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田原基成

2021/01/22 20:46

【初富士S】ザ・冬馬。この馬を狙うタイミングはここしかない。/中京11R/中山3R

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【中山11R 初富士S】

今週は重賞のない土曜競馬。そこで恒例になりつつある土曜メインでの【全頭分析】を行いたい。初富士S出走馬全14頭分析が、予想の参考になれば幸いだ。

・1枠1番 オスカールビー
フタ桁着順が続く現状。厳しい。

・2枠2番 エクリリストワール
中山芝1800mはデビュー戦2着実績あり。時計のかかる中山芝を踏まえると、久々のこなせる下地は十分。

・3枠3番 ハーメティキスト
中山芝1800mでは【2-0-2-0】馬券内率100%。当然ノーマークにはできない。

・3枠4番 マイネルウィルトス
サンレイポケット、ランブリングアレー、シュリなど条件戦で戦ってきた相手は強力。メンバーが手薄な関東圏で評価を上げたい1頭。

・4枠5番 ショウナンバビアナ
全3勝を左回りで挙げる馬。見直すなら東京・新潟開催だろう。

・4枠6番 ウイングレイテスト
マイルだと追走に苦労する馬。コーナー4つの中山芝1800m替わり、一変を警戒すべきシチュエーションだ。

・5枠7番 ニシノカツナリ
ムラ駆けの印象だが、12-2月の冬競馬では【3-1-1-0】馬券内率100%。この時季なら評価は落とせない。

・5枠8番 トータルソッカー
こちらは冬の中山巧者。何らかの印は必要だろう。

・6枠9番 シングフォーユー
脚質が定まらない馬。急坂右回りで馬券圏内突入は難しい注文だ。

・6枠10番 ワールドヘリテージ
3走前、現級好走時と同じ54キロ。いかにもここ狙いのローテ、印は必要と判断したい。

・7枠11番 ムーンライトナイト
芝1800mでは【0-0-0-6】。この距離では厳しいだろう。

・7枠12番 ソーラーフレア
現級の壁にぶつかっている現状。ここも苦戦は免れられないか。

・8枠13番 ムジカ
身もフタもない言い方だが、いかにも差し損ねそうなリスクある脚質。中心視するには躊躇してしまう。

・8枠14番 ドナアトラエンテ
オール野芝の2走前、高速馬場の秋の東京の前走。その2戦と比較すると今回は馬場が違いすぎる。凡走の可能性も想定しておきたい。

レースのポイントは3点。

1.軽ハンデの逃げ馬
2.時計のかかる中山芝
3.外枠を引いた牝馬2頭

最内枠を引いたオスカールビー。行こうと思えば大逃げも可能な馬で、斤量50キロのここで中途半端な戦法は採らないはず。52キロのショウナンバビアナともども淀みないペースで運んだとして、おのずと差し馬にチャンスが生まれる展開が予想される。

開催が進み、いよいよ時計がかかってきた中山芝。東京向きの切れ味はまったくといっていいほど必要なく、冬の中山実績や道悪実績まで加味したいところ。馬場適性の見極めが重要なレースだ。

そして8枠を引いたムジカ、ドナアトラエンテについて。2頭とも前走上がり3Fは33秒台……高速馬場向きの切れ味を「証明してしまった」点は気がかり。1コーナーまでの距離が決して長くない中山芝1800mの舞台において大外枠も歓迎材料とは言えず、不安を抱える人気馬と言えよう。

以上を踏まえ、本命はニシノカツナリ。

未勝利を上がり3F33秒台で制した馬だが、その後の連対は34秒台後半以上に限定。おそらくこちらがニシノカツナリ本来の姿なのだろう。12-2月の冬競馬では【3-1-1-0】馬券内率100%。マクリ気味に進出できる機動力もこの舞台向きだ。

【中山11R 初富士S予想の印】
◎7 ニシノカツナリ
〇4 マイネルウィルトス
▲6 ウイングレイテスト
☆3 ハーメティキスト
△14 ドナアトラエンテ
△13 ムジカ
△2 エクリリストワール
△10 ワールドヘリテージ
△8 トータルソッカー

【3連複/フォーメ】7-4,6,3-4,6,3,14,13,2,10,8(18点)


次に、自信の一鞍。

【中京11R 豊明S】

一貫して1400mを使われてきたトウカイオラージュだが、前走は1600mへの距離延長。「距離延長で新味を求めたのでは?」と決めつけるには早計。狙いは今回、距離短縮での参戦にあると私は捉えている。

さかのぼること2年。中京芝1400mの未勝利戦を勝ったときは前走阪神芝1600mからの短縮ローテ。陣営が狙っているのは当時の再現だろう。奇しくも引き当てた馬番4番はそのときと同じ。巻き返す準備は整った。

【中京11R 豊明S予想の印】
◎4 トウカイオラージュ
〇1 アプルーヴァル
▲8 ムーンチャイム
☆13 メイショウチタン
△9 オールザゴー
△6 シトラスノート
△2 トウケイミラ
△15 キアロスクーロ

【3連複/フォーメ】4-1,8,13-1,8,13,9,6,2,15(15点)


最後に太鼓判レース。

【中山3R 3歳未勝利】

フロムディスタンスの前走は道中で砂を被り、直線では外に持ち出すまで前が開かないロス……それでも3着を確保した点は立派だ。お世辞にもメンバーレベルが高いとは言えない今回、スムーズなら確勝級と判断する。

【中山3R 3歳未勝利予想の印】
◎6 フロムディスタンス
〇5 トーセンアルル
▲9 ニシノミウ
☆3 アイリーライフ
△10 ブルーグリッター
△15 レゾンデートル
△13 グラスクアドラ
△11 マルブツブリッツ

【3連複/フォーメ】6-5,9,3-5,9,3,10,15,13,11(15点)

田原基成のプロフィールはこちら
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