアドミラブルはバケモノ級に強かった馬だと思っているが、それでも3着がやっと。
どスローだったことも含めて取りこぼしたが、やはり外枠の影響は大きかったと見る。
その大外枠にハマったイクイノックス。
先週のオークスをスターズオンアースで勝ってるルメールだが、オークス以上にダービーの大外枠は堪えるよ。
それら全部ひっくるめて、好走はしてくると思うけど勝ち切るのは難しいと思う。
過去30年で8枠は4勝してるけど、大逃げを打ったサニーブライアンを除けば、3冠馬ナリタブライアンとジャングルポケット、そして、超完璧に乗った福永のワグネリアンのみ。ルメールなら、5頭目にさせる可能性はあるけど、おれは「注まで」としておく。
続いて、3着候補の△。
△5ピースオブエイト
△9ジャスティンパレス
△11ジャスティンロック
△15ジオグリフ
△17ロードレゼル
この5頭の解説。
ピースオブエイトは自在性を持った立ち回りが出来る事と、アルメリア賞の時計が優秀であること。
ジャスティンパレスは皐月賞で不利もあり途中で競馬を止めてる。レベルが低かったかもしれないがホープフル2着馬だし、ディープ産駒って事で押さえておく。
ジャスティンロックはダノンベルーガ同様皐月賞で内の荒れた馬場を終始走ってた。その中で上がり34.5は優秀だし、後ろからはきついダービーだけど、敢えての指名。
ジオグリフは皐月賞馬。東京でも走れるし、福永が上手く乗ったら3着はあるかもしれないという押さえ。
ロードレゼルはプラダリアを評価している以上、プラダリアよりもきつい競馬をして着差0.1を評価してのものだが、どこまで17番枠から先行できるか?ただ、デシエルトが逃げ宣言しているし、その番手についていけば意外といいところにハマる可能性もあるので、押さえる。
以上が、2022年のダービー最終結論。
買い方
【単勝】13(1点)
【馬連】12-13(1点)
【ワイド】13=6.3.5.9.11.17(6点)
【馬単F】13.12→6.3.5(6点)
【3複】13=12.6.3.18=12.6.3.18.5.9.11.15.17(26点)
【3単】13.12→13.12.6.3.18→13.12.6.3.18.5.9.11.15.17(64点)
3複と3単はトリガミも含まれるけど「3着荒れ」の際に補填になるようにイメージして組んでるので、そこは気にしない。
むしろ、◎〇2頭が3着内に入った場合は馬連馬単で利益が出るように資金配分を考える。
その上で、「◎〇▲=6.12.13」の3複1点目大本線に関しては、「5万円分」購入して、プレゼント企画用の馬券とする。
2022日本ダービーは以上!
しっかり楽しもう!
ちなみに14時30分から「YouTube生配信」をするので、時間がある人は一緒に楽しもうぜ!
ダービーとは何ぞや
ってなことを考えてもうかれこれ30年以上経つわけだけど、毎年本当に楽しませてもらってるという意味では、「大河ドラマ」や超ロングランの「シリーズもの映画」以上に、無くてはならない存在なわけで、他のスポーツを合わせても、これだけ魂を揺さぶられ続けてくれるコンテンツに出会えてない。
競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのだ。
寺山修司大先生の残したこの言葉が、年々、年を追うごとに染みてくる。
俺の人生は確かに数奇な所がいくつも有ったりするし、それこそ似たような生き方をしている人をあまり見た事が無いが、むしろ「競馬の中」の方が、自分の人生に近い状況が良く起こっているという意味でも、本当に、「人生が競馬の比喩」であることを実感するわけだよね。
人に巻き起こる喜怒哀楽、そして、それを分かっているのか分かっていないのか、馬の真っすぐな眼とひたむきな走りがそこにはあるわけで、その何とも言えない苦しくも切なく儚いサラブレッドたちの栄誉をかけた戦いがダービーなわけだよね。
ダービーって何だろうか。
毎年1頭しか生まれないダービー馬。
ある意味では、ダービー自体が【生命誕生】の象徴のような意味なのだろうか。
数多くの精子が卵子を目指し、その競争に勝ち生を受けた人間は、ダービーの中に自分の「生命」を見るのかもしれないね。
だから、なぜかダービーの時期になると人に感謝したくなるし、母の日から父の日の間に「ダービーがある」っていうのも、「生への感謝」を「ダービーが想起させる」という事なのかもしれない。
そんなダービー。
今年も、出走馬18頭には心より感謝を言いたい。
そして、その関係者の皆様には、心より出走おめでとうございますと言いたい。
自分の馬ではないが、ダービー出走馬なんていうのは「競馬界の共有資産」の様なものだし、昭和時代に近所の子供をみんなで育てるといったイメージに近くて、ある意味では全員が「俺の馬」と思ってる節があって、そして俺らは「近所のうるさ型のオヤジ」であって、そんな思いが綯い交ぜになった混沌の中から1着馬が生まれるってところに、なんか物凄い一体感の様なものを感じたりもするわけだよね。
そんな競馬の祭典、第89回東京優駿-日本ダービーが間もなく発走を迎える。
もちろん、来週になれば新たな新馬戦が始まり、「第90回東京優駿」にむけてのシーズンが始まるわけで、その意味じゃ、人間では味わえない生命サイクルを味わわせてくれるのも競馬の醍醐味であり、だからこそその中にある?栄や衰退の中に、学びが有ったりするんだろうなと思うわけだ。
その「つなぎ目」のような1日が「ダービーDAY」なわけで、なぜか昔から【必ずダービーロス】になるんだよね、俺。
何故なんだかわからないんだが、馬券に勝ってもこれは変わらないから、きっと別な所に理由はあると思うけど、おそらくは「負けた馬達」に近いイメージだったり、なんなら、ダービー出られなくて白百合S辺りに出てる馬達の悲哀とか、それでもまだ勝ってればいいけど、ダービーを戦っている裏で、同じ世代の馬が未勝利戦を戦ってる事の悲哀だったり、そんな状況下に置かれた馬達が未来ではダービー出走組を逆転していたり、そんなことを思い出してボーっとするわけで、ロスというよりも、むしろ負けた馬達に思いをはせてるだけなのかもしれないから、前から言ってる「センチメンタルダービー」の方がしっくりくるね。
なので、結構ダービーは競馬の祭典といわれるけど、俺自身はダービーに対して「お祭り」といったイメージが無くて、どちらかと言えば祭典の意味に含まれてる「儀式的」イメージの方に近い感覚を持ってるかな。
なんか、神主出てきて、「かけまくもかしこきいざなぎのぉぉぉ」とか言って、祝詞が流れてるイメージ。
そんな感じのダービーなのでなんか「◎〇▲」を奉納するようなイメージで毎年予想している気がしてる。
なので、その「◎〇▲」の3連複1点の馬券を「山分けプレゼント企画」にして、当たった場合は馬券山分け企画をしようと思ってるんだけど、なんかそれがいわゆる神道の直来(なおらい)に近いイメージでとらえてる感じ。まぁ、当たらなかったら、直来にはならんかもしれないけど、奉納した◎〇▲が当たれば、祭典の後に直来でしめるっていう感じなんだよな。
神道の人じゃないと、「直来(なおらい)」なんて言葉聞いたこと無いかね?笑
俺は、昔から直来が好きでね。
子供のころ育ったのが山梨県の今で言うと北斗市だっけ?昔は韮崎市須玉町って言ったんだけど、そこに居た事があって、その近くに「若神子(わかみこ)」っていうところがあってね、その近くの神社の神主とじーちゃんが仲良くて、何かと神事に出てたからか知らんが、子供のころから直来の雰囲気が好きだったんだよね。
そんなことが競馬のコラムで、わざわざ馬券プレゼント企画に通じるとは思ってなかったんだけど、なんか今年はダービーで直来してーなぁと思ったって事。
そんなダービーの最終結論を出す時が来た。
■第89回東京優駿-日本ダービー
まずは、全ての印から公開する。
◎13ドウデュース
〇12ダノンベルーガ
▲6プラダリア
☆3アスクビクターモア
注18イクイノックス
△5ピースオブエイト
△9ジャスティンパレス
△11ジャスティンロック
△15ジオグリフ
△17ロードレゼル
これで行く。
◎は皐月賞の時の本命◎と同じドウデュース。
YouTubeの調教診断みてくれた人は分かると思うけど、俺はこの馬の「右手前」の爆発力に賭けたいと思っている。
皐月賞でも3コーナー手前からゴール版過ぎるまで「右手前一本」で走ってて、それで上り最速を叩き出してるってところに、この馬こそ「サウスポー」っていう感じがしている。
朝日杯の時も、馬体をぶつけられなかったら手前替えなかったんじゃないか?というくらい「右手前」好きな馬だよね。
つまりは、コーナーを左手前で走れて、直線で「右手前」になる【左回りの競馬場】の方が、この馬の持ち味が活きると見ているという事。
ここ最近では珍しく、賞金足りてるのに、弥生賞→皐月賞→ダービーというローテを組んでるところも昭和のおじさんにはたまらないわけよ。それを引退間際のおじいちゃん先生がやってるわけじゃなくて、世界の友道がやってるっていうんだから、ダービーローテなんだろうな!と思う訳。
そういうことを含め、皐月賞では「2.3着濃厚」的な軸馬として取り上げたけど、思った以上に「ダービーに繋がる競馬」をしてくれたから、中間どんな調整をするのか楽しみにしてた中で、1週前追い切りで抜群の動き。ここでも「右手前一本」で走ってるんだけど、まぁほれぼれする良い動き。最終追い切りはポリトラックで調整程度の追い切りだったけど、ここでは小気味良い動きでバネ感抜群に気持ちよさそうに走ってた。ちなみに最終追い切りでは、しっかり手前も替えてたし、究極の勝負になると「右手前」に拘った走りをするのがドウデュースだとすれば、ここで狙いたいと思ったワケで、今回は「頭もある」とみて本命◎を打ってるという事。
久しぶりに豊さんのダービー制覇も見たいんだよね。
続いて、対抗〇がダノンベルーガ。
この馬に◎を打ってる人も多いよね。
叩き台の皐月賞。
右トモが弱い馬で、直線左手前になってけっぱる脚が右になる右回りはそもそも向かない中で、馬場の悪い内を通り続けての4着は力あるよね。
皐月賞前に「仕上がり過ぎたかも」と堀先生は言ってたけど、それもダービーに最大の目標を置いてるから「お釣りを残したかった」と公言している訳で、その背景に「右トモの不安」もあったことで、おそらくはそういう表現になったと思ってる。
この事で、唯一の心配は「仕上がり早」である、この馬の気性面。
仕上がり過ぎていた事の身体面での反動は「1週間前の追い切り」を見れば、全く無かったと言ってもいいわけで、「おおおお!すげー追い切り!」と思えるんだけど、かたや、「仕上げるつもりはなかったのに仕上がりが進んだ皐月賞」を考えると、気性的に一生懸命走り過ぎるところがあるから、追い切りがピークになって無ければいいなという点が、ドウデュースに調教評価「SS」をつけたのに、ダノンベルーガに「S」までしか付けなかった理由。
テンションの面は当日最重要で確認した方が良いね。
そこをクリアしてたら、勝つのはこの馬かもしれないという事も踏まえて、馬券は組み立てる。
それくらいギリギリの仕上げを堀厩舎がしてきたって事だし、1週前に乗った川田も「やっぱりすごくいい馬だね」と相当いい感触を得てたみたいなので、まずは、この2頭の一騎打ちになると個人的には思っているという事。
▲は青葉賞馬のプラダリア。
皐月賞の1.2着馬も強いと思ってるし、軽視はしてないんだけど、ジオグリフは「皐月賞がピーク」で「しかも全てが上手く行った勝利」だと思ってるし、イクイノックスはダービー目標だと思ってたんだけど、そのイクイノックスの追い切りに少し懸念を覚えたんだよね俺。決して悪いという事ではなく、もっと良くなってくることをイメージしちまってたからか、良い動きしてるんだけど「あれ?」と思っちまった。まぁ、無事これ名馬で、強い馬は普通で良いという事なら、全く問題は無いんだけど、「ここはダービーだぜ!」と思った時に、これでいいのか?とも思っててね。もしかしたら、2走ボケとかにならないよな?といった変な不安が頭をよぎっちまったから、イクイノックスは注にしたわけ。
となると、皐月賞の中位&下位組から下剋上があるのか、それとも、別路線組から一角崩しがあるのか、を考えた時、一番魅力的に写ったのが「プラダリア」だったという事。
今年の青葉賞は、ディライトバローズがかなり強引に逃げて、番手のロードレゼルもなかなかのペース。
そういった「流れた青葉賞」で、着差はコンマ1秒差しかついてないけど、しっかりと差し切ったプラダリアは強かったなと。
基本青葉賞は「緩んだ青葉賞」だとダービーでは通用しない。
それなりに流れて、時計の裏付けを持った勝利であることと、間隔が短いから「反動を残していない」という2点が好走のカギとなると思ってる。
その2つともクリアした久しぶりの青葉賞馬だと思ってる。
青葉賞は「走破時計2分24秒2」。
アドミラブルが勝った年ほどの時計ではないし、フェノーメノが勝った時ほど勝ちっぷり(2着との着差)が良かった訳ではない。
ただ、この日の東京競馬場はダートは最終まで重、芝は良発表だけど「10Rから良に変わった」稍重寄りの馬場。
稍重だと2分25秒以上かかるのが普通だし、上りも35秒台になってもおかしくないが、そこで「2分24秒2|上り34.2」は優秀と見た。
それが、▲抜擢の理由の1つ。
もう1つが追い切り。
間隔が短い中で2400mで2連勝し、ここで再度輸送。
にもかかわらず、中間坂路で51秒台連発。
しかも、鞍上は「まだまだ余力があった」と言っていた模様。
年明けデビューの馬だけに、今が正に「成長真っ盛り」なのか?と考えると、一戦一戦の上積みが半端ない可能性があると考えた。
阪神の2400mで2分29秒台で走った馬が、一気に5秒時計を詰めたのが青葉賞。
この短期間でグングン力をつけてるとすると、ここで1秒時計を詰めて、2分23秒台前半でいきなり走れてもおかしくないと見た。
3枠4枠あたりは両サイドからプレッシャーを受ける枠だから、不利も多い枠なんだけど、そこを何とか捌いて綺麗に「1コーナーには入れれば」、久しぶりの青葉賞馬の食い込みどころか、遂に青葉賞組から勝ち馬が出るという事もあるかもしれないとすら思っている。
以上が、◎〇▲3頭の抜擢理由ね。
で、☆に抜擢したのが、最高の枠を引いた「アスクビクターモア」。
ダービーの穴馬候補は「内枠の先行馬」っていうのは鉄板の法則。
弥生賞では◎に先着しているし、34秒台前半の脚は使えるから、脚がそこまで遅いわけじゃない。
追い切りの動きも良いし、一発の思い切りを持った鞍上の田辺。
ここは、この評価を渡したい。
▲☆は共に「ディープインパクト産駒」。
爆発力を引き出せるかもしれないプラダリアと前受出来るアスクビクターモアが今年の「ディープインパクト産駒」の好走馬だと思っている。
注にイクイノックス。
ポテンシャルだけなら、このメンバーNo1じゃないかとも思っている。
皐月賞直後は「ダービーはこの馬で仕方ないのか」という気持ちにもなった。
しかし、中間の追い切り、そして、この大外枠。
如何にダービーの大外枠が不利かは、「決める前に見るべし『日本ダービー』内枠有利は本当か?」と題した動画を見てくれれば一目瞭然。
内枠が有利という事では無くて、8枠は著しく不利というのが、ダービーの枠順における真実だと思っている。
未だにアドミラブルはバケモノ級に強かった馬だと思っているが、それでも3着がやっと。
どスローだったことも含めて取りこぼしたが、やはり外枠の影響は大きかったと見る。
その大外枠にハマったイクイノックス。
先週のオークスをスターズオンアースで勝ってるルメールだが、オークス以上にダービーの大外枠は堪えるよ。
それら全部ひっくるめて、好走はしてくると思うけど勝ち切るのは難しいと思う。
過去30年で8枠は4勝してるけど、大逃げを打ったサニーブライアンを除けば、3冠馬ナリタブライアンとジャングルポケット、そして、超完璧に乗った福永のワグネリアンのみ。ルメールなら、5頭目にさせる可能性はあるけど、おれは「注まで」としておく。
続いて、3着候補の△。
△5ピースオブエイト
△9ジャスティンパレス
△11ジャスティンロック
△15ジオグリフ
△17ロードレゼル
この5頭の解説。
ピースオブエイトは自在性を持った立ち回りが出来る事と、アルメリア賞の時計が優秀であること。
ジャスティンパレスは皐月賞で不利もあり途中で競馬を止めてる。レベルが低かったかもしれないがホープフル2着馬だし、ディープ産駒って事で押さえておく。
ジャスティンロックはダノンベルーガ同様皐月賞で内の荒れた馬場を終始走ってた。その中で上がり34.5は優秀だし、後ろからはきついダービーだけど、敢えての指名。
ジオグリフは皐月賞馬。東京でも走れるし、福永が上手く乗ったら3着はあるかもしれないという押さえ。
ロードレゼルはプラダリアを評価している以上、プラダリアよりもきつい競馬をして着差0.1を評価してのものだが、どこまで17番枠から先行できるか?ただ、デシエルトが逃げ宣言しているし、その番手についていけば意外といいところにハマる可能性もあるので、押さえる。
以上が、2022年のダービー最終結論。
買い方
【単勝】13(1点)
【馬連】12-13(1点)
【ワイド】13=6.3.5.9.11.17(6点)
【馬単F】13.12→6.3.5(6点)
【3複】13=12.6.3.18=12.6.3.18.5.9.11.15.17(26点)
【3単】13.12→13.12.6.3.18→13.12.6.3.18.5.9.11.15.17(64点)
3複と3単はトリガミも含まれるけど「3着荒れ」の際に補填になるようにイメージして組んでるので、そこは気にしない。
むしろ、◎〇2頭が3着内に入った場合は馬連馬単で利益が出るように資金配分を考える。
その上で、「◎〇▲=6.12.13」の3複1点目大本線に関しては、「5万円分」購入して、プレゼント企画用の馬券とする。
2022日本ダービーは以上!
しっかり楽しもう!
ちなみに14時30分から「YouTube生配信」をするので、時間がある人は一緒に楽しもうぜ!
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