◆【随時更新中｜3/29的中速報】白熱のバトロワ第2弾開幕！GI前の軍資金稼ぎは先週日曜4の4山田ら主宰者陣におまかせ！【日経賞/毎日杯2025予想】

【日経賞】

人生初の手術を行った今週。

せっかくの機会なので「すべてを目に焼き付けてやろう」と思い、その日を迎えた。点滴に繋がれたままストレッチャーに乗せられ、病棟→エレベーター→手術室と天井の景色がどんどん変わっていく。

「妙にひんやりしているなぁ」
「みんな手際がいいなぁ」
「てか、音楽流れてる……」

ここまでは状況を把握していた。まずは酸素マスクを装着され、指示通り深呼吸をする。なるほど、これが手術ってやつか。

「では、もう一度深呼吸をしてくださ……」

……目を覚ますと、視線の先には日々利用している病院の部屋の天井があった。

「タイムリープ？」

術後の第一声はそんな感じだったと思う。一瞬で意識を失い、1時間ほど経ってから看護師さんの声掛けで起きるまで意識ゼロ。麻酔ってこんなにすごいのか……。

手術の夜は麻酔が切れた痛みと熱さで一睡もできなかったが、2日目から薬の効果もあり痛みもなく病院でリハビリと経過観察の日々が続いている。YouTube、春のGIシリーズがはじまる今週中には再開したかったなぁ。

さて、土曜メインは日経賞。

特別登録馬を確認した瞬間に本命は決まった。アーバンシックだ。

歴戦の古馬を差し置いて1番人気に支持された前走有馬記念。結果は6着と、古馬の壁以上に先団で運んだ馬が上位を占めた展開が向かなかった印象だ。

過去10年の日経賞において、前走有馬記念かつ前年GI連対歴あり該当馬は【3-2-1-1】。中山適性はセントライト記念での勝利が証明しており、2025年の始動戦としてGI馬の貫禄を見せつけてくれことだろう。アーバンシックの本命に迷いはない。

相手本線にはマテンロウレオを。

長期休養明けを挟み、3→2着と着実に良化。ダービー馬ダノンデサイル、皐月賞2着馬コスモキュランダ、菊花賞2着馬ボルドグフーシュと、クラシック戦線で好勝負を演じた強豪相手に好走の前走AJCCは高く評価できる。6歳を迎え、もう一段階上のステージに覚醒を遂げようとしているハーツクライ産駒。ここも軽視禁物だ。

マイネルエンペラーも侮れない。

目下5戦連続馬券内の馬。好メンバーが揃った前走日経新春杯は3着と、重賞でも大崩れしなかったのは立派だ。非根幹距離では【2-2-1-2】掲示板外なし。再度の好走を警戒。

さらにはマキシ。

前走チャレンジCは大出遅れのスタートでジ・エンド。参考外で良いだろう。少頭数かつ直線の長いコースに好走歴が集中している点がどうかも、私は前走この馬に本命◎を打っており能力は重賞級の評価。内枠でゲート五分ならこのクラスでもやれる力はあると思う。

【中山11R　日経賞予想の印】
◎７ アーバンシック
〇２ マテンロウレオ
▲８ マイネルエンペラー
☆４ マキシ
△５ ヴェルミセル
△６ チャックネイト
△13 シュヴァリエローズ
△15 リビアングラス

【馬単】7→2,8,4（3点）
【3連複/フォーメ】7＝2,8,4＝2,8,4,5,6,13,15(15点)


【毎日杯】

かつてはNHKマイルCへの重要なステップレースと位置付けられていた毎日杯。しかし、近年はシャフリヤールの日本ダービー制覇とともに“Road To Derby”の役割も担うようになった。ブラストワンピースやシーズンリッチなど、関東馬による勝利も珍しくない。

関東馬か、関西馬か。

脳内会議をはじめようとしたところ、馬柱にある「リラエンブレム」の名前を目にしたときに議論は終わった。本命はリラエンブレムだ。

まずはこちらをご覧いただきたい。

（シンザン記念見解ここから）

「1分34秒1」

この時計を見た時に、あれ？　と思ったのが、本レースに出走するリラエンブレムだ。

同馬が制したのは内回りコースの京都芝1600ｍ。当時の勝ち時計は1分34秒2、アドマイヤズームとの比較でわずか0秒1差だった。直線半ばでチラッとターフビジョンを確認する余裕があったというのに……もしかして、この馬は怪物か？

なお、アドマイヤズームが勝ち上がった舞台もまた内回りコースの京都芝1600ｍ。1分33秒9の走破タイムはリラエンブレムより0秒3速く、それがGI制覇の扉をこじ開けることとなったのだろう。単純計算で同馬がGI朝日杯FSに出走していたとして、少なくとも3着はあったと私は思っている。

リラエンブレムについて補足すると、スワンS週の前走は外差し馬場が一気に進行した週。パワーを要する馬場をものともせず抜け出したレースぶりは冬の中京芝適性にも通ずるものだと私は思っている。今年のキズナ産駒の大将格はこの馬だ（見解ここまで）。

「怪物」
「キズナ産駒の大将格」

競馬ファンを虜にする甘美なキーワード。前走シンザン記念は馬群のなかで【4-8-9】とスムーズさを欠きつつ2着に0秒4差の強い内容で、中間の動きも申し分なし。当時とまったく同じレース間隔で臨める点もプラス材料と言えよう。

3連勝で向かう先はNHKマイルCか日本ダービーか……春のGI戦線を賑わせる逸材に迷わず本命を託す。

相手の2列目には前走でも本命◎を打ったように高く評価しているキングノジョー、時計が出る馬場なら妙味十分のファンダム、強豪相手に戦ってきた経験値＋川田将雅騎乗が魅力なアスクシュタインを。

【阪神11R　毎日杯予想の印】
◎８ リラエンブレム
〇１ キングノジョー
▲７ ファンダム
☆４ アスクシュタイン
△６ エコロディノス
△３ ガルダイア
△５ ネブラディスク

【馬単】8→1,7,4（3点）
【3連複/フォーメ】8＝1,7,4＝1,7,4,6,3,5(12点)


【自信の一鞍　中京9R　矢作川特別】

今回がキャリア5戦目となるエクリプスルバン。前走はダート1700mで1分43秒3と1勝クラス離れした好時計で勝ち上がった。ダート1800mは新馬戦で経験済み。当舞台のGI・チャンピオンズCを制したテーオーケインズと同じ父シニスターミニスター×母父マンハッタンカフェという配合も魅力だ。

2列目の1頭目にはティンティンデオを。昇級戦の前走は勝ち馬と0秒5差なら及第点。得意の中京替わりで見直した可能だ。こちらも中京巧者のボックスオフィス、初ダートも砂を被らず運べる外枠を引き当てたログラールまでを2列目に設定。

【中京9R　矢作川特別予想の印】
◎７ エクリプスルバン
〇５ ティンティンデオ
▲９ ボックスオフィス
☆12 ログラール
△１ ユメハハテシナク
△４ ダディーズトリップ
△３ サパテアール
△11 テーオーレガシー

【馬単】7→5,9,12（3点）
【3連複/フォーメ】7＝5,9,12＝5,9,12,1,4,3,11(15点)


---------------------------
（3月29日14時　編集部追記）

記事内中京9R・矢作川特別の解説文が他のレースになっており、修正いたしました。
訂正しお詫び申し上げます。

---------------------------

【太鼓判　中山9R　ブラッドストーンS】

スタンリーテソーロはメンバー中唯一の距離短縮ローテ。直線に急坂がそびえ立つ中山ダート1200mは上級クラスになるとペースも上がり、必然的にスタミナが問われる。その間隙を縫う存在として唯一無二の特徴を持つ本馬、一変の可能性は十分だ。

2列目には現級で実績十分のムーヴ、ブシン、オウバイトウリを。3列目には道悪想定の土曜中山から、持ち時計に秀でたロードオブザチェコら大穴候補を何頭か配置することで配当妙味UPを狙う。

【中山9R　ブラッドストーンS予想の印】
◎11 スタンリーテソーロ
〇２ ムーヴ
▲10 ブシン
☆５ オウバイトウリ
△15 ベンダバリラビア
△14 ショウナンアビアス
△16 スクーバー
△３ ロードオブザチェコ

【馬連】11＝2,10,5（3点）
【3連複/フォーメ】11＝2,10,5＝2,10,5,15,14,16,3(15点)

▽その他主宰者の予想コラム
◆【厩スポイラー／レベルS：中山11R・日経賞】「この鞍上を乗せてきた意味、わかるでしょ？」狙いすました参戦の妙味馬/レベルA：阪神8R/レベルA：阪神1R

◆【SPREAD編集長・山田／日経賞2025予想】グリグリ人気のアーバンシックを「単」で買うメリットなし/伏竜S/中山4R/中山6R

◆【覆面トラックマン／毎日杯・日経賞2025予想】「終い気合いをつけられての反応は抜群、狙いたい」

田原基成のプロフィールはこちら
関連コラム「ナムラクレアに”勝率ゼロ”浮上　穴妙味は想定6人気以下「3.4.1.0」該当馬　高松宮記念2025全18頭診断」
関連コラム「アーバンシックは「3.2.1.1」で鉄板級　狙うべきは”超大穴候補の3着”　日経賞2025全16頭診断」