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田原基成

2020/12/11 19:37

【中日新聞杯】人馬ともに勝負駆けのニオイがプンプン。本命に迷いはない。/中山11R/中山10R

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【中京11R 中日新聞杯】

中京開催の2週目に施行される中日新聞杯。

冬晴れの影響で良好な馬場コンディションが続くこの時季。必然的に時計は速くなる傾向にあるが、論より証拠。先週の芝レースにおける勝ちタイムをご覧いただこう。

・芝1200m→1分7秒7
・芝1400m→1分20秒6
・芝1600m→1分33秒3
・芝2000m→1分59秒8
・芝2200m→2分11秒9

一言、速い。

過去3年の中日新聞杯勝ち時計はすべて1分59秒台前半。例年より時計が出やすいシチュエーションを踏まえると、今年は1分58秒台での決着が濃厚。この時計に対応できないことには勝負にならない。このレースにおける「予想の出発点」は高速馬場に対応できる馬を探すことだ。

その観点から、本命はすんなり決まった。

6枠11番、グロンディオーズ。

この馬で注目すべきは5走前。今回と同じ左回りの芝2000mを1分58秒3、上がり3F33秒1で制したレースだ。良馬場左回りでは【3-1-0-0】連対率100%。前走に引き続きC.ルメールを確保した陣営の采配も含め、強い勝負気配を感じずにはいられない。

同馬の父はルーラーシップだが、同産駒の牡馬は高速馬場が大好物。キセキ、ダンビュライト、メールドグラース……芝2000m重賞を1分57-58秒台で好走した馬がズラリと並ぶ。グロンディオーズはその特徴を受け継いだ1頭と言えよう。

「高速馬場のルーラーシップ産駒牡馬は買い」

オープンクラスまで行くと1頭1頭の個性を見極める必要があるが、格言のひとつとして頭に入れておいて損はないと思う。

今回の記事でもうひとつお伝えしたいのが、こうした「隙間重賞」で私が大切にしているレースの見方。

テーマ性を見出しにくい隙間重賞において私は、

「誰を乗せるか」

この1点に注視している。

典型的な例が小倉大賞典。フェブラリーSの裏開催として行われるこのレースはいわゆる「隙間重賞」。リーディング上位騎手が東京に集うのは当然と言えるが、毎年のように川田将雅は裏開催への遠征を敢行。そのレースで【4-1-0-2】と圧倒的な良績を残している。

そこで、C.ルメールだ。

通年免許取得後、同騎手が12月中京開催に参戦した日はチャンピオンズCデーに限られる。12月2週目は香港国際競走が行われる週でもあり、毎年そちらに参戦するのがお決まりのパターン。

……が、今年は諸般の事情により遠征を断念。グロンディオーズ陣営にとって、この決断は願ったり叶ったりと言えるものだろう。何しろリーディング1位を独走する騎手を確保できたのだから。

人馬ともに勝負駆けのニオイがプンプン……グロンディオーズの本命に迷いはない。

相手本線に抜擢するのはボッケリーニ。

陣営が意図的に2000mを避けてきたローテーション。とはいえ天皇賞(秋)など芝2000m以上の重賞6勝の全兄ラブリーデイを持つ血統背景から、2000mが好走レンジ外とは思えない。リニューアル後の中京芝2000m重賞成績【4-4-5-22】馬券圏内37.1%のキングカメハメハ産駒。軽視は禁物だ。

ヴェロックスも要注意。

GIで3度の馬券圏内と、実績は申し分なし。万全なら圧勝すら考えられる馬、リニューアル後の中京芝2000m重賞で【4-2-1-6】馬券内率53.8%の鞍上・川田将雅の存在も不気味だ。

ここでは2列目を2頭に絞り、3列目を広げる。3列目は何が来てもおかしくない。

【中京11R 中日新聞杯予想の印】
◎11 グロンディオーズ
〇2 ボッケリーニ
▲9 ヴェロックス
△13 インビジブルレイズ
△1 サトノガーネット
△5 ギベオン
△4 ショウナンバルディ
△15 レッドヴェイロン
△6 トリコロールブルー
△18 サトノソルタス
△3 テリトーリアル

【3連複/フォーメ】11-2,9-2,9,13,1,5,4,15,6,18,3(17点)


次に、自信の一鞍。

【中山11R 師走S】

冬のダートでは【2-1-0-1】と好走が目立つタイキフェルヴール。

いわゆる「冬馬」にあたるわけだが、2勝のなかにはその後オープン特別を制するショームを下した中山ダート1800mも含まれる。数字だけでなく、中身も充実している点は見逃せない。

【3-3-7-9】と位置取りを下げつつも、直線でジワジワと盛り返した前走内容から見限るには早計。得意の時季到来、ハイペース濃厚なメンバー構成を味方に大駆けを期待する。

【中山11R 師走S予想の印】
◎5 タイキフェルヴール
〇6 デアフルーグ
▲14 フィードバック
☆11 ナムラカメタロー
△9 バレッティ
△3 レッドフレイ
△12 マイネルユキツバキ
△8 パンサラッサ
△10 ハギノアトラス
△7 ハイランドピーク

【3連複/フォーメ】5-6,14,11-6,14,11,9,3,12,8,10,7(21点)


最後に太鼓判レース。

【中山10R アクアラインS】

中山ダート1200mでの成績【3-3-0-0】のアポロビビにとって、ここは年内最後の適鞍といって差し支えないもの。陣営もそれを理解しており、東京・京都・阪神開催には目もくれず冬の中山を選択。勝負気配は相当強いはずだ。軸不動。

【中山10R アクアラインS予想の印】
◎10 アポロビビ
〇5 コパノマーキュリー
▲12 サンライズカラマ
☆13 アイアムハヤスギル
△4 スナークスター
△8 セイウンクールガイ
△7 エスタジ
△6 プレシャスルージュ

【3連複/フォーメ】10-5,12,13-5,12,13,4,8,7,6(15点)

田原基成のプロフィールはこちら
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