◆【随時更新中｜3/8(土)的中速報】先週万券GETのAIツトムが今日も斬る！いよいよ大詰めバトロワの行く末は!?【中山牝馬S/フィリーズR2025予想】

古馬牝馬限定の重賞、中山牝馬S。上半期におけるこの路線の最高峰はヴィクトリアマイルですが、昨年の覇者テンハッピーローズの引退が発表されました。今後は、生まれ故郷の社台ファームで繁殖入りする予定です。

通算成績は27戦6勝。勝利した重賞はヴィクトリアマイルのみではあったものの、ロベルト4×4のクロスを持つ同馬は、血統の定型文「大一番に強いロベルト」を体現したような馬でした。
また、惜しくも勝利とはならなかったものの、秋のブリーダーズCマイルも素晴らしいレース。2番手から直線抜け出し、ゴール寸前まで先頭を守り続けたシーンは十分に夢を見させてくれるもので、ヴィクトリアマイルに負けないくらいの感動的なレースでした。

そして、テンハッピーローズといえば、津村明秀騎手とのコンビを語らないわけにはいきません。昨年は、若手や中堅騎手のGI初制覇が複数あり、中でもこのヴィクトリアマイルは、近年、最も心震えたレースの一つでした。
レース後、おそらく馬券を買った人の大半はハズれている（もちろん私自身も）はずなのに「津村おめでとう！」と、多くのファンが祝福。しかも、テンハッピーローズ自身がそれをわかっているかのように外ラチまでいって声援に応えているかのようなウイニングランや、その後の勝利騎手インタビューは何度見ても泣けます。来春、まずは無事に初仔が誕生し、母を超えるくらいの名馬になることを願わずにはいられません。

それでは予想に。

今回は、中山牝馬Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

（1）キャリア
（2）馬齢
（3）前走場所
（4）前走着順
（5）騎手の東西別
（6）前走頭数
（7）生月
（8）父の系統
（9）前走の枠順
（10）今回の斤量
（11）前走人気

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記11項目。その中で（1）はキャリアについて。
消耗の少ない馬が結果を残している当レース。中でも、キャリア15戦以下の関西馬は［3-2-2-7/14］。勝率21.4％、複勝率50.0％。単勝回収率210％、複勝回収率178％。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝ビヨンドザヴァレー、シランケド、セキトバイースト

（2）は馬齢。
（1）とやや重なりますが、中山牝馬Sは若馬が強さを発揮するレース。具体的には、馬齢が5歳以下で今回の馬番が奇数。なおかつ、前走と同じ騎手が騎乗する（継続騎乗）馬は［2-1-4-6/13］。勝率15.4％、複勝率53.8％。単勝回収率141％、複勝回収率146％。文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ジューンオレンジ、ホーエリート、シランケド

次は（3）の前走場所で、2パターンご紹介します。まずは、前走が中山以外だった馬。
こちらは、1800ｍか2000ｍか2400ｍ以上のレースに、54キロから55キロの斤量を背負って出走した馬が［2-3-2-5/12］。勝率16.7％、複勝率58.3％。単勝回収率165％、複勝回収率334％と、文句なし。
◇該当馬＝シンティレーション、キミノナハマリア、セキトバイースト

また、前走、中山芝2000ｍのレースに出走した関東馬も［1-2-0-3/6］。勝率16.7％、複勝率50.0％。単勝回収率61％、複勝回収率121％。該当馬は少ないものの、半数が好走していました。
◇該当馬＝クリスマスパレード

（4）は前走着順について。
前走、重賞かリステッド含むオープンを勝った馬が［0-0-1-6/7］と、振るわない中山牝馬S。一方、前走重賞かリステッド含むオープンで2着、もしくは条件戦を勝利した馬は［3-2-1-6/12］。勝率25.0％、複勝率50.0％。単勝回収率196％、複勝回収率250％。こちらも、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝ビヨンドザヴァレー、ホーエリート、シランケド、セキトバイースト

（5）は騎手の東西別。
栗東所属騎手騎乗馬の好走率が高い当レース。中でも、前走人気＞前走着順（前走3番人気1着など）だった馬は［4-1-1-5/11］。勝率36.4％、複勝率54.5％。単勝回収率301％、複勝回収率278％。複勝率の高さはもちろん、勝率の高さも魅力といえます。
◇該当馬＝ビヨンドザヴァレー

（6）は前走頭数です。
前走、今回より頭数が多いレースに出走した馬の回収率が高い中山牝馬S。そのうち、今回11から16番を引いた馬は［2-4-0-4/10］。勝率20.0％、複勝率60.0％。単勝回収率1085％、複勝回収率400％と、素晴らしい成績でした。
◇該当馬＝シンティレーション、キミノナハマリア

続いては（7）。生月について。
生月に注目したとき、好走率と回収率が最も高いのは3月に生まれた馬。そのうち、前走馬体重が460kg以上、かつ非市場取引馬は［2-3-1-4/10］。勝率20.0％、複勝率60.0％。単勝回収率1085％、複勝回収率481％。勝率と複勝率は（6）と同じでした。
◇該当馬＝ジューンオレンジ、クリスマスパレード、ヒップホップソウル

（8）は父の系統。
ミスタープロスペクター系を中心とする、ネイティヴダンサー系種牡馬の産駒が非常に強い中山牝馬S。その中でもとりわけ、前走ハンデ戦に出走した馬は［1-3-2-4/10］。勝率10.0％、複勝率60.0％。単勝回収率96％、複勝回収率301％。（6）（7）と同じ複勝率でした。
◇該当馬＝ミアネーロ、シンティレーション

（9）は前走の枠順です。
近年の中山牝馬Sは、どういうわけか前走4枠からスタートした馬が好調で［2-1-2-5/10］。勝率20.0％、複勝率50.0％。単勝回収率125％、複勝回収率121％。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝ミアネーロ、ヒップホップソウル、エミュー、シンティレーション

（10）は今回の斤量について。
今回の斤量に着目したとき、最も好走率が高かったのは55キロを背負う馬。そのうち、前走4コーナーで3番手以下に位置していた馬は［1-1-3-5/10］。勝率10.0％、複勝率50.0％。単勝回収率111％、複勝回収率140％。こちらも、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝ヒップホップソウル

そして最後は（11）の前走人気で、ここも2パターンご紹介します。まずは、前走4から6番人気だった馬。
こちらは、その時の上がりが7位以内だと［3-1-2-2/8］。勝率37.5％、複勝率75.0％。単勝回収率368％、複勝回収率396％と、凄まじい成績。
◇該当馬＝キミノナハマリア

一方、前走2番人気だった馬も［1-1-2-3/7］。勝率14.3％、複勝率57.1％。単勝回収率52％、複勝回収率130％。該当馬は少ないものの、十分に買い条件といえます。
◇該当馬＝ホーエリート

これら11の条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎12シンティレーション
○2ビヨンドザヴァレー
▲11シランケド
☆14セキトバイースト
△7ホーエリート
△9ヒップホップソウル
△13キミノナハマリア
△5ジューンオレンジ

【馬単/マルチ】12⇔2,11,14,7,9,13,5（14点）
【ワイド】12＝2,11,14,7,9,13,5（7点）

本命は、唯一4項目に合致したシンティレーション。以下、3項目に合致した馬が6頭いました。

2走前のエリザベス女王杯は10着と敗れたものの、本格化した近走は好調で、前走重賞初制覇を成し遂げたシンティレーション。クラブの規定で、おそらく今回がラストランになるでしょう。

前走内容も素晴らしかったのですが、さらに、その上をいったのが3走前の府中牝馬S。GI馬で、このレースを勝利したブレイディヴェーグと同じ上がり最速の32秒8をマークし、最終的な着差はわずか0秒2でした。GIIレベルには、十分到達しているといえます。
ただ、東京芝1800ｍと中山芝1800ｍは対照的ともいえるコース。そんな舞台で本命に推すのは嫌だなと思って戦績を振り返ると、当コースでも［2-0-1-2/5］で、5着以下なし。むしろ得意舞台でした。

ということで、馬券はシンティレーションからの馬単マルチとワイドを買いますが、対抗以下は横一線とみているので、3連系の馬券は買わないことにします。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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