競馬サロン

覆面馬主1号
187
2010/01/01 00:00
Q.馬主になって一番良かったと思うことは何ですか?

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Q.馬主になって一番良かったと思うことは何ですか?
良かったって思うことは、色々あるんだけど、一番って聞かれると、うーん、迷うけど、やっぱり繁殖牝馬でいくつもの奇跡が重なった事かな。
オレが一番最初に買ったサラブレッドは、牝馬である。
その仔に出会ったのは、日高の牧場、ちょうど夕暮れ時だった。
数居る仔馬たちの中で、一頭だけ光り輝いて見えた。
オレは、基本直感を信用し、裏取りでロジックな方法論を最も好んでいるが、この時ばかりは、直感を超えて、運命的な何かを感じたのだった。
しかし、牧場主に尋ねると、すでに買い主が決まっているとの事。な?んだ、残念。
血統表を見ると、オレが大好きなミスプロ系だ。本当に残念。
すると、後日、奇跡が起きた。
牧場主から連絡があり、あの牝馬の買い主がキャンセルを入れてきたとのこと。
これは、まさに運命だと確信し、即決で買った。
まだ南関東の馬主資格しかなかった為、その仔は、南関東でデビュー。まあまあ走ってくれた。
3年半競争馬として頑張ってくれた後、血統が良かったのもあって、繁殖牝馬にすることにした。血統好きなオレは、このミスプロ系には、どんなサンデーサイレンス系も付けられると思っていた。
初めての自家生産。もちろん、種代もかかるし維持費もかかるし、子供が全然走らなかったら大損なんだけど。
その時は、勢いにまかせてやっちゃえ!みたいな感じだった。
何でも一度やってみる主義だから、失敗を恐れずやってみた。
そして、産まれてきたのは、女の子だった。
が、母親は、女の子を産んですぐ、育児拒否を起こし、悲しいことに一頭の仔しか産めなかった。
しかも、育児拒否だから、その仔は、乳母に育てられることとなった。
初めて生産した馬が、こんな酷い事になって、先が思いやられた。
あまり母乳ももらえず、食いも細い。
当然ながら馬体も細くて、競争馬になることすら怪しいと牧場主も言っていた。
その年、オレは、JRAの馬主資格も取得。
ダメ元で、知り合いのJRAの調教師にその仔を見てもらった。
するとまた奇跡が起きた。
なんと、調教師が絶賛したのである。
馬というのは本当に分からない。
曰く、「この仔、バネありそうだねー。芝の短距離なら何とかなるかもしれない。私にやらせてもらえませんか。」って。
オレには、奇跡的な一言に聞こえた。
そして、初めて自家生産した仔が、JRAで、デビュー出来ることになった。
デビュー戦を見にいって、パドックを周回する仔を見て、涙が出そうになった。
その仔は、とってもスピードがあった。
その後、芝の短距離で勝ち星もあげたのだった。
時が流れ、この仔も、オレは繁殖牝馬として残すことにした。
母がいない中、頑張って生き抜き、競争馬としてもそれなりの成績を残した彼女に生命的な強さを感じていたからだ。
彼女自身は乳母に育てられたのだが、母になった彼女は、しっかり子育てをしてくれた。
産まれてきた仔たちは、みな、とても良い仔で、しっかり走り好成績をたたき出してくれている。
既に3頭の仔が、全部で6勝もしてくれている。
オレにとっては、まさに奇跡的な10年だった。
自家生産は、コストはかかるが、それ以上の大きなリターンをもたらしてくれる。
毎年、どの種を付けて、どんな血統構成にするか、これを考えるのが最高に楽しい!共有している7号とは、いつも次なにつけるか、楽しい議論に花が咲いている。
馬主の喜び、それはやはり、オーナーブリーダーとして、生産馬を競馬場に送り出すことだと思っている。
Q.馬主になって一番良かったと思うことは何ですか?
良かったって思うことは、色々あるんだけど、一番って聞かれると、うーん、迷うけど、やっぱり繁殖牝馬でいくつもの奇跡が重なった事かな。
オレが一番最初に買ったサラブレッドは、牝馬である。
その仔に出会ったのは、日高の牧場、ちょうど夕暮れ時だった。
数居る仔馬たちの中で、一頭だけ光り輝いて見えた。
オレは、基本直感を信用し、裏取りでロジックな方法論を最も好んでいるが、この時ばかりは、直感を超えて、運命的な何かを感じたのだった。
しかし、牧場主に尋ねると、すでに買い主が決まっているとの事。な?んだ、残念。
血統表を見ると、オレが大好きなミスプロ系だ。本当に残念。
すると、後日、奇跡が起きた。
牧場主から連絡があり、あの牝馬の買い主がキャンセルを入れてきたとのこと。
これは、まさに運命だと確信し、即決で買った。
まだ南関東の馬主資格しかなかった為、その仔は、南関東でデビュー。まあまあ走ってくれた。
3年半競争馬として頑張ってくれた後、血統が良かったのもあって、繁殖牝馬にすることにした。血統好きなオレは、このミスプロ系には、どんなサンデーサイレンス系も付けられると思っていた。
初めての自家生産。もちろん、種代もかかるし維持費もかかるし、子供が全然走らなかったら大損なんだけど。
その時は、勢いにまかせてやっちゃえ!みたいな感じだった。
何でも一度やってみる主義だから、失敗を恐れずやってみた。
そして、産まれてきたのは、女の子だった。
が、母親は、女の子を産んですぐ、育児拒否を起こし、悲しいことに一頭の仔しか産めなかった。
しかも、育児拒否だから、その仔は、乳母に育てられることとなった。
初めて生産した馬が、こんな酷い事になって、先が思いやられた。
あまり母乳ももらえず、食いも細い。
当然ながら馬体も細くて、競争馬になることすら怪しいと牧場主も言っていた。
その年、オレは、JRAの馬主資格も取得。
ダメ元で、知り合いのJRAの調教師にその仔を見てもらった。
するとまた奇跡が起きた。
なんと、調教師が絶賛したのである。
馬というのは本当に分からない。
曰く、「この仔、バネありそうだねー。芝の短距離なら何とかなるかもしれない。私にやらせてもらえませんか。」って。
オレには、奇跡的な一言に聞こえた。
そして、初めて自家生産した仔が、JRAで、デビュー出来ることになった。
デビュー戦を見にいって、パドックを周回する仔を見て、涙が出そうになった。
その仔は、とってもスピードがあった。
その後、芝の短距離で勝ち星もあげたのだった。
時が流れ、この仔も、オレは繁殖牝馬として残すことにした。
母がいない中、頑張って生き抜き、競争馬としてもそれなりの成績を残した彼女に生命的な強さを感じていたからだ。
彼女自身は乳母に育てられたのだが、母になった彼女は、しっかり子育てをしてくれた。
産まれてきた仔たちは、みな、とても良い仔で、しっかり走り好成績をたたき出してくれている。
既に3頭の仔が、全部で6勝もしてくれている。
オレにとっては、まさに奇跡的な10年だった。
自家生産は、コストはかかるが、それ以上の大きなリターンをもたらしてくれる。
毎年、どの種を付けて、どんな血統構成にするか、これを考えるのが最高に楽しい!共有している7号とは、いつも次なにつけるか、楽しい議論に花が咲いている。
馬主の喜び、それはやはり、オーナーブリーダーとして、生産馬を競馬場に送り出すことだと思っている。
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