2024年4月「競馬をより深く楽しんでいただく」ため新たなPROJECTがスタート！
その名も「重賞深掘りPROJECT」。
重賞のことなら「ここを見れば完璧！」と言っていただける『重賞コーナー』に育てていくことを目指します！

＝新PROJECT発足のご挨拶＝
このPROJECTのプロモーター「ブッシー」からのご挨拶です。

【重賞深掘りプロジェクト】始動のご挨拶
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17517/0/109

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》
【東京ダービー 2024｜馬体診断】『ラムジェット』で決まり！？『羽田盃組』の出番は？　馬体アナリストが有力馬6頭を徹底分析


《東京ダービーの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

先週日曜の東京競馬は想定したよりも雨の降り出しが遅く、最終的に馬場状態は「稍重」。

私の馬場読みは失敗でしたが◎ロマンチックウォリアー、☆ナミュール、◯ソウルラッシュなどの印上位馬が頑張ってくれて馬券的には大満足な結果でした。

7号さんのタラレバ回顧動画でも述べた通りですが、世界最高峰の能力を持ち、規格外の馬体だったロマンチックウォリアーを日本で見られたことは幸せだったと思います。


それでは東京ダービーの予想を進めていきます。

普段地方重賞をあまり購入されない読者の方もいらっしゃると思いますので、東京ダービーについてまず簡単に解説します。

東京ダービーは元々南関東3歳馬ナンバーワンを決めるレースでしたが「全日本的なダート番組の整備」のため今年からJRA勢も参戦する新ダート3冠の2冠目として行われます。

JRA勢の出走条件は

（1）前哨戦の羽田盃で5着以内の上位3頭
（2）前哨戦のユニコーンSで2着以内の上位1頭

と、ハードルはとても高いです。

残念ながら羽田盃1着のアマンテビアンコは回避しましたが、羽田盃2着のアンモシエラ、同4着のハビレ、ユニコーンS1着のラムジェット、同2着のサトノエピック（アマンテビアンコの回避で繰り上がり）の4頭が今年は参戦します。

地方3歳最強馬で京浜盃の勝ち馬サントノーレが骨折で戦線離脱中、前述した羽田盃の勝ち馬アマンテビアンコは回避、さらに雲取賞勝ちのブルーサンは羽田盃で東京ダービーの出走権利取りに失敗という背景から、ユニコーンS勝ちのラムジェットが単勝1倍台の抜けた人気に推されそうですね。

東京ダービーの舞台はお馴染み大井ダート2000mで、スタート地点は外回りの4角付近。スタートから1角までの距離が長いため枠順の有利・不利はほとんどありません。



先にJRA勢は4頭出走することをご紹介しましたが、地方勢の出走枠は12頭。今回実績的にエース格と考えたいのが羽田盃3着のフロインフォッサルです。

岩手の怪物フジユージーンの回避で、高知最強馬のシンメデージーも上位人気に推されそうですが、西日本クラシックの勝ち時計からJRA勢と互角に渡り合うのは厳しいと考えます。

それでは予想を進めていきましょう。

ここまでの予想コラムで述べた内容と重なり恐縮ですが、私の重賞の予想方法は

（1）過去好走馬の馬体分析
（2）馬体以外で重視すべきファクターの選定
（3）出走有力馬の馬体分析
（4）総合的に判断した印と想定人気を考慮した買い目並びに点数の決定

以上です。

ただし、東京ダービーは今年からJRA勢も含めたDG競走として行われるため過去好走馬の馬体は参考程度に留めたいですね。

馬体以外で重視すべきファクターの選定ですが、今回はまず渋った馬場で行われそうなことから「位置取り」とします。

大井競馬は開催中の月曜に激しい豪雨に見舞われ、火曜スタート地点で不良馬場。白い砂への入れ替え後もここから回復するには時間が必要で、明日5日は重馬場スタートでしょう。

月曜の大井ほどではないと見ていますが、渋った馬場で前が止まらない場面は考えておきたいですね。

続いて出走有力馬の馬体分析です。

有力馬6頭の馬体は表にまとめましたのでご確認ください。



今回のチェックポイントは「シルエット」で、2000m向きの馬体かどうかはチェックしておきましょう。

6頭のうち、アンモシエラ、シンメデージー、ハビレ、フロインフォッサルはシルエットからマイラーと判断します。

サトノエピックとラムジェットは胴・四肢とも長めで中距離向きの馬体をしています。

2頭ともオーストラリア産の白い砂の経験はありませんが、渋った大井はスピードだけではなく馬力・馬体重も問われると個人的に見ているので、サトノエピックは520キロ前後、ラムジェットは500キロ前後で出走できそうですし、対応は可能と見ています。

ここからは最有力と見られている3頭について解説していきます。

まず逃げ候補でメンバー中紅一点の存在であるアンモシエラ。

本馬は全体的にギュッと詰まった筋肉質な馬体で、将来の適性はおそらくマイルでしょう。ただし、船橋と大井のダート1800m戦で好走の下地があり、渋った大井ダート2000m戦なら最後まで脚はもつと見ています。

前走の羽田盃は初の逃げを打って2着。不良馬場で代打騎乗の横山武史騎手が機転を利かせた結果と言えますが、逃げの手を習得できたことは大きいと考えます。

ただし、テンが抜群に速いというタイプではないだけに、内に入ったティントレットにゴリゴリに序盤絡まれると苦しくなります。逆にティントレットが引くようだとマイペースで運べそうですね。

次週の関東オークスに出走すればまず「ただ貰い」という状況だっただけに引き続き牡馬相手を選択した陣営の決断力も評価したいですね。


続いてサトノエピックです。

本馬は馬体重が520キロ前後あり筋肉隆々で重量感ある馬体をしています。キタサンブラック産駒らしいトモはまりの緩さは確認できますが、より馬体が成長していけば将来はウィルソンテソーロのような活躍馬になるかもしれません。

近2走は好位差しの競馬で馬の間に入ることを怯まない勝負根性を見せました。3走前は逃げ切っていて、逃げの手に出ることも可能ですね。

前走は外からマクってきたラムジェットに4角で先に出られてしまったので、より前めの位置で早めの進出を今回はしてくるはずです。


最後にラムジェットです。

本馬は2走前のヒヤシンスSで秀逸な時計をマーク。正直この時計だけで3歳同士のGI級レースなら勝てるはずです。また、マクりを決めたユニコーンSでも豪快に突き抜け、出走馬の中で能力は抜けていると考えられますね。

馬体は母父ゴールドアリュールの影響が強めで全体的にシャープ。前述したように四肢・胴とも長めです。

課題はここまで外々を回す競馬しか経験していないことですね。渋った馬場でも一気にマクり切れそうですが、マクリが不発に終わると差し損ねる可能性はあるかもしれません。

その僅かな可能性に賭ける価値が今回はあると考えます。

他にも調教、枠順、展開などを考慮した最終結論は次の通りです。

《東京ダービーの最終結論》
◎7アンモシエラ
◯10サトノエピック
▲14ラムジェット

本命はアンモシエラ。序盤の攻防、4角前の攻防とも凌ぎ切る必要はありますが、4角ハナが叶えば押し切りが期待できるはずです。

サトノエピック、ラムジェットと比べて渋った大井を経験しているのは強みですね。

対抗評価はサトノエピック。陣営が立ち回りをポイントに挙げていますので、かなり積極的な競馬をしてきそうです。大井のティントレットと並んで番手確保の形が理想です。

単穴評価はラムジェット。渋った大井で前回のようなマクリを決められればこの馬が勝ちそうですが、今回は2着、3着までと考えます。

なお、JRA所属馬のハビレは前走の羽田盃では進路をカットされる不利がありましたが、あれがなくても連対までは届かなかったでしょう。近2走の水の開けられ方から今回は無印としました。

馬券は3連複、3連単で勝負します。3連複は3倍つけば買いたいですね。

《東京ダービーの買い目》
◎7アンモシエラ
◯10サトノエピック
▲14ラムジェット

【3連複】7＝10＝14（1点）
【3連単/フォーメ】7→10,14→10,14（2点）

《重賞深掘りPROJECT関連動画》
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