■中京11R・高松宮記念

高松宮記念とスプリンターズSは違う。「春の短距離王決定戦」っていうと高松宮記念ぽいけど「電撃戦」っていうと高松宮記念ぽくない。逆にスプリンターズSは「秋の短距離王決定戦」より「電撃戦」っぽい。ニュアンスの話、というだけでなく、実際高松宮記念は1分8秒0以内のタイムになったのが過去10年で2回しかないし、良馬場も3回しかない。だから「電撃戦」っぽくない。なので、鮮やかな勝ち方するタイプより消耗戦で強いタイプを重視したい。（たまに春秋制覇したりするのはいるけど、そういうのは単純に力が抜けてる）

そういう面で言えば、阪神カップ組はルメールへの乗り替わりで鮮やかな大外一気を決めたナムラクレアよりも、差し有利の展開に直線横へ広がる馬場状態で前々から粘りに粘ったマッドクールを重視したい。昨年のチャンピオンでここへの適性は十分だし、最内枠で隣が絶対行くウイングレイテストとあれば並びもベスト。インの好位を取るのは容易で、バイアス的に有利なポジションで運べば連覇の可能性も。

しかし、そのマッドクールより重い印を打ちたいのが◎トウシンマカオ！

「お前散々言っといてスプリンターズS好走馬選ぶんかい」というツッコミは甘んじて受け入れますが。そもそもマッドクールだってスプリンターズSで2着してるし、トウシンマカオはそのスプリンターズSが強かった。それまで外枠でしか結果出せなかった馬が、ひと目見て「終わった」と思えるような枠から2着好走。両隣にテンが遅い馬がいて発馬直後にポケットが出来たのも良いアシストになったけど、それでもインで運べたのは成長の証。その前のセントウルSでも左回り不安説を一蹴しての勝利で、走るたびに強くなっているサイヤ人みたいな印象。前走の香港スプリントは出遅れもありレースになっておらず、評価は下がらない。

マッドクールと最後までどっちの印を重くするか悩んだけど、さらなる成長に期待してこちらを取る！

単穴は▲ナムラクレア。どんな条件でも馬券内に来るすっごい偉いおりこうさん。嫌う理由もない。

■印・買い目

◎12トウシンマカオ
○1マッドクール
▲14ナムラクレア
☆10サトノレーヴ
☆6ルガル
△13エイシンフェンサー
△3ビッグシーザー

【単勝】12（1点）
【馬単】12→1,14,10,6（4点）
【馬単】1→12（1点）
【3連単/フォーメ】12→1,14→1,14,10,6,13,3（10点）
【3連単/フォーメ】12→10,6→1,14（4点）