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海外競馬

ピックアップレース情報提供 World RaceNews.com【WRN】

2017年06月10日(土)

ベルモントS(GI)ダ12F

  • 【レース格】★★★★★
  • 【総賞金】150万ドル
  • 【開催競馬場】ベルモントパーク
  • 【勝馬】タップリット
  • 【騎手】J.オルティス
  • 【トレーナー】T.プレッチャー
見解

【結果詳報】

10日(日本時間11日朝)、アメリカ合衆国のベルモントパーク競馬場で行われたGI戦ベルモントSは、J.オルティス騎手騎乗の2番人気タップリット(Tapwrit)が、直線で逃げたアイリッシュウォークライ(Irish War Cry)を捉えて優勝。米3冠最後の1冠を制した。

日本からエピカリスが挑戦したことで注目を集めた今年のベルモントS。だが、そのエピカリスは、レース当日の朝に行われた獣医検査で出走が認められず、最終的に出走を取り消すことになった。そして、その結果、同馬に代わってアイリッシュウォークライが繰り上がりで1番人気に。以下、2番人気タップリット、3番人気ルッキンアットリー(Lookin At Lee)という順で続いた。

レースは、11頭ほぼ揃ったスタートからアイリッシュウォークライとミーンタイム(Meantime)が先手を主張して1コーナーへ。前走のケンタッキーダービーではスタート直後に挟まれる不利のあったタップリットや唯一のG1馬Gormley(ゴームリー)も先団につけた。

向こう正面に入ったところでアイリッシュウォークライが単独先頭に。しかし、そのリードは半馬身ほどで、ミーンタイムがピッタリとこれに続く。さらに、その後ろも各馬がほとんど一団で、8馬身ほどの圏内に全馬が収まっていたが、1コーナーでの接触によって鐙が外れるアクシデントがあったハリウッドハンサム(Hollywood Handsome)は、徐々に後方へ置かれるような形となり、そのまま競走を中止した。

一方、そのほかの各馬はそれほど大きな動きもなく3コーナーへ。この辺りでペースが上がり始めたのか、中団では鞍上の手が動き出す馬もいたが、先頭のアイリッシュウォークライなどは依然として楽な手応えのままで、4角手前で脱落したミーンタイムを除く3頭と、徐々にポジションを上げてきたパッチ(Patch)が、後続との差を広げて最終コーナーをカーブした。

そして迎えた最後の直線、逃げるアイリッシュウォークライを追うタップリットとゴームリー。しかしながら、ゴームリーは既に手応え一杯といった様子で、前の2頭からは徐々に遅れをとる。対照的に前の2頭は後続との差をどんどん広げていき、残り1Fのところでリードは5馬身に。完全に2頭による一騎打ちになったが、脚色に勝るタップリットがアイリッシュウォークライを交わして先頭へ。そのままリードを2馬身まで広げてゴールに飛び込んだ。

アイリッシュウォークライは懸命の粘りを見せたが2着まで。そこから5馬身3/4差の3着には、直線でゴームリーを交わしたパッチが入った。なお、3番人気ルッキンアットリーは7着に敗れている。

勝ったタップリットは、父Tapit、母Appealing Zophie(母の父Successful Appeal)という血統の3歳牡馬。母は2006年の2歳牝馬GI戦スピナウェイSを制している。タップリット自身は、昨年9月にデビューし、2戦目で初勝利。その後、今年3月のGII戦タンパベイダービーで重賞初制覇を飾ったものの、近2走はGII戦ブルーグラスS5着、GIケンタッキーダービー6着と敗れていた。通算成績は8戦4勝。

また、同馬を管理するT.プレッチャー調教師は、2007年のラグズトゥリッチズ、2013年のパレスマリスに続くベルモントS3勝目。タピット産駒による勝利も2014年のトーナリスト、2016年のクリエイターに続き3頭目で、2015年の2着馬フロステッドも含めると4年連続での連対ということになった。

ケンタッキーダービーとプリークネスSの勝ち馬不在という大混戦を制したタップリット。今後は僚馬でもあるケンタッキーダービー馬オールウェイズドリーミングとの再戦が待ち望まれるが、同厩舎の馬とあってすぐには実現しないかもしれない。それでも、7月末のGII戦ジムダンディSやGI戦ハスケル招待S、さらには8月のGI戦トラヴァーズSなど、今後も3歳馬による注目のレースが続くだけに、どこかで2頭が顔を合わせることもありそうだ。

※タップリット(右)が逃げ込みを図るアイリッシュウォークライ(左)を直線半ばで捕らえ、見事米国3歳クラシック最終戦を制した。

【展望】
現時時間6月10日(日本時間6月11日午前7時37分)、アメリカ合衆国のベルモントパーク競馬場では米牡馬クラシック3冠の最終戦、3歳馬によるダート12FのGI戦ベルモントSが行われる。

米3冠の中で最も古い歴史を持つベルモントS。レースが創設されたのは1867年のことで、その名はレース創設に携わったオーガスト・ベルモントSr.に由来する。同氏は、1850年代に民主党全国委員会の議長を務めたほか、外交官などとしても活躍。スポーツ好きだったことからオーナーブリーダーとして競馬にも関わっている。創設時、ジェロームパーク競馬場の13F戦として施行されていたベルモントSだが、その後、1874年に距離を12Fへ短縮。以降も10Fへの短縮や、13Fへの再延長が行われてきたが、1926年からは12Fでの開催が続く。現在、アメリカで行われるダートGI戦では最も距離の長いレースであり、過酷な日程下で行われる米3冠を締め括るレースであることから“The Test of the Champion(チャンピオンの試練)”という異名を持つ。また、現在のベルモントSはベルモントパーク競馬場を舞台に行われているが、同競馬場でレースが行われるようになったのは、ベルモントパーク競馬場が開場した1905年のことで、それ以前は1891年から1904年にかけてモリスパーク競馬場で行われていた。

米3冠の最終戦ということで、過去の勝ち馬には一昨年のアメリカンファラオなど歴代12頭の3冠馬やマンノウォー、ネイティヴダンサー、エーピーインディといった種牡馬として成功を収めた馬たちもいる。日本で種牡馬入りしたサンダーガルチ、サマーバード、エンパイアメーカーもこのレースの勝ち馬である。さらに、日本競馬で言えば、昨年ラニが日本調教馬として初めてこのレースに出走して3着に好走したほか、同馬を所有する前田幸治氏の所有馬サンデーブレイクが、2002年のベルモントSで3着に入っている。そのほかでは、2008年に3きょうだいによる3連覇を目指したカジノドライヴが米遠征を試みたものの、レース当日になって出走を取り消したということがあった。

次に、舞台となるベルモントパーク競馬場についてだが、同競馬場があるのはニューヨーク州の郊外、ジョン・F・ケネディ国際空港から北東に約15kmのところ。前述の通り、開場は1905年だが、施設の老朽化によって1963年に一度閉鎖されている(1968年に再開場)。コースは北米随一の大きさを誇っており、メイントラックとなる1周2400mのダートコースの内側には1周2100mと1周1900mの芝コースがある。直線の長さは芝、ダートともに約330m。このほかにも、1周1600mのトレーニングトラックや1800頭以上が収容可能な厩舎地区などが隣接している。なお、ダート12F戦のスタート地点は、ゴール板手前のところに設けられ、各馬はそこからコースを1周する。1コーナーまでの距離が比較的あるため、枠順による有利不利はほとんどない。

さて、ここからは出走予定馬12頭について述べていきたい。今年は、ケンタッキーダービーの勝ち馬オールウェイズドリーミングとプリークネスSの勝ち馬クラウドコンピューティングが不在ということで、早くから混戦が予想されていたが、さらに直前になって昨年の2歳王者でプリークネスS2着のクラシックエンパイアも回避することが決まり、より一層難解なレースになった。

一応、12頭の中ではゴームリー(Gormley)が唯一のG1馬であり、過去に西海岸でサンタアニタダービー(サンタアニタパーク、GI、ダ9F)とフロントランナーS(サンタアニタパーク、GI、ダ8.5F)を勝っているものの、サンタアニタダービーに関しては、今年の西海岸で圧倒的な強さを見せていたマスタリーが骨折によって戦線を離脱してしまった影響が大きく、相手に恵まれた部分も少なくない。実際に全米からトップクラスの3歳馬が集まった前走のケンタッキーダービーでは9着に終わっているように、実績ほど抜けた存在とは言い難い。

また、実績面ではケンタッキーダービー2着、プリークネスS4着と3冠競走で上位争いを演じているルッキンアットリー(Lookin At Lee)も注目を集めそうだが、3冠全てに出走するなど、厳しいローテーションを歩んできた点が気になるところ。昨年、ラニとともに3冠皆勤だったプリークネスS優勝馬イグザジャレイターがこのベルモントSで11着に惨敗したことや、過去に多くの2冠馬が3冠達成目前で涙を呑んでいることを忘れてはいけない。さらに、ルッキンアットリー自身も、ここまでGI戦で2度2着しているものの、重賞では未勝利である。堅実な末脚が魅力な馬だけに、大崩れはないかもしれないが、勝ち負けとなるとどうだろうか。

むしろ、上記2頭より注目したいのはプリークネスSをパスしてきたケンタッキーダービー出走馬たち。過去10年を見ても、前走プリークネスS組による勝利が1頭だったのに対し、前走ケンタッキーダービー組は4頭が勝利と相性の良さを見せている。今年は前述のゴームリーを含む5頭が、ケンタッキーダービーからこのレースに臨む。

その中で、特に注目したいのがアイリッシュウォークライ(Irish War Cry)とタップリット(Tapwrit)だ。前者は東海岸で行われるケンタッキーダービーの前哨戦、GII戦ウッドメモリアルS(アケダクト、ダ9F)の勝ち馬で、本番では2番人気に支持された。結果は10着と振るわなかったものの、ウッドメモリアルSでは後にプリークネスSを勝利するクラウドコンピューティング(3着)に7馬身差をつけていたように、これが本来の力とは思えない。おそらく初めて経験する道悪の影響があったと思われる。

そして、後者もケンタッキーダービーでは不完全燃焼に終わった1頭。その前走では、不利と言われる外枠からのスタートだった上に、スタート直後、さらに外の馬から挟まれるアクシデントもあり後方へ。向こう正面からようやく内を通ってポジションを上げてきたが、前もなかなか止まらず6着に追い上げるのが精一杯だった。それだけに、スムーズであればもう少しやれていたはずで、広いコースに替わる今回は前進があっていい。昨年の優勝馬クリエイターなど、過去3年連続で連対馬を輩出しているタピットの産駒という点も好材料か。

そのほかでは、僚馬タップリットと同様にケンタッキーダービーでは外枠に泣いたパッチ(Patch)も軽視できない。デビュー前に負った怪我の影響から左の眼球を摘出しているため、再度内に馬を見る形になる大外枠が気になるところだが、今回は同厩舎のオールウェイズドリーミングに騎乗してケンタッキーダービーを制したジョン・ヴェラスケス騎手というパートナーを得た。これまでにこのレースを2度制しているジョッキーを鞍上に迎えられたことは、大きなアドバンテージと考えて良いだろう。

残ったケンタッキーダービー組のジェイボーイズエコー(J Boys Echo)も、20頭立ての前走では力をフルに発揮できたと言えない。着順だけで判断するのは早計かもしれない。

一方、2冠目のプリークネスSからベルモントSに挑むのは3頭で、そのうちルッキンアットリーについては前記のとおり。残る2頭はシニアインベストメント(Senior Investment)とマルチプライヤー(Multiplier)。それぞれこれまでにGIII戦を1勝しており、前走が初のGI戦だったが、結果はシニアインベストメントが3着、マルチプライヤーが6着だった。着順だけを見るとシニアインベストメントは十分に好走と言える内容だが、2着のクラシックエンパイアに5馬身近い差をつけられている点が気になる。陣営は距離延長に自信を覗かせているようだが、果たしてどうだろうか。

ここまで取り上げた馬たち以外は別路線組。実績では、同じベルモントパーク競馬場で行われた9FのGIII戦ピーターパンSの2着馬ミーンタイム(Meantime)が上位だが、強調材料に乏しい。2度の重賞で連対実績すらないハリウッドハンサム(Hollywood Handsome)もここではさすがに厳しいだろう。それであれば、重賞初挑戦になるものの、今年に入って3戦3勝、クラウドコンピューティングと同じC.ブラウン厩舎の所属馬で、ハビエル・カステリャーノ騎手が跨るツイステッドトム(Twisted Tom)の方が不気味か。

最後に日本から参戦するエピカリスについて。昨年のラニのレース内容からJRA所属馬のレベルの高さは言うまでもなく、UAEダービーでの健闘から能力的には十分に通用しておかしくないが、現地メディアはレース当週になってハ行の症状が見られたために治療を行ったと報じている。こうした不安に加えて、初めて経験するアメリカの馬場に適応できるのかという疑問も少なからずあるのだが、やはり出走する以上は歴史的偉業を期待したい。

※記載している出走予定馬については6月9日(午後6時)時点でのものであり、今後、出走取消等により出走しない場合もありますので予めご了承ください。

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