競馬サロン

覆面馬主7号
765

東京ダービー参戦!
今年は日本ダービーで的中を逃しちまったから、なんとか東京ダービーで留飲を下げるべく参戦しようと思ったというワケだ。
現3歳世代の地方馬を見るとエース級が出られないという状況に加え、今回は羽田盃覇者のアマンテビアンコが居ないということを考えると、激安配当決着になるとは思うが、それでも「ダービー的中の称号」が欲しいから参戦するのだ!
どこまで買い目を絞れるかが勝負だね。
この先6月末には帝王賞もあるし、10月にはジャパンダートクラシックがあって、年末には東京大賞典があるから、大井2000mのレースには参戦しておかなくちゃいかんよね。
ということで、出走メンバーだが、今回地方勢に出番はあるのか?
あるとすれば、
・シシュフォス
・マコトロクサノホコ
・シンメデージー
・フロインフォッサル
というところなんだろうと思うわけだが、羽田盃を見る限りこのメンバーは中央勢とはかなり乖離があると見なくちゃいけないかな。
ここは地方勢も応援はしたいんだが、それは個別の応援馬券で買うとして、本線の馬券は中央勢のみで攻めようと思う。
中央勢は
・ラムジェット
・アンモシエラ
・サトノエピック
・ハビレ
この4頭。
まずハビレに関しては少々パンチ不足というか、勝負所でモタレたり、まだ成長途上なのかなと思わせるところもあるけど、ここ2戦は大きな不利もあって、あれが無ければもう少し詰められたと思う。
追い切り自体は悪くないから、巻き返せる出来にはあるけど、少し馬を怖がるところが出てきてるという話もあり、勝ち負けには少し遠いかなと。ヒヤシンスSではラムジェットと一緒に伸びてくるような感じで3着だったけど、対するラムジェットは「それは無理でしょという位置」から差し切っているだけに、力では完敗で、乗りにくさもあるとすればあっても3着かと。
そしてアンモシエラは個人的な想いで言えば「めっちゃ好きなタイプの牝馬」で、「こういう馬欲しいわぁ」という馬。
ただ「2000m???」という点は拭えないし、こなすだろうけど距離延長が良いとは言えないかな。
ただ追い切りを見る限り気持ちよさそうにゆったり走れているので、この中間は軽めの調整だけど、前走激しいレースをしているし、これでいいんでしょう。
出来は高値安定といったところかな。
4日(火)の大井は最終レースの段階で【不良】馬場。
ただレース当日は「27℃」くらいまで気温が上がるみたいだから、このまま前走のように「不良」ってことはなく、稍重くらいまで回復するんじゃないかと思うので、そうなると「よりタフさが必要になる」わけで、そこをどう取るかだね。頭は厳しく、馬場によっては2着、乾いて行けば行くほど3着候補までといったイメージかな。
でこのレースの本丸、ラムジェットとサトノエピックについて。
この2頭なんだが、恐らく前走の決定的な着差で「ラムジェットの方が上」という思いを持っている人が多いんじゃないかと思うが、「今回サトノエピックはラムジェットに先着できるんじゃないか?」と思ってたりする。
ということで俺の東京ダービーは「天邪鬼タイム発動」だ!
今年の東京ダービーは天邪鬼になる!
そもそもラムジェットについてはヒヤシンスSの時から強いとは思っていたけど、
「コーナー4つはどうなんだ?不器用すぎるだろ」
と思い、前走のユニコーンSでは「注」までの印にしたわけだが、何のことは無い大味な競馬で向こう正面に入って直ぐくらいから動き出して、押して押して圧勝しちまった。
ダートの一級馬はよく「出遅れてひとマクリ」なんてことをやってのけるけど、この馬にもそういうバケモノ臭を感じたよね。
ただ、そういったバケモノたちって「スイッチ入ると怪獣みたいな走り」になるよね。
その点で言えばすごく強い勝ち方だったんだけど、この馬はどこかボーっとしてるのか、最後まで押して押してという感じで、例えばルヴァンスレーヴとかクリソベリルみたいな感じはまだしてないんだよね。
追い切りを見ればパワフルだけど、それでいて綺麗に四肢を伸ばしてスマートに走る感じで、単にエンジンの掛かりが遅い長く良い脚が使える馬というイメージ。
エンジンがかかると長く良い脚を使うが、発馬後の行き脚もそこまで速くないし、前半をどう乗るかが課題だよね。なので今回外枠を引けたのは非常に良いと思うし、追い切りも堅さが出てなくて非常に良い状態。
なのに、なぜ、「サトノエピックの逆転がある」と思っているのか?
答えとしては、サトノエピックもまた「ギアチェンジ&瞬発力タイプではない馬だから」ということ。
そんな”モノ”を持っているなら新馬で勝っているだろうし、なんならフォスターボンドに2着を取られることも無かっただろう。
2戦目も持ったままウインマクシマムに逃げ切られ、3戦目はようよう速い脚が無いということに気づいたか、逃げて4着だったね。
で俺はこの3戦目のレースには見どころがあったと思っている。
まぁそんな逃げた時に限って外からガンガン捲ってくる馬がいて、3コーナーでは4番手に。
そんな流れで4着に負けるんだが、勝ち馬の走破時計は「2分00秒2」で、自身は「2分00秒8」。レースの後半5F「58.5」という、残り1000mからレースが動き出す超ロンスパレースになったわけだ。
このレースエピックと一緒に前にいた馬は、16.17着に敗れる中、このサトノエピックは上り35.0の4着。この馬自身「後半59.1」で走ってきているわけで、それほど垂れている訳じゃなかった。
これは中々のスピードの持続力で、なかなかのLAPなんだよね。
でこの馬の本質もまた「ギアチェンジは上手くないが長く使える脚」ということを前提に、ここからが本題。
それで言うと、前走のサトノエピックは「完璧だったとは言えないレース」だと俺は思ってるんだよね。
まず、軽くではあるがスタート直後に躓いてる。
そのタイミングで外の馬に前に入られてしまい、外目中段のポジションに。
そして勝負所が始まる3コーナー手前で外には既にラムジェットがまくって来ていて、前も内も外も壁。
コーナーの手応えも良いし、持ったままなんだけど「動けない所」に入ってしまった。
この馬自身は馬群も割れるが、肝心の「一瞬の脚」が足りない。
4コーナー出口で何とか馬群をこじ開け、ラムジェットに食らいつくも、そのラムジェットが直線内にモタれて接触。
勢いを削がれながらも、しぶとくラムジェットに食らいついてゆくが、最後は力尽きちまった。
同じ個所からのよーいドンでは流石に分が悪い。
それが分かったことは収穫だと思うし、それでもこのレースで上がり2位を記録。
もしスタートで躓かずムルソー(5着)が走っていた2.3番手あたりを追走できていれば...。
もし動きやすいポジションで先にスピードに乗せて、後ろにもっと脚を使わせられる流れになっていたとしたら...。
その着差はわずかだったと思うわけだ。
そして今回。
最高の枠を引いたと思うわけだよ。
内の先行馬を見ながら好位が取れ、しかも外からくるラムジェットを迎え撃てるコースを走れる。包まれることが無くて、尚且つ、ラムジェットを外へ外へと内から張れる枠。
つまり俺は、この馬は「先行した方が良い」と思ってるという事。
そもそも和生が乗ったのは2走前からで、前走も含め先行策で乗ってない。
2走前も出負け気味で「馬群を割って伸びて勝った」から、ユニコーンSでも発馬で躓いたしその再現を狙ったんだと思うんだけど、「その乗り方」でアッサリやられちまった。
3着は離してたからこの馬も強いんだが、ユニコーンSではラムジェットがもっと強かった。
その結果を受けて、和生がどう考えるかなんだけど、タイトルホルダーばりの「早めから踏んでいく競馬」をした時、この馬のポテンシャルが最大限発揮されるんじゃないかと思う訳。
ここ2戦は確かに出負けしているけど、前半の追走力はラムジェットより上。
好位が取れれば「この馬のポテンシャルをもっと引き出せるんじゃね?」ということ。
この馬の大きなトビはなかなか垂れないし、それは芝のレースでも証明済み。
しかも、日・月と雨の降った馬場。
火曜の最終でまだ不良。
当日乾くにしても、良まではいかないだろうし、ある程度締まった馬場が残る大井なら、そのスピードも活きるし、初の大井の馬場でもしっかりこなせると思うわけだ。
しかも大井の2000mは「残り3F地点」あたりが正にコーナーど真ん中で、
「古馬GIでもLAP13.0あたりまで落ちる」
コース。
そこでスムーズに立ち回りながら息を入れられるし、アンモシエラの直後から2.3番手からの競馬が出来れば一緒に早めに後続を突き放せる。
翻ってラムジェットはその区間もマクリにきて動いているハズで、古馬GI級でもLAPが落ちてしまう大井の残3F地点をどうこなすか?
大井は広いといわれてはいるが、それはあくまで「地方なら」の話で、このLAPを見るとコーナーの角度はやはりきつめだと思うわけで、更に直線は386mあって長さだけで言えば「東京・中京に次ぐ長さ」だから、ここで無理しすぎると最後脚が上がるし、とはいえ、前を遊ばせすぎると届かないという、結構仕掛けのタイミングが難しいコースだと思うわけだよね。
だから、前半の追走力に疑問があるラムジェットがどういうポジションで競馬をするか。
もしもここまでに「ポジション取りの差」が結構あるとすると、その差は大きいんじゃないかとね。
ウシュバテソーロくらいの脚があればひとマクリなんだろうけど、ラムジェットは3コーナーから4コーナーをどう立ち回るかが非常に重要なPOINTだと思ってる訳。
でも前走は同じような小回り京都でしっかり勝ってるじゃん!
と言われるだろうだけど、京都は「残4F地点に下り坂」があって、そこで勢いつきやすいし、逆にそこで包まれて動けなかったサトノエピックはむしろ損だったのかなと。
更に直線入口で進路が狭くなる不利もあってこの馬向きのレースにはなってなかったからね。
そして今回。
おそらく4コーナー手前あたりで地方馬は一杯一杯になってついてこれていない可能性も高く、前にいるのはアンモシエラくらいでしょ。
ならば、アンモシエラに並びかける勢いでコーナーを立ち上がってそのまま突き放せば…、
「後ろからくるラムジェットを押さえきれるんじゃないか?」
という超希望的観測だ!笑
前走の乗り方で「あれだけの完敗」を食らったサトノエピック横山和生が、同じような戦法でくるか?と言えば、発馬次第ではあるけど、勝負をかけてくる可能性はあると思うんだよね。
もちろんラムジェットが大井の4コーナーでも加速して捲れる馬だとしたらお手上げ。
そこは素直に「大変申し訳ありませんでした」とラムジェットと皇成に謝るよ。
でもね、まだまだ粗削りな3歳馬。
ラムジェットの「エンジンがかかる前にゴールしちまえ戦法」が取れれば、
逆転もあるんじゃねーか?
という点に賭けてみたい。
ちなみに、サトノエピックの追い切りは非常に良かった。
元々、ここに使えなかったら「日本ダービー」に出るつもりだったわけで、3週前にはシックスペンスを煽り倒してたからね。前走の中間はサリエラあたりを煽り倒してたし、ポテンシャルは高い馬だと思うんだわ。
ピークアウトしてる可能性も考えたけど、最終追い切りもあの豪快に書き込む感じの走法は健在だし、出来は前走よりいいと判断。
大井だからと言って溜めて直線勝負とかセコイ乗り方せず、
「差せるもんなら差してみろ!」
くらいの早めスパートを見せて欲しいんだよな。
それでこそ和生っぽいと思うんだけどな。
ただそういう乗り方で早めに前をつぶすような乗り方をしてきた場合、アンモシエラが厳しくなって「3着に穴馬」というケースも考えられるよね。
ただ、サトノエピックが勝つとなると、ラムジェットの追い上げ不発というイメージでの3着という可能性もあるから、それぞれのケースを考えて買うか。
ということで天邪鬼馬券!
◎10サトノエピック
〇14ラムジェット
▲7アンモシエラ
☆4ハビレ
買い方
【3単】10→14→7(大本線)
【3単】10→7→14(本線)
【3単】10→14→4(押さえ)
【3単】10→7→4(押さえ)
この4点に比率をつけて買う。
あと、地方馬の応援馬券は「エピックが早めに踏んでるのに、さらに外のラムジェットが捲り切る展開で前がズボズボになった時の3着かな?」と思っているので、
14→10→地方馬
14→地方馬→10
という馬券は、儲からなくてもいいので応援で買っておこうかなと。
まぁ、まとめると、ラムジェットが強くて手も足も出ない感じだったら、それはそれで「皇成おめでとう!」と思えるし、今回は日本ダービーでも話題になった
「こっちのダノンかーい!」
にあやかって、国枝厩舎の
「こっちのダービーかーい!」
に期待して、大本線は「サトノエピック」の頭1本で行くよ!
東京ダービーは以上!
▽その他主宰者の予想コラム
◆【競馬評論家・田原基成/東京ダービー2024予想】ラムジェット&三浦皇成は本命にあらず 過去10年データから“絶妙ローテ”の想定3人気以下に妙味
2024/06/04 23:16
7号の東京ダービー予想!


東京ダービー参戦!
今年は日本ダービーで的中を逃しちまったから、なんとか東京ダービーで留飲を下げるべく参戦しようと思ったというワケだ。
現3歳世代の地方馬を見るとエース級が出られないという状況に加え、今回は羽田盃覇者のアマンテビアンコが居ないということを考えると、激安配当決着になるとは思うが、それでも「ダービー的中の称号」が欲しいから参戦するのだ!
どこまで買い目を絞れるかが勝負だね。
この先6月末には帝王賞もあるし、10月にはジャパンダートクラシックがあって、年末には東京大賞典があるから、大井2000mのレースには参戦しておかなくちゃいかんよね。
ということで、出走メンバーだが、今回地方勢に出番はあるのか?
あるとすれば、
・シシュフォス
・マコトロクサノホコ
・シンメデージー
・フロインフォッサル
というところなんだろうと思うわけだが、羽田盃を見る限りこのメンバーは中央勢とはかなり乖離があると見なくちゃいけないかな。
ここは地方勢も応援はしたいんだが、それは個別の応援馬券で買うとして、本線の馬券は中央勢のみで攻めようと思う。
中央勢は
・ラムジェット
・アンモシエラ
・サトノエピック
・ハビレ
この4頭。
まずハビレに関しては少々パンチ不足というか、勝負所でモタレたり、まだ成長途上なのかなと思わせるところもあるけど、ここ2戦は大きな不利もあって、あれが無ければもう少し詰められたと思う。
追い切り自体は悪くないから、巻き返せる出来にはあるけど、少し馬を怖がるところが出てきてるという話もあり、勝ち負けには少し遠いかなと。ヒヤシンスSではラムジェットと一緒に伸びてくるような感じで3着だったけど、対するラムジェットは「それは無理でしょという位置」から差し切っているだけに、力では完敗で、乗りにくさもあるとすればあっても3着かと。
そしてアンモシエラは個人的な想いで言えば「めっちゃ好きなタイプの牝馬」で、「こういう馬欲しいわぁ」という馬。
ただ「2000m???」という点は拭えないし、こなすだろうけど距離延長が良いとは言えないかな。
ただ追い切りを見る限り気持ちよさそうにゆったり走れているので、この中間は軽めの調整だけど、前走激しいレースをしているし、これでいいんでしょう。
出来は高値安定といったところかな。
4日(火)の大井は最終レースの段階で【不良】馬場。
ただレース当日は「27℃」くらいまで気温が上がるみたいだから、このまま前走のように「不良」ってことはなく、稍重くらいまで回復するんじゃないかと思うので、そうなると「よりタフさが必要になる」わけで、そこをどう取るかだね。頭は厳しく、馬場によっては2着、乾いて行けば行くほど3着候補までといったイメージかな。
でこのレースの本丸、ラムジェットとサトノエピックについて。
この2頭なんだが、恐らく前走の決定的な着差で「ラムジェットの方が上」という思いを持っている人が多いんじゃないかと思うが、「今回サトノエピックはラムジェットに先着できるんじゃないか?」と思ってたりする。
ということで俺の東京ダービーは「天邪鬼タイム発動」だ!
今年の東京ダービーは天邪鬼になる!
そもそもラムジェットについてはヒヤシンスSの時から強いとは思っていたけど、
「コーナー4つはどうなんだ?不器用すぎるだろ」
と思い、前走のユニコーンSでは「注」までの印にしたわけだが、何のことは無い大味な競馬で向こう正面に入って直ぐくらいから動き出して、押して押して圧勝しちまった。
ダートの一級馬はよく「出遅れてひとマクリ」なんてことをやってのけるけど、この馬にもそういうバケモノ臭を感じたよね。
ただ、そういったバケモノたちって「スイッチ入ると怪獣みたいな走り」になるよね。
その点で言えばすごく強い勝ち方だったんだけど、この馬はどこかボーっとしてるのか、最後まで押して押してという感じで、例えばルヴァンスレーヴとかクリソベリルみたいな感じはまだしてないんだよね。
追い切りを見ればパワフルだけど、それでいて綺麗に四肢を伸ばしてスマートに走る感じで、単にエンジンの掛かりが遅い長く良い脚が使える馬というイメージ。
エンジンがかかると長く良い脚を使うが、発馬後の行き脚もそこまで速くないし、前半をどう乗るかが課題だよね。なので今回外枠を引けたのは非常に良いと思うし、追い切りも堅さが出てなくて非常に良い状態。
なのに、なぜ、「サトノエピックの逆転がある」と思っているのか?
答えとしては、サトノエピックもまた「ギアチェンジ&瞬発力タイプではない馬だから」ということ。
そんな”モノ”を持っているなら新馬で勝っているだろうし、なんならフォスターボンドに2着を取られることも無かっただろう。
2戦目も持ったままウインマクシマムに逃げ切られ、3戦目はようよう速い脚が無いということに気づいたか、逃げて4着だったね。
で俺はこの3戦目のレースには見どころがあったと思っている。
まぁそんな逃げた時に限って外からガンガン捲ってくる馬がいて、3コーナーでは4番手に。
そんな流れで4着に負けるんだが、勝ち馬の走破時計は「2分00秒2」で、自身は「2分00秒8」。レースの後半5F「58.5」という、残り1000mからレースが動き出す超ロンスパレースになったわけだ。
このレースエピックと一緒に前にいた馬は、16.17着に敗れる中、このサトノエピックは上り35.0の4着。この馬自身「後半59.1」で走ってきているわけで、それほど垂れている訳じゃなかった。
これは中々のスピードの持続力で、なかなかのLAPなんだよね。
でこの馬の本質もまた「ギアチェンジは上手くないが長く使える脚」ということを前提に、ここからが本題。
それで言うと、前走のサトノエピックは「完璧だったとは言えないレース」だと俺は思ってるんだよね。
まず、軽くではあるがスタート直後に躓いてる。
そのタイミングで外の馬に前に入られてしまい、外目中段のポジションに。
そして勝負所が始まる3コーナー手前で外には既にラムジェットがまくって来ていて、前も内も外も壁。
コーナーの手応えも良いし、持ったままなんだけど「動けない所」に入ってしまった。
この馬自身は馬群も割れるが、肝心の「一瞬の脚」が足りない。
4コーナー出口で何とか馬群をこじ開け、ラムジェットに食らいつくも、そのラムジェットが直線内にモタれて接触。
勢いを削がれながらも、しぶとくラムジェットに食らいついてゆくが、最後は力尽きちまった。
同じ個所からのよーいドンでは流石に分が悪い。
それが分かったことは収穫だと思うし、それでもこのレースで上がり2位を記録。
もしスタートで躓かずムルソー(5着)が走っていた2.3番手あたりを追走できていれば...。
もし動きやすいポジションで先にスピードに乗せて、後ろにもっと脚を使わせられる流れになっていたとしたら...。
その着差はわずかだったと思うわけだ。
そして今回。
最高の枠を引いたと思うわけだよ。
内の先行馬を見ながら好位が取れ、しかも外からくるラムジェットを迎え撃てるコースを走れる。包まれることが無くて、尚且つ、ラムジェットを外へ外へと内から張れる枠。
つまり俺は、この馬は「先行した方が良い」と思ってるという事。
そもそも和生が乗ったのは2走前からで、前走も含め先行策で乗ってない。
2走前も出負け気味で「馬群を割って伸びて勝った」から、ユニコーンSでも発馬で躓いたしその再現を狙ったんだと思うんだけど、「その乗り方」でアッサリやられちまった。
3着は離してたからこの馬も強いんだが、ユニコーンSではラムジェットがもっと強かった。
その結果を受けて、和生がどう考えるかなんだけど、タイトルホルダーばりの「早めから踏んでいく競馬」をした時、この馬のポテンシャルが最大限発揮されるんじゃないかと思う訳。
ここ2戦は確かに出負けしているけど、前半の追走力はラムジェットより上。
好位が取れれば「この馬のポテンシャルをもっと引き出せるんじゃね?」ということ。
この馬の大きなトビはなかなか垂れないし、それは芝のレースでも証明済み。
しかも、日・月と雨の降った馬場。
火曜の最終でまだ不良。
当日乾くにしても、良まではいかないだろうし、ある程度締まった馬場が残る大井なら、そのスピードも活きるし、初の大井の馬場でもしっかりこなせると思うわけだ。
しかも大井の2000mは「残り3F地点」あたりが正にコーナーど真ん中で、
「古馬GIでもLAP13.0あたりまで落ちる」
コース。
そこでスムーズに立ち回りながら息を入れられるし、アンモシエラの直後から2.3番手からの競馬が出来れば一緒に早めに後続を突き放せる。
翻ってラムジェットはその区間もマクリにきて動いているハズで、古馬GI級でもLAPが落ちてしまう大井の残3F地点をどうこなすか?
大井は広いといわれてはいるが、それはあくまで「地方なら」の話で、このLAPを見るとコーナーの角度はやはりきつめだと思うわけで、更に直線は386mあって長さだけで言えば「東京・中京に次ぐ長さ」だから、ここで無理しすぎると最後脚が上がるし、とはいえ、前を遊ばせすぎると届かないという、結構仕掛けのタイミングが難しいコースだと思うわけだよね。
だから、前半の追走力に疑問があるラムジェットがどういうポジションで競馬をするか。
もしもここまでに「ポジション取りの差」が結構あるとすると、その差は大きいんじゃないかとね。
ウシュバテソーロくらいの脚があればひとマクリなんだろうけど、ラムジェットは3コーナーから4コーナーをどう立ち回るかが非常に重要なPOINTだと思ってる訳。
でも前走は同じような小回り京都でしっかり勝ってるじゃん!
と言われるだろうだけど、京都は「残4F地点に下り坂」があって、そこで勢いつきやすいし、逆にそこで包まれて動けなかったサトノエピックはむしろ損だったのかなと。
更に直線入口で進路が狭くなる不利もあってこの馬向きのレースにはなってなかったからね。
そして今回。
おそらく4コーナー手前あたりで地方馬は一杯一杯になってついてこれていない可能性も高く、前にいるのはアンモシエラくらいでしょ。
ならば、アンモシエラに並びかける勢いでコーナーを立ち上がってそのまま突き放せば…、
「後ろからくるラムジェットを押さえきれるんじゃないか?」
という超希望的観測だ!笑
前走の乗り方で「あれだけの完敗」を食らったサトノエピック横山和生が、同じような戦法でくるか?と言えば、発馬次第ではあるけど、勝負をかけてくる可能性はあると思うんだよね。
もちろんラムジェットが大井の4コーナーでも加速して捲れる馬だとしたらお手上げ。
そこは素直に「大変申し訳ありませんでした」とラムジェットと皇成に謝るよ。
でもね、まだまだ粗削りな3歳馬。
ラムジェットの「エンジンがかかる前にゴールしちまえ戦法」が取れれば、
逆転もあるんじゃねーか?
という点に賭けてみたい。
ちなみに、サトノエピックの追い切りは非常に良かった。
元々、ここに使えなかったら「日本ダービー」に出るつもりだったわけで、3週前にはシックスペンスを煽り倒してたからね。前走の中間はサリエラあたりを煽り倒してたし、ポテンシャルは高い馬だと思うんだわ。
ピークアウトしてる可能性も考えたけど、最終追い切りもあの豪快に書き込む感じの走法は健在だし、出来は前走よりいいと判断。
大井だからと言って溜めて直線勝負とかセコイ乗り方せず、
「差せるもんなら差してみろ!」
くらいの早めスパートを見せて欲しいんだよな。
それでこそ和生っぽいと思うんだけどな。
ただそういう乗り方で早めに前をつぶすような乗り方をしてきた場合、アンモシエラが厳しくなって「3着に穴馬」というケースも考えられるよね。
ただ、サトノエピックが勝つとなると、ラムジェットの追い上げ不発というイメージでの3着という可能性もあるから、それぞれのケースを考えて買うか。
ということで天邪鬼馬券!
◎10サトノエピック
〇14ラムジェット
▲7アンモシエラ
☆4ハビレ
買い方
【3単】10→14→7(大本線)
【3単】10→7→14(本線)
【3単】10→14→4(押さえ)
【3単】10→7→4(押さえ)
この4点に比率をつけて買う。
あと、地方馬の応援馬券は「エピックが早めに踏んでるのに、さらに外のラムジェットが捲り切る展開で前がズボズボになった時の3着かな?」と思っているので、
14→10→地方馬
14→地方馬→10
という馬券は、儲からなくてもいいので応援で買っておこうかなと。
まぁ、まとめると、ラムジェットが強くて手も足も出ない感じだったら、それはそれで「皇成おめでとう!」と思えるし、今回は日本ダービーでも話題になった
「こっちのダノンかーい!」
にあやかって、国枝厩舎の
「こっちのダービーかーい!」
に期待して、大本線は「サトノエピック」の頭1本で行くよ!
東京ダービーは以上!
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◆【競馬評論家・田原基成/東京ダービー2024予想】ラムジェット&三浦皇成は本命にあらず 過去10年データから“絶妙ローテ”の想定3人気以下に妙味

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