・アイスバブル
重賞での好走は東京芝2500mの特殊条件に限定。ここは叩き3戦目のアルゼンチン共和国杯を見据えたレースとなりそうだ。

・アルバート
こちらはステイヤーズSが大目標。ここは叩き台が濃厚だ。

・カセドラルベル
徹底的に少頭数のレースを使われてきた馬。戦ってきた相手はお世辞にも強いとは言えず、重賞即通用は容易ではないだろう。

・キセキ
大出遅れ、かかり癖など気性面に大きな課題を抱える馬。前走宝塚記念2着は距離短縮かつ前に行く馬がどんどん脱落するサバイバルレースが功を奏した印象を受けた。確たる逃げ馬不在のここは阪神大賞典のように、鞍上の意思とは裏腹に自ら進出してしまうリスクあり。全幅の信頼を置くには至らない。

・キングオブコージ
横山典弘が手綱を握って以降、破竹の4連勝。脚質自在のレース運びはいかにも同騎手が好む馬と言えるだろう。前走から中6週以内時の成績【2-0-0-5】に対し、中7週以上では【3-2-0-0】。母父Galileoは先日行われた凱旋門賞勝ち馬ソットサスを輩出。たとえ道悪馬場になったとしても能力発揮に大きな支障はないと思われ、引き続き評価すべき1頭だ。

・グローリーヴェイズ
昨年と同じく京都大賞典から始動。陣営がこの一戦をどう捉えるかだが、極悪馬場の宝塚記念で「この雨で馬場も合わず……」と敗戦の弁を述べていた点は気がかりだ。左回りの成績【1-1-0-0】、芝2000mで1分56秒6の走破タイムを見るより、高速馬場は歓迎のクチ。香港の情勢を踏まえると、今回ではなくジャパンC出走で狙いたくなる。

・シルヴァンシャー
長期休養明け・初のGIレースだったとはいえ前走天皇賞（春）は負けすぎ。復調はまだ先と捉えたい。

・ステイフーリッシュ
前走オールカマーで私が本命を打った馬。得意の休み明け・非根幹距離でメイチ勝負を想定していたからだ。翻って、今回は【0-0-0-2】の芝2400m替わりに加えて【0-0-0-3】の叩き2戦目。さらなるジャンプアップは難しい注文だ。

・タイセイトレイル
芝2600mでは【2-0-3-0】馬券圏外なし。陣営にとって前走は勝負駆けに近いものだったのだろう。初ブリンカー着の阪神大賞典を除き、重賞での1角通過順は10番手以下。開幕週の京都芝において、テンに行けない脚質は割り引きが必要だ。

・ダンビュライト
京都記念、京都大賞典の結果が示すとおりの京都芝外回り巧者。何らかの印は必要だろう。

・ドゥオーモ
小回りコースがこの馬のスイートスポット。ここは次走福島記念へのひと叩きと捉える。

・ノーブルマーズ
京都芝2400mでは【1-1-1-2】掲示板外なし。近2走が不得手な高速馬場だった点を考えたとき、3着のゾーンに入る可能性は想定しておきたい。

・バイオスパーク
京都芝外回りコースでは【1-2-0-0】連対率100%。その数字は尊重すべきだが、ここは2400mの距離が重くのしかかる。芝2400m超を使われた2戦はいずれも馬券圏外。中心視するには躊躇してしまう。

・パフォーマプロミス
昨年天皇賞（春）以来のレースとなった前走鳴尾記念。復活Vには驚かされたが、開幕週の阪神芝で終始インの好位を立ち回った鞍上のファインプレーは見逃せない。100点満点の騎乗だっただけに、あれ以上を望むのは酷というもの。ここは半信半疑の評価だ。

・ミスマンマミーア
いかにも展開待ちの現状。開幕週の京都芝で極端な追込脚質は大幅なマイナス要素だ。

・モンドインテロ
アルバート同様、ステイヤーズSを見据えたレースが予想される。狙いは次走。

・リッジマン
この馬もアルバート、モンドインテロと同じ理屈。見直すなら次走だ。

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