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競馬サロン

齋藤翔人

2023/04/07 19:00

【ニュージーランドT】チューリップ賞惜敗の鬱憤を晴らすかルミノメテオール

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かなり間が開いてしまいましたが、去る3月27日。興味深いニュースが2つほどありました。

まず1つ目は、2024年のJBCが佐賀で開催されるというニュース。ついに、JBC(GI)が関門海峡を渡って九州でおこなわれる。これは素晴らしいですね。歴史が動きました。

競馬の中でも馬産といえば圧倒的に北海道ですが、ご存知のとおり九州でも盛んにおこなわれており、競馬熱が高い地域。今回の決定は、長年、九州のホースマンが抱き続けた夢が実現することを意味し、しかも佐賀でおこなわれるというのがまた良いですね。

私自身、佐賀競馬場には1度しか行ったことがなく、毎週欠かさず見ているわけではないので、偉そうに語れる立場ではありません。ただ、あの独特の雰囲気というか、空気感が大好きなんです。

また、昨年の佐賀競馬場移転開設50周年「うまてなし。」のプロモーション効果は絶大で、JBCの開催をさらに手繰り寄せたといって間違いないでしょう。

しかも、このプロモーションビデオは、第60回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクールにおいて、デジタル部門の受賞作品(メダリスト)に選定されたそうです。

広告についてまったく知識のない私が知ったかぶりで話すと良くないので詳しく言及しませんが、競馬というカテゴリーを超えて受賞したあたり、見る側に大きく響くものがあったのだと思います。

そして、佐賀にJBCがやってくる! 言い換えれば、JBCで中島秀峰アナウンサーの実況が聴ける!!

私にとっては、これが最も嬉しいニュースになるはずだったのに……。

なんと、その中島アナウンサーが、JBC開催が発表される前日。3月26日をもって佐賀競馬の実況を引退されてしまったのです。

嘘だろ。これは、あまりにも悲しすぎる。
こんなことがあっていいのか。
辛すぎる。泣きたい。

いや、正確にはちょっと泣きました。

しかも、33年間皆勤賞というとてつもない記録を続けていたのに。来年のJBCデーだけ、復活していただくことはできないでしょうか。

確かに最近、ラジオニッケイの中野雷太アナウンサーや小塚歩アナウンサー。そして、佐藤泉アナウンサーらも佐賀で実況をされており、もしかしての予感はありました。それでも、本当に引退されてしまうとはいまだ信じられません。というか信じたくない。

中島アナウンサーといえば「栄光まで、あと142メートル!」の細かすぎる実況が有名ですが、

「ミスターほとんどパーフェクト 山口勲」
「スーパーゴールデンルーキー、君の名は飛田愛斗!」
「千の手のマジシャン 兒島 真二」
「疾風の赤胴 川島拓」
「夏でも冬でもいい男(ナイスガイ) 幸英明」
「暑い夏には クールイズビューティ 川田将雅」

などのジョッキー紹介も名物。他にも、名言を挙げだせばキリがありません。

つい最近も同じようなことを書きましたが、中央競馬の実況を担当されているラジオニッケイのアナウンサーや、南関東を中心に実況されている耳目社のアナウンサーも皆さま素晴らしいのですが、地方競馬の他の実況アナウンサーも負けていません。

中でも、そのだひめじ競馬の「レジェンド」で、2020年に引退された吉田勝彦アナウンサーと高知の橋口浩二アナウンサー。そして、中島アナウンサーが、私の中では「神3(スリー)」です。

語り出すと止まらなくなるので、いい加減やめておきますが、YouTubeの佐賀競馬オフィシャルチャンネルに、前述した「うまてなし。」のプロモーションビデオや、3月26日におこなわれた「中島英峰アナウンサー感謝状贈呈式」の映像がアップされています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。

そして2つめの注目ニュースは、来年の二場開催の新潟における暑熱対策。11時半から15時までレースを休止するというものでしたが、この件に関しては、改めて別の機会に書きたいと思います。

では、予想に。

今回は、ニュージーランドTの過去5年を深掘り調査。重視できそうな好走傾向を探し出し、そこから予想を組み立てます。

(1)乗り替わりの有無
(2)東西別と性別
(3)前走距離
(4)前走人気
(5)キャリア
(6)前走クラス

近年の傾向から重視できそうな指標は上記6項目。まずは(1)。乗り替わりの有無別成績です。
ニュージーランドTは、継続騎乗組よりも乗り替わり組の好走率が高く、その中でも前走14頭以下のレースに出走。なおかつ、今回の馬番が1から7番。もしくは14から16番だと[2-4-3-10/19]。勝率10.5%、複勝率47.4%。単勝回収率73%、複勝回収率126%と、かなりの好成績でした。

続いては(2)。東西別成績と性別。
近年のニュージーランドTは関西馬が強さを発揮しており、その中でも牡・せん馬。なおかつ、ロイヤルチャージャー系もしくはニアークティック系種牡馬の産駒が[4-2-2-7/15]。勝率26.7%、複勝率53.3%。単勝回収率166%、複勝回収率138%と、超のつく好成績。

今年は、サンライズジークのみ該当します。

(3)は、前走の距離について。
距離延長組が不振の当レース。一方、前走から距離短縮。もしくは前走も1600mを走り、なおかつ前走の馬体重が480kg以上500kg未満だと[3-2-2-6/13]。勝率23.1%、複勝率53.8%。単勝回収率90%、複勝回収率121%と、こちらも素晴らしい成績を収めていました。

次は(4)。前走人気です。
ニュージーランドTは前走1番人気に推された馬が強く、中でも、前走4コーナーで2番手以下に位置していた馬は[3-2-1-5/11]。勝率27.3%、複勝率54.5%。単勝回収率203%、複勝回収率164%と、これまた超抜の成績です。

(5)は、キャリアについて。
当レースは、シンプルにキャリア3戦以下の馬が[3-2-1-4/10]。勝率30.0%、複勝率60.0%。単勝回収率194%、複勝回収率153%と、恐ろしいほどの好成績。ここまで3戦3勝のドルチェモアにとっては、良い指標です。

そして最後は(6)。前走クラス。
近年のニュージーランドTは、前走重賞かオープンに出走していた馬が優勢。そのうち、中4週から8週の間隔を開けてきた馬は[2-2-1-3/8]。勝率25.0%、複勝率62.5%。単勝回収率137%、複勝回収率132%と、サンプルは少ないものの、超のつく好成績です。

これら6項目を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎2  ルミノメテオール
○8  ドルチェモア
▲9  オマツリオトコ
☆6  シャンパンカラー
△15 ウンブライル
△13 メイクアスナッチ
△4  サンライズジーク
△5  エエヤン
△14 モリアーナ
△11 ミシシッピテソーロ
△7  エイシンエイト


【買い目】

・単勝 2
・馬単マルチ 2=4、5、6、7、8、9、11、13、14、15 計20点
・ワイド 2→4、5、6、7、8、9、11、13、14、15 計10点
・3連複ボックス 2、6、8、9、15 計10点


本命候補は、2項目に該当した5頭。その中で、好走率が最も高い(5)(6)に該当したルミノメテオールを本命にします。

前走のチューリップ賞で好発を決め先行したものの、ユタカマジックにしてやられ、あと一歩のところで優先出走権を獲得できなかったルミノメテオール。3着ペリファーニアとは3/4馬身差で、本当に惜しい内容でした。

今回は、自身と同様、桜花賞を除外になった馬が数頭出走し、なおかつ牡馬の2歳GI馬ドルチェモアも参戦。レース史上最高のメンバーといっても過言ではありませんが、GIIで僅差4着の実績は見劣りしません。

ジョッキーも、デビューからコンビを組み続けてきたデムーロ騎手から乗り替わりますが、横山武史騎手ですからまったく問題ないでしょう。

馬券は、いつもどおり単勝と馬単マルチ、ワイド。そして、本命候補となった5頭の3連複ボックスを購入。ドルチェモアの凡走は考えにくいですが、万が一そうなれば、配当もそれなりに跳ねるはずです。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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