天皇賞・春のテーオーロイヤル・菱田裕二に始まり、ヴィクトリアマイルのテンハッピーローズ・津村明秀、宝塚記念のブローザホーン・菅原明良、スプリンターズSのルガル・西村淳也、阪神ジュベナイルFのアルマヴェローチェ・岩田望来……。

「GI初制覇」というトレンドに沸いた2024年の競馬界。その締めくくりを◎ラムジェット・三浦皇成に託す。

■現地パドックでも緩く見えた前走

フォーエバーヤングの圧倒的な強さは見てのとおりであり、ラムジェットとの初対決となったジャパンダートクラシックは正直完敗だった。

ただ、ラムジェットは前走・ジャパンダートクラシックでは出脚が鈍り、いつも以上に追い通しの競馬。フォーエバーヤングを意識しすぎた感はある。2走前・東京ダービーも序盤は促していたが、途中からは流れに乗り脚を溜める競馬。最終コーナーで再び先に手は動いたが、直線先頭に立ってからどこまでも伸びる脚は素晴らしかった。このあたり、前走は現地パドックでも緩く見えたプラス18キロという数字の影響は少なからずあったか。

地力はフォーエバーヤングが明らかに上。ただ、3カ月の間に大井→米国→大井と渡り歩くフォーエバーヤングと、軽いザ石はあったとはいえ、チャンピオンズCを回避し、じっくりと立て直したラムジェット。年明けにサウジとドバイ遠征を視野に入れたフォーエバーヤングと、GIのタイトルを渇望するラムジェット。その差は少なくとも縮まるはずだ。

チャンピオンズCを回避後は早々と乗り出し、栗東CWコースで終い11秒台を連発。自己ベストを1秒7も更新したチャンピオンズCの中間と遜色ない機敏な動きを見せ、態勢は整った。

馬券は◎ラムジェットの単勝を厚めに、馬連は○フォーエバーヤングとの1点勝負。3連複は◎○の軸2頭、3連単は◎○の1、2着裏表のフォーメーションを組む。

3歳2頭以外は横一線の買い方だが、印を付けるとすれば、追い切りの動きが抜群に見えた▲デルマソトガケ、転厩初戦で割引きも地力強化が目覚ましい☆ウィルソンテソーロの順。前走・BCクラシックの負け方が燃え尽きたように見えてしまったウシュバテソーロは、時計を要する大井ダートで巻き返すかどうか……の半信半疑で△評価。むしろ巻き返しと言えば、コリアC圧勝のシーンが印象深い△クラウンプライドに食指が動く。

印と買い目は以下のとおり。

■東京大賞典2024予想【買い目】

◎３ラムジェット
○４フォーエバーヤング
▲５デルマソトガケ
☆２ウィルソンテソーロ
△10ウシュバテソーロ
△９クラウンプライド

【単勝】3（1点）
【馬連】3＝4（1点）
【3連複/軸2頭】3＝4＝5,2,10,9（4点）
【3連単/フォーメ】3,4→3,4→5,2,10,9（8点）

やったれ、皇成！

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