※本堀タクヤの予想はWinsightでも【資金配分付き】で公開中！※予想レースおよび見解、印・買い目は同じものになります。

■メイン／函館11R・マリーンS

オープン特別やリステッド競走なら勝ち負けできるが、重賞になるととたんに分が悪くなる??そんな似たり寄ったりのキャラクターが揃ったメンバー構成で、上下のハンデ差は7kg。全幅の信頼を置ける存在はおらず、どの馬にもチャンスがありそうな状況だ。どこからでも入れる一戦となったので、好走確率と配当妙味のバランスを考慮しつつ、狙い目に迫っていきたい。

積極的に買いたいのは、ナチュラルハイ。これまで函館ダ1700mは2戦1勝、2着1回。札幌ダ1700mは3戦2勝。そんな戦績を有す典型的な北海道巧者である。唯一着外に敗れたのは重賞のエルムSで、このときは完全に力負けだった。条件戦やオープン、リステッドでは崩れたことがない。何よりこのマリーンSの昨年の勝ち馬。ハンデは昨年に比べ0.5kg増にとどまっているので、順調なら昨年同様のパフォーマンスを期待できるだろう。

年末から春先にかけての中山の3戦はまったくいいところがなかったが、前走のアハルテケSは60kgを背負いながらコンマ7秒差5着と復調の兆しを見せた。状態面も上がってきており、得意舞台なら一変しても驚けない。北海道巧者はバレバレなのでそれが人気を後押しするだろうが、3戦続けて単勝万馬券という状況を考えれば、過剰に売れたとて妙味のあるオッズを示すことは必定。穴狙いにはもってこいの軸候補になり得るだろう。函館で好調キープの佐々木騎手に乗り替わる点も歓迎材料になる。

人気サイドで買っておきたいのはハビレ。デビュー以来、掲示板を外したことは一度だけという安定感がセールスポイントで、どんな条件でも最後はしっかり差してくる。脚質的に函館はベストではないかもしれないが、いつもよりも早めに仕掛けの態勢に入れば間に合うだろう。陣営もそのあたりを考慮して、積極策が得意のキング騎手を乗せてきたはずだ。能力指数は堂々1位。ここはさすがに外すわけにはいかない。本命のナチュラルハイと2頭軸のスタイルで買い目を組み立てて勝負する。

■印・買い目
◎14ナチュラルハイ
○6ハビレ
▲4ワールドタキオン
△13ダンテバローズ
△1カンピオーネ
△8レディントン
△2テーオードレフォン
△3ピュアキアン

【単勝】14（1点）
【馬連/フォーメ】14,6＝14,6,4,13,1,8,2,3（13点）
【3連複/フォーメ】14,6＝14,6,4,13,1,8,2,3＝14,6,4,13,1,8,2,3（36点）


■自信の一鞍／小倉9R・ひまわり賞

九州産馬限定戦は、とにかくレベルが低すぎて買える馬が見当たらないレースと、能力差が顕著で上位人気に絞って勝負しやすいレースに大別できる。このひまわり賞は紛れもない後者。レース条件を問わず、何回をやっても上位着を占めるであろう馬が明白という印象を受ける。少ない点数でドンと張るには打ってつけの一戦だ。

ここはカラクニダケでアタマ鉄板だろう。デビュー戦は好スタートから二の脚を使って好位にとりつき、悠々と2番手に浮上。3?4コーナーで先頭に並びかけ、追い比べを制して2着に1馬身4分の3差をつけるハイセンスな走りを見せた。九州産馬限定戦としてはタイムも優秀。着差以上に能力が抜けていた感がある。

今年デビューの九州産馬のなかで、カラクニダケ以上のパフォーマンスを見せた馬はいない。能力指数はぶっちぎりトップ。最内枠を引いてさらに死角がなくなった。焦点は勝つか負けるかではなく、勝ち方だ。

2番手グループでカラクニダケを追走するのは、新馬戦を1番人気で逃げて快勝した川田騎手騎乗のアンヘリータスと、新馬戦で素晴らしいスピードと直線でカラクニダケに食い下がる根性を見せたウイントッペン。この2頭も能力上位なので、両方もしくはいずれかが3着以内に入る公算が大きいとみる。以下、これまでのレースぶりと指数が上位のダイチノナポリ、エイシンディアマン、ニシノメイホウをヒモに加え、3連単で絞って勝負する。

■印・買い目
◎1カラクニダケ
○12アンヘリータス
▲6ウイントッペン
△8ダイチノナポリ
△17エイシンディアマン
△13ニシノメイホウ

【3連単/軸1着】1→12,6（2点）
【3連単/フォーメ】1→12,6→8,17,13（6点）
【3連単/フォーメ】1→8,17,13→12,6（6点）


■太鼓判／福島11R・阿武隈S

ハンデ戦ながら、11頭立てと手頃な頭数で、なおかつ近走成績に明暗が分かれる顔触れ。不振にあえぐ人気薄の出番はなく、近況好調な人気サイドで堅く収まりそうな雰囲気が漂っている。下馬評もそんな印象だ。果たしてそうか？　私はそんな本命ムードに異を唱える意味も込めて、このレースをピックアップした。穴の目は十分にある。そう結論付けた次第である。

ここは、1勝クラス、2勝クラスを連勝中で、鞍上に戸崎騎手が配されたボーモンドが人気を集めるだろう。ただ、これまでのレースぶりを見るに、この馬のベストは明らかにマイルで、千八は若干長い印象を受ける。3走前の敗因を陣営は休み明けで息がもたなかったことに求めているようだが、いやいやあれは距離だろう。適性があればもう少し踏ん張って、上の着順を取れたはずだ。昇級戦で56kgのハンデは1kg見込まれた感があり、能力指数が6位止まりという点も少々不安。よってシルシは押さえ中の押さえの△とし、飛んでくれることを期待して別の馬から入りたい。

積極的に買いたい馬は3頭いる。単騎逃げもしくは楽に2番手を追走できそうな相手関係となり、ハンデが1kg軽くなったグラニット。昨年のこのレースの3着馬で、距離は千八がベストのココクレーター。トップハンデながらこのクラスの安定勢力として軽く扱えないワイドアラジン。馬券をこの3頭を中心に展開したい。

■印・買い目
◎5グラニット
○3ココクレーター
▲1ワイドアラジン
△8マイネルティグレ
△4イケイケドンドン
△9ダニーデン
△11ボーモンド

【単勝】5,3（2点）
【馬連/フォーメ】5,3,1＝5,3,1,8,4,9,11（15点）
【3連複/フォーメ】5,3,1＝5,3,1,8,4＝5,3,1,8,4,9,11（28点）