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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/07/06 18:45

七夕賞2024 最終結論【馬体】過去好走馬と重なる◎が中心【重賞深掘りPROJECT】

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《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》


《七夕賞の馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

水曜日はDG競走・スパーキングレディーカップの取材のため川崎競馬場へ行ってきました。

浦和のスピーディキックに期待していたのですが、最後は内に突っ込まざるを得ない展開となり手痛い4着。

調教師によれば、まだまだ挑戦は続けていくとのことで、JRA勢相手に五分に活躍する姿を改めて見たいものですね。

レースを制したのは57キロの斤量を背負った実績馬のアーテルアストレア。パドックでの気配はJRA勢の中で1番。エンプレス杯からの巻き返しを期した陣営の本気の調整が反映された姿だったと見ています。

それでは日曜重賞・七夕賞の予想を進めていきます。

ここまでの予想コラムで述べた内容と重なり恐縮ですが、私の重賞の予想方法は

(1)過去好走馬の馬体分析
(2)馬体以外で重視すべきファクターの選定
(3)出走有力馬の馬体分析
(4)総合的に判断した印と想定人気を考慮した買い目並びに点数の決定

以上です。

まず過去好走馬の馬体ですが、本重賞は先週のラジオNIKKEI賞と同様に偏りが見られるレースです。

2019年Vのミッキースワロー、昨年Vのセイウンハーデスなどのように「重量感がある逞しいつくり」をした馬の好走が目立ちますね。

福島芝コースは中山や阪神ほどの急坂ではありませんが「坂」があり、それを乗り越えるだけのパワーが必要です。そのためパワーに秀でる「逞しい馬」が活躍しやすいのでしょう。


続いて他に重視すべきファクターの選定ですが、本重賞では福島芝の傾向を考慮し「位置取り」とします。

開幕2週目を迎えた福島ですが、芝のレースでは土曜日まで前残りが続き、だいぶ差しづらいコンディション。

好位を確保できるだけの「先行力」や3角から動いていける「機動力」は必須ですね。

有力馬の内、ある程度のポジションを確保しつつ進められそうなのが、ボーンディスウェイ、レッドラディエンス、キングズパレス、フェーングロッテンあたり。

差しのカレンルシェルブルとリフレーミングは、前が総崩れになるような展開の恩恵がないとなかなか差せないかもしれません。


さらに出走有力馬の馬体分析です。

有力馬8頭の馬体は表にまとめましたのでご確認ください。



チェックポイントは「馬体のデキ」と「シルエット」の2点。

気温が一気に上昇し調整が難しい時期ですが「馬体のデキ」から推せるのがキングズパレス、ボーンディスウェイの2頭です。

2頭ともメリハリが強調された姿で、キングズパレスは馬体がパンパンに張っています。ボーンディスウェイは胴中心部に銭形が浮き体調面良好ですね。

続いて「シルエット」から推せるのがキングズパレスです。ミッキースワローやセイウンハーデスが重なる、重量感ある逞しいつくりなのがいいですね。

出走有力馬の大半が馬体をシャープに見せていましたので、本馬の逞しさが際立ちます。

「馬体のデキ」と「シルエット」ともクリアするのはキングズパレスのみです。これで単勝オッズ2倍台なら考えものでしたが、当日の単勝オッズは4倍前後つきそうな状況。

キングズパレスが、小回りなら小回りでマクる競馬ができることは3走前の中山・湾岸Sで証明済みです。

他にも調教、枠順などを考慮した最終結論は次の通りです。

《七夕賞の最終結論》
◎11キングズパレス
○3ボーンディスウェイ
▲14フェーングロッテン
☆6アラタ
△4レッドラディエンス
△5カレンルシェルブル
△7ノッキングポイント
△10リフレーミング

本命はキングズパレス。馬体は過去好走馬と重なる筋肉量が豊富で肉厚な馬体をしています。メリハリが強調され、胸前とトモの隆起が目立つのがいいですね。今回は馬体が引き締まり、ハリツヤも良くデキ・状態とも良好と考えられます。

通算【4.9.2.3】の戦績通り2着の多さが気になるものの、3勝クラスで強い馬と戦ってきた結果と考えることができます。実際に3勝クラスではシュトルーヴェ、ワープスピード、チャックネイトなどと僅差の競馬があります。

前走よりハンデは1キロ重くなりますが、相手関係は大きく変わらないという状況ならこのハンデでも頑張ってくれることでしょう。

対抗評価はキングズパレスと同じく馬体の【デキ◎】だったボーンディスウェイ。本馬はハーツクライ産駒としてはゴツい体つきで、キングズパレスほどではないですがパワー十分。それでいてメリハリが強調された姿で、馬体の締まり、ハリツヤとも素晴らしいですね。

先行したい同馬にとって2枠3番の枠は大きな歓迎材料。内3、4番手を確保しロスなく運べれば最後まで楽しめそうです。ブリンカーも稽古の動きから効果ありと考えられます。

▲評価はフェーングロッテン。8枠14番でかつ外に逃げ馬候補のセイウンプラチナという並びがネックですが、行ってなんぼのタイプですからハナを確保できれば夏馬らしさを見せてくれそうですね。

☆評価はアラタ。馬体から過去好走馬との相似性は見られないものの、今回はいつも以上に終いを鋭く伸ばす稽古が重ねられているのが気になりますね。前残りになるとキツそうですが、昨年の金鯱賞や巴賞のように好位を確保できれば前走以上に頑張れそう。

前日2番人気のレッドラディエンスは△とします。先行脚質で好位は確保できそうですが、本馬は長躯短背の馬体構造からスローの上がり勝負が向くタイプ。メンバー構成と枠からスローはなさそうで、ノッキングポイントもそうなんですが新潟の新潟記念がより買い時かもしれません。

馬券はキングズパレスから馬連、3連複で勝負。同馬の単勝も買います。

《七夕賞の買い目》
◎11キングズパレス
○3ボーンディスウェイ
▲14フェーングロッテン
☆6アラタ
△4レッドラディエンス
△5カレンルシェルブル
△7ノッキングポイント
△10リフレーミング

【単勝】11(1点)
【馬連】11=3,14,6,4,5,7,10(7点)
【3連複/フォーメ】11=3,14,6=3,14,6,4,5,7,10(15点)

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