どうも！覆面馬主１号です！

よくこんな質問をされる。

「競馬って何がそんなに面白いんですか？お金儲けたいのならもっと確実で良い方法あるでしょ。」

で、オレはたいてい、こんな風に答える。

「その昔、寺山修司さんが、馬券は自分を買っている、という名言を残したね。自分の弱さ、強さを知ることが出来るってのも面白いんだけど、オレ的に、一番面白いのは、変化を楽しめるって事かな。
万物は、変化流転していく。あらゆるものが刻一刻と変化していくわけだ。オレも、馬たちも、調教師も騎手も。
こうした変化の本質を捉えて、ちょっと先の未来を読み切るのが、馬券の楽しみだ。で、もっと面白いのが、馬主。自分の馬は、想像もつかない程、変化していく。良い方に向けばいいが、悪い方に向くことの方が多い。この予見できない変化が、馬主の面白いところなんだよね。」

「悪い方にいくことの方が多いのに、よくやってますね。お金も大損するわけでしょ。」

「そこがまたいいんだよ。痛みを感じるから、喜びも増大するわけでね。」

「馬主とかやっている人は、明らかに、Ｍですね。僕は絶対無理ですわ。」

そうなんだよね。確かに、割に合わないんだな、馬主は。
でも、思いもよらない変化を体験できて楽しい。そして、これこそが、競馬という文化の本質なんだよね。

さて、牝馬クラシックの三冠目。
一冠目の桜花賞が行われたのが、４月１１日。
あの日から丁度、半年の月日が流れた。まだ半年しか経っていない、という言い方もあるし、もう半年も経ったという言い方もある。

桜花賞の日から、１８８日。
今年のクラシックを戦う乙女たちは、どれくらい変化したのだろうか？？？

そこを読む闘いが、明日の馬券予想となる。

まず、今年の牝馬戦線の勢力図がどんな風に変化してきているのか？？

これを見極めるのが重要なのだが、オレの見立てでは、今年の牝馬クラシックで、最もレベルの高かったレースは、桜花賞に他ならないと思っている。
このレースは、上位４頭と、５着以下がちぎれている。

ソダシ、サトノレイナス、ファインルージュ、アカイトリノムスメ。

この４頭の力が抜けているのではないか、というのがオレの結論だ。つまり、桜花賞上位組を超えるような変化は起きていない。

オークスは、ユーバーレーベンに本命を打ち、ズバリ的中出来たが、正直オークスのレースレベルはかなり微妙な気がしている。言い方を変えると、初めての２４００ｍで、色々あって、後ろにいた馬たちに流れが向いて、ハマったレース。
なので、オークス上位馬よりも、桜花賞上位馬の方が、能力的には信用できるのではないかと思う。

実際、桜花賞上位馬は、ソダシが札幌記念を勝ち、ファインルージュが紫苑ステークスを勝った。

オークス上位馬でいくと、３着のハギノピリナが紫苑ステークスで８着、４着のタガノパッションがローズステークスで１２着。

桜花賞５着のアールドヴィーヴルがローズステークス３着なので、やはり桜花賞のレベルは信用に値する。

サトノレイナスが不在なので、どこまでいってもこの上位３頭の競馬になるとしか思えないというのが結論だ。
ソダシ、ファインルージュ、アカイトリノムスメ。

で、オレの本命は・・・・

◎１２アカイトリノムスメ

根拠はないが、ここ３年、オークスからの直行馬が、３連勝している点。

ファインルージュは、ローテが詰まって大丈夫なのかとても心配で、前走の仕上がりが素晴らし過ぎて、今回は微妙なのでは？と思っている。それに、国枝厩舎以外の美浦調教馬、ほとんど連対してないんだよね。紫苑ステークスの中味は素晴らしいが、今回は、上積みよりもマイナスが多い気がしている。

そして、ソダシ。彼女も札幌記念を使って、古馬相手に勝利。ラヴズオンリーユーや、ペルシアンナイトというＧ１馬を倒す快挙だ。
５２キロで、レース展開もソダシに極めて有利に働いたと見ている。外回したロスのあったラヴズオンリーユーらに対して、ソダシは終始内をピッタリ回って、凌ぎ切った競馬。
なので、この競馬がどれだけ強いかが、やや微妙。
そして、阪神の二度の坂越えがある、２０００ｍ、スタミナが微妙な気がしている。

ライバル二頭に、マイナスな感じがある一方で、アカイトリノムスメは、オークスからの直行。
フレッシュな状態で、仕上がりも良い。
今回、騎手が何故こうなっているか、いろいろ疑問が湧いてくるが、戸崎圭太騎手にきっちり仕事をしてもらいたい。

アカイトリノムスメは、タフなレースが予想される阪神２０００ｍでも、距離、スタミナ間違いなく大丈夫。
ソダシ、ファインルージュがどちらかというとマイル寄りな馬なので、今回の条件であれば、桜花賞の着順を逆転できると思っている。

それにしても、金子さんの馬運には驚かされる。今回、３頭出しだからね。
そして、国枝厩舎は、３年連続連対しているように、関西遠征のツボをきっちり押さえている。

母アパパネの仔たちは、なかなか重賞が勝てず、Ｇ１は遠い感じだったが、アカイトリノムスメが今回、ついにＧ１を勝つと思うんだよね。

◎１２アカイトリノムスメ
〇４　ソダシ
▲１４ファインルージュ
☆１０アールドヴィーヴル
☆１６ミスフィガロ
注９　アンドヴァラナウト
怖２　ステラリア
△８　エンスージアズム
△５　エイシンヒテン

という順番にした。
オレの心配事がなく、ソダシもファインルージュも、きちんと走るのであれば、この３頭で決まる気がしてるんだけど、例年、人気通りには収まらないので、たぶん、ファインルージュとソダシのどちらか、もしくは両方が、圏内からいなくなる気もしている。

馬場が重くなり、パワー勝負になったら、尚更アカイトリノムスメに有利に働くと思うんだけどね。

で、対抗がソダシ。
これは、もう言うまでもないことだけど、とにかく瞬間移動するように走る仔で、気づくと良いところにワープしていて、あっという間に先頭に立つ競馬が出来る。
前走以上のコンディションならば、普通に勝ってもおかしくないね。
でも、クロフネの仔が、阪神の２０００ｍのＧ１を勝つのは、だいぶハードルが高い、これは間違いない。

▲がファインルージュ。この仔、母系がバリバリのスプリンターなんじゃないか、と思って紫苑ステークスでも軽視しちゃったんだけど、意外とそうでもないんだよね。
距離２０００ｍぎり持つんだろうね。
中山２０００ｍで、あのパフォーマンスが出来たのであれば、阪神２０００ｍも大丈夫そうではある。

でも、このローテがね。この仔、間隔があいてないと走らないんじゃないのかな。それに、関西遠征だし。
そのあたりが引っ掛かるね。

☆が、アールドヴィーヴル。桜花賞５着。オークスも５着。両方掲示板は、アカイトリノムスメと、このアールドヴィーヴルだけだね。
どこか足りなくて、惜しい競馬なんだけど、明日は、大得意の重馬場、これなら上位に食い込む事が出来るかもしれない。スタミナは十分だから、阪神２０００ｍは、むしろ歓迎だ。

もう一頭の☆が、ミスフィガロ。金子オーナーの３頭目の刺客。この仔、かなり走ると思うんだよね。
ご存知の通り、全兄はワグネリアンだからね。それに、阪神２０００ｍは、この仔にとっても条件的には良い。

注として、アンドヴァラナウト。福永騎手が連続騎乗で、阪神コースも走る。ただ、春の桜花賞上位組にどこまで迫れるか、だよね。
オレは、まだちょっと足りないと思っている。でも、２，３着は十分あり得るね。

個人的に怖いのが、ステラリア。阪神２０００ｍならハマる可能性はあるかな。忘れな草賞は、歴代でも超がつく位優秀な勝ちっぷりで、リズムよく走れたら相当能力は高いと思っている。
なので、怖という印で。

馬券は、単複、馬連、馬単。馬連は、ソダシとの目でも８倍つくからね。

三連系の馬券は、以下のフォーメーションで。

１着・・・◎
２着・・・〇▲☆☆注怖
３着・・・〇▲☆☆注怖△△

これで、三連複、三連単を買いたい！

続いて、自信の一鞍！

新潟１１レース！

◎６　ザイツィンガー
〇１１キルロード
▲１５ビオグラフィー
☆１８ドナウデルタ
☆５　アクアミラビリス
△２　ルッジェーロ
△１０ダディーズビビッド
△３　スマイルカナ

明日の新潟の芝コースは、間違いなく重馬場か不良馬場。そうなると、この１４００ｍ戦、間違いなく波乱だろう。
そこで、本命を打ったのが、重馬場で２勝しているザイツィンガー。ドリームジャーニー産駒で、母父がクロフネ。明らかに重馬場が強いステイゴールド系とクロフネの配合。
良馬場の切れ味勝負では、見劣るが、重馬場でパワーが要るようなら確実に出番があるとみた。
斤量５４キロも良い。

対抗が、キルロード。この仔も重馬場で勝ち鞍がある。ロードカナロア産駒で、母父サクラバクシンオー。
今回ハンデは見込まれたが、能力的には、ここなら上位だと思うね。

▲が、ビオグラフィー。この仔もロードカナロア産駒。重馬場で勝ち鞍あり。坂路の調教もとても良いね。
リフレッシュ明けこそ走りそう。

☆が、ドナウデルタ。１４００ｍで折り合えれば、確実に差し込んでくる。重馬場で勝ち鞍あるし、今回は大外枠も良いね。

もう一頭の☆が、アクアミラビリス。基本良馬場でキレキレ勝負が得意だが、ヴィクトワールピサ産駒なので、馬場が渋っても大丈夫な気がする。
であれば、ここなら能力上位だね。

馬券は、単複、馬連、馬単。

三連系の馬券は、以下のフォーメーションで。

１着・・・◎
２着・・・〇▲☆☆
３着・・・〇▲☆☆△△△

これで、三連複、三連単を買いたい！