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田原基成

2024/06/27 18:00

サーマルウインドに「0.0.0.10」の鬼門データ 穴妙味は「4.0.1.1」の想定5人気以下 北九州記念2024全18頭診断

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※2024年6月27日時点の見解であり、実際の結論(印・買い目)は週末の予想コラムにてご確認ください。

・エイシンスポッター
この馬の取捨は直線の坂で決めるのがベター。直線急坂コースの成績【2-1-2-9】に対し、直線平坦コースは【4-0-1-1】。前走は急坂→平坦コース替わりでの勝利だった。開幕週の馬場で直線一気は容易ではないが、小倉芝1200mは2戦2勝。再度の末脚炸裂を警戒したい1頭だ。

・カンチェンジュンガ
小倉芝1200mで3勝の舞台巧者だが、勝ち時計はいずれも1分8秒台後半以上。開幕週かつオール野芝の小倉芝でその時計が望めるとは思えず、一変は難しい注文と言えそうだ。

・グランテスト
前走3勝クラスを制して臨む昇級戦。当時の600m通過34秒1はスプリント戦としてはスローで、前々で立ち回った恩恵もあった一戦と言える。また、これまで挙げた7連対中5連対が自身の上がり3F33秒台。開催時期が異なるとはいえ激流で上位馬の上がり3F34秒台が目立つレース傾向から、中心視するには心もとない印象だ。

・サーマルウインド
初のスプリント戦に挑んだ前走春雷Sは2着。当時の勝ち馬サトノレーヴは次走函館スプリントS勝ち馬と、ハイレベルレースを僅差で駆け抜けたのは立派だ。とはいえ当時はイン有利の馬場コンディションを最大限に活かした一戦。ドレフォン産駒の芝1400m以下重賞成績【0-0-0-10】も含め、純然たるスプリンター相手の重賞で互角の戦いを演じるには少々不安がよぎる。

・ジャスパークローネ
昨年のこのレース勝ち馬。当時は8月開催だったが、600m通過32秒9のハイペースを刻んでのちのスプリンターズS覇者ママコチャの追撃をしのいだ。海外遠征帰りで斤量58.5キロは決して楽ではないものの、オール野芝は【2-0-1-1】、馬券外はスプリンターズS4着のみ。馬場適性は強調できるし、人気と実績が釣り合わなそうな戦前評価を踏まえると軽くは扱えない。

・ショウナンハクラク
オープンクラスでは【0-0-0-7】と苦戦を強いられている馬。クラス通用にはもう少し時間がかかりそうだ。

・ディヴィナシオン
昨年以降に使われたレースで先着を許した馬が多数出走する組み合わせ。開幕週の馬場コンディションも追込一辺倒の同馬にとってマイナス材料だ。

・テイエムスパーダ
セントウルSの勝利で完全復活かと思われたが、その後は精彩を欠く競馬に終始。ここも厳しい戦いが予想される。

・トゥラヴェスーラ
馬群を縫うように捌いて進出するのが同馬の好走パターン。広い中京や東京ならまだしも、狭いコースで馬群を捌くにもひと苦労の小倉芝1200mが合うとは思えない。

・ナナオ
全3勝を稍重-重馬場で挙げる道悪巧者。良馬場の前走はやや疑われていた感もあったが、3番手から上がり3F33秒8と一定の脚を使って馬券内に飛び込んだ。馬場適性に問題ないことは前走で証明済みだが、連対圏突入が叶わなかったこともまた事実。持ち時計に秀でた古馬が相手となる今回は押さえ程度が妥当か。

・バースクライ
芝1200mは【3-0-1-1】と安定。そのなかには夏の小倉芝1200mと1分7秒2で駆け抜けた南総Sも含まれており、距離適性の高さは文句のつけようがない。冬で時計のかかる馬場だった近2走は自身の持ち味を発揮しきれなかったレース。3歳春の時点で芝マイルを1分32秒台で走破できるポテンシャルを持っており、休み明けでも軽視は禁物だ。

・ピューロマジック
鮮やかな逃げ切り勝ちで重賞ウイナーの仲間入りをはたした前走。道中3番手以内を進んだ馬がそのまま上位を占めたレースだったとはいえ、テンのダッシュ力は3歳世代では屈指と言えるだろう。ただ、当時と今回の違いと挙げるとすれば、今回は初の古馬相手かつ前走のパフォーマンスからマークを受ける立場にあること。昨年スプリント重賞を逃げる競馬で2勝のジャスパークローネの存在も厄介で、ここは半信半疑の評価としたい。

・ペアポルックス
小倉芝1200mは【2-0-0-0】と負け知らず。特筆すべきは1月小倉で記録した1分7秒8で、今年行われた小倉開催では古馬を含めて2位にランクされるものだった。暑さへの適性は未知数も、前走逃げ切りを許したピューロマジックとの斤量差が1キロに縮まる点は魅力。ノーマークにはできない。

・メイショウソラフネ
申し分ない立ち回りにも見えた前走だが、10着と力負け。重賞のメンバー相手での苦戦は免れられないか。

・メディーヴァル
芝での馬券内は直線競馬に限定。芝1200mの重賞では厳しいだろう。

・モズメイメイ
昨年夏以降はフタ桁着順続き。厳しい。

・ヤクシマ
芝1200mで挙げた2勝はいずれも1分9秒台以上を要する決着。高速馬場適性に乏しく、開幕週の馬場はマイナスだ。

・ヨシノイースター
これまで挙げた全5勝中4勝が11-4月上旬の涼しい時季。昨年の夏競馬は人気を裏切る敗戦を喫しており、気温が下がる10月以降で見直したい。

▽その他レースの「全頭診断」はこちら!
◆【ラジオNIKKEI賞2024】開幕週で注目すべき“走破時計” 想定8人気以下には「2.1.0.0」が味方 全13頭診断

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