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田原基成

2020/12/24 18:00

クロノジェネシス・フィエールマンほか、2020有馬記念出走予定馬16頭分析

910
・1枠1番 バビット
3走前、2走前と非根幹距離の重賞を制した点は立派。一定の適性は秘めていると思われるが、今年の3歳は世代レベルが疑問。同世代のGIで10着かつ、古馬混合重賞の経験がない点を踏まえると厳しい戦いになりそうだ。

・1枠2番 ブラストワンピース
関西圏or斤量58キロが続いた近走はこの馬の能力発揮を妨げる条件。翻って、今回は7戦6勝の斤量57キロ以下かつ非関西圏、2戦2勝の中山芝と願ってもないシチュエーションが揃った。これでダメなら仕方ないと言い切れる舞台。馬体が絞れればなお良いだろう。

・2枠3番 クレッシェンドラヴ
ハンデ重賞がこの馬のスイートスポット。このメンバー相手では厳しい。

・2枠4番 ラヴズオンリーユー
高速馬場適性が高く、ディープインパクト産駒の特徴を色濃く受け継いでいる印象。得意の阪神芝内回りだった前走牝馬限定GIですら連対圏は叶わず……さらなる上積みは難しいだろう。

・3枠5番 ワールドプレミア
戦列復帰をはたした前走ジャパンCは6着。メンバー構成を考えれば及第点を与えられる内容ではあるが……関東圏への遠征で大幅に馬体を減らしていた点は気がかり。過去の有馬記念において、前走馬体重マイナス4キロ以上かつ叩き2戦目で臨んだ馬の成績は【0-0-1-15】。リピーターの好走が目立つレースとはいえ、大きく評価を上げるには至らない。

・3枠6番 キセキ
叩き3戦目のジャパンCが角居厩舎の勝負ローテ。強調材料は乏しい。

・4枠7番 ラッキーライラック
大阪杯、エリザベス女王杯と今年の阪神芝内回りGIを2勝。有馬記念の舞台適性も十分と思われるが……惨敗の宝塚記念、連対を外した札幌記念のパフォーマンスは気がかり。前述のGI2勝はいずれも上がり3F33秒台と高速馬場適性が問われたレース。2・3走前の走りを見るより、今の時計のかかる中山芝が合うとは思えないのだ。過去の有馬記念において、前走GI勝利かつ今回乗り替わりで臨んだ馬の成績は【0-0-2-8】。過信は禁物だ。

・4枠8番 ペルシアンナイト
非常にタフな馬だが、芝での好走歴は2000mまでに限定。厳しい。

・5枠9番 クロノジェネシス
この馬で強調すべきは2走前の宝塚記念。時計のかかる馬場を6馬身差圧勝……ああいった馬場なら現役を飛び越え、歴代最強クラスにランクされるだろう。上がり3F32秒台の前走天皇賞(秋)は適性から凡走してもおかしくないレースだが、終わってみればアーモンドアイと0秒1差。いよいよ競走馬として隙がなくなってきたように思える。牝馬優勢の一年を象徴するかのような馬、時計のかかる今の中山芝で死角らしい死角は見当たらない。

・5枠10番 カレンブーケドール
ジャパンCが今年一番のハイレベルレースであることに異論は少ないだろう。締まった展開に「3強」が能力を余すことなく発揮……そのなかで無敗の三冠馬とタイム差なしの勝負を演じたこの馬は素晴らしい。叩き3戦目で冬の中山参戦は未勝利を勝ち上がったときと同じ。非根幹距離での良績も申し分なく、巻き返しが期待できる1頭と言える。

・6枠11番 モズベッロ
タフな馬場コンディションと抜群の相性を示す馬だが、さすがに今回は間隔が空きすぎ。厳しい印象は否めない。

・6枠12番 オーソリティ
前走アルゼンチン共和国杯は外枠有利の馬場コンディション、相手関係にも恵まれた一戦。とはいえ休み明け初戦で古馬混合重賞を勝ち切った点は評価すべきだろう。父オルフェーヴル、母父シンボリクリスエスは有馬記念をそれぞれ2回制した馬。近親に昨年の有馬記念2着馬サートゥルナーリアもいる血統は魅力。不気味な1頭だ。

・7枠13番 フィエールマン
もはやこの馬にとってローテーションの常識は通用しないのだろう。今年は春・秋の天皇賞しか使われておらず、いずれも連対……間隔をあけることがそのままエネルギーの蓄えとなっている印象だ。その観点で捉えたとき、天皇賞(秋)→有馬記念の中2カ月ローテですらこの馬には短いのかもしれない。マイナス12キロと減った馬体に気を遣いつつの調整かつ昨年勝ち馬に1秒以上ちぎられた舞台、全幅の信頼を置くには躊躇してしまう。

・7枠14番 サラキア
5歳秋にして本格化を迎えた1頭。近走の充実ぶりには目を見張るものの、牡馬混合GIでの好走歴がない点は気がかり。夏競馬を使われてきた馬と秋始動組との調子が入れ替わる時季でもあり、連続好走は至難の業だ。

・8枠15番 オセアグレイト
ステイヤーズSは鞍上の手腕が光ったレース。特殊な条件での変わり身ゆえジャッジが難しいところだが、この条件を狙いすました強豪相手に強行ローテでは分が悪い印象だ。

・8枠16番 ユーキャンスマイル
得意の左回りでも馬券圏内を逃し続ける近走。こちらも苦戦は免れられないか。

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【有馬記念】朝日杯FSはグレナディアガーズをS評価!クロノジェネシス、フィエールマンはどう評価する?全16頭にS-Cランクで細かすぎる分析を敢行!

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