１号「オヤジさん！あけましておめでとうございます！」

オヤジ「ああ、おめでとう！それで？」

１号「え？オヤジさん、何その手は？どうして手を出してんの？」

オヤジ「え、お正月といえば、お年玉だろうよ。」

１号「オレが、オヤジさんに？？」

オヤジ「そうだよ。ほら、ここには、タンタンメン福袋もあるよ。ひとつ５万円だから。色んな麺が入ってるよ。」

１号「ちょっと、待って。整理しようか。まず、オレが、オヤジさんにお年玉を上げるのね。それで、ここにある１つ５万円の福袋も買うのね。どんだけ、ぼったくるんじゃ！」

オヤジ「わかった、わかった、福袋は、２つ買うと８万円になるから。どう？」

１号「ちょっと待ってよ。この福袋買ったとして、中に入ってるのは、何？麺？オレもらってもどうしようもないんだけど。」

オヤジ「麺だけじゃないよ。キンカハムとかさ、豆板醤とか色々入ってるって。」

１号「分かったよ。じゃあ、まず、お年玉ね。今年もよろしくね。それと、８万円で、２つ下さいな。これでいいかな。」

オヤジ「オッケー。じゃあ、福袋開けてみて。」

２つの福袋を開けると、中には、麺や調味料、餃子の皮とか、よくみると、全部自家製っぽい。

１号「オヤジさん、これって、全部自家製じゃん。これ、原価は幾らなの？」

オヤジ「原価？？エルメス行って、原価聞くような野暮な人いないだろうよ。」

１号「ああ、そうだね。わかったよ。じゃあ、この材料をオヤジさんに預けて、今年も美味しい中華を作ってもらえばいい、そういうことなのかな？」

オヤジ「電気代とか水道代とか上がったから、うちもちょっと値上げするんだよ。これらの材料の持ち込み代も合わせると、タンタンメンで、６万、餃子は、４万。ってとこかな。」

１号「おい！オヤジ！材料の持ち込み代？？？これ、ここで買ったもんじゃん。凄い商売だな。さすがオヤジさん。１人しかいなくなった客から絞り取るなんて・・・。」

オヤジ「というのは、冗談だよ。お年玉は、要らないよ。福袋のお代もいいよ。その代わり、料理は高いよ。さ、今年一発目の予想だね。私は、中京の１レース。１２番、カースソーサラーの単勝を１０万、馬連で、３，１０，１１、１３に１万ずつ。これで買うよ。カースソーサラーは、母のバンドゥッチが、ソルティビッドの妹。つまりアパパネが姪っ子ね。で、兄貴のサトノグリッターも、芝からダートへの路線変更したとたん、未勝利勝ちを決めてるんだよね。父がリオンディーズだし、ダートの１８００ｍは、ジャストだと思うね。」

１号「おお、結構厚くいくね。オレも乗ろうかな。じゃあ、オレはね、中山５レース。３番のサルヴァトーレの単勝３万、複勝７万。これで勝負する。基本に帰っての単複勝負ね。サルヴァトーレは、キズナ産駒で、今のタフな中山の馬場が合いそうなタイプだよね。それにね、姉のベルカントもイベリスも、めっちゃ走ってるからね。この母系も超優秀。」

ということで、新年早々、厚い勝負をする２人。幸先良いスタートを切れるのか？？