UMAJIN.net

競馬サロン

田原基成

2025/06/21 18:05

【しらさぎS】チェルヴィニアの評価は下げる 本命◎はGI馬と接戦多数の人気盲点 3連複15点

53
「チェルヴィニアの参戦」

この事実をどう受け止めるかが予想の出発点となる。

昨年はオークス、秋華賞と3歳牝馬GIを2勝。走破時計も申し分なく、果敢に参戦したジャパンCも4着なら悲観する結果ではないだろう。4歳のシーズンは晴れやかなものになる……誰もがそう思ったはずだ。

しかし、年明け以降は9→6着。いずれも勝ち馬と1秒以上離される完敗ゆえ評価が難しい。今回、チェルヴィニアが臨むグレードはGIII。格で言えば一枚や二枚違うどころの騒ぎではない。

「チェルヴィニアに逆らうことはできないのか?」

予想をはじめて間もなく結論が出た。今回は疑ってかかりたい。

その背景にあるのは近2走の騎手コメント。「こういうレースは忘れましょう」「原因はちょっと分からないです」……敗因がわからないままでのシチュエーションには不安しかないだろう。

パンパンの良馬場で施行された土曜阪神は時計・上がりともに速い馬場。日曜もその傾向は継続される可能性が高く、一瞬の切れ味より持久力タイプの末脚を持つこの馬との相性はいささか微妙。海外遠征帰りの競馬でもあり、マイル戦も久々。降りかかるいくつもの不利を乗り越えたとしたら、秋の牝馬GIはこの馬で決まりだ。

ここはキープカルムから入る。

雨中のレースもあった先週の阪神芝だが、好天の日曜は稍重の芝1600mで1分32秒6。好タイム必至のシチュエーションを考えたとき、高速馬場適性に秀でた本馬を外すわけにはいかない。冬競馬や道悪馬場を経て臨んだ前走ダービー卿CTは3着。気温上昇+馬場コンディションが良好になったことでパフォーマンスを上げた点は収穫と言える。

中間の坂路はラスト1F11秒9の自己ベスト。逃げ馬不在のメンバー構成にあって、好位からの競馬を得意とする鞍上・坂井瑠星騎手が手綱を握る点も不気味だ。両隣に入った馬はテンに速いタイプではなく、スッと好位のインを確保できる可能性は高い。

ジャンタルマンタル。
ダノンデサイル。
メイショウタバル。

2-3歳時に戦ってきた相手にはのちのGI馬がズラリ。もうそろそろ本馬が重賞に手が届いても良い頃だろう。キープカルムの本命に迷いはない。

2列目にはキープカルムの特徴に近い3頭をピックアップ。ここでは「暑い時季への適性」「前めで運べる機動力」「ロードカナロア産駒」に着目した。

それを踏まえ、相手本線にはデビットバローズを。

前走エプソムCは9着と敗退。これで関東圏は【0-0-0-3】と好走歴がなく、遠征競馬を苦手としているタイプなのだろう。翻って、ほど近い阪神・京都開催は【3-2-0-2】と安定。有力馬に後方待機組が目立つ組み合わせにあって、前にいける機動力も魅力だ。

ダンツエランも侮れない。

しらさぎSは別定戦だが、本馬は斤量51キロ。最重量のレーベンスティールとは8キロもの差があり、もはやハンデ戦の様相を呈している印象だ。斤量51キロの恩恵と夏競馬のマイル戦で勝ち上がった適性も含め、穴馬候補としてピックアップしたい1頭。

週中から評価を上げたのはシヴァース。

この舞台の3勝クラスを制して臨む馬。勝ち時計1分32秒3は立派だが、当時はイン前有利馬場をロスなく運んだ好騎乗と前日の3歳戦・チャーチルダウンズCの勝ち時計より遅い事実があった。それでも今回はチェルヴィニア、レーベンスティールと有力2騎を外から被せることができる枠の並び。この条件なら軽視はできない。

【阪神11R しらさぎS予想の印】
◎2 キープカルム
〇10 デビットバローズ
▲13 ダンツエラン
☆8 シヴァース
△6 レーベンスティール
△5 ダイシンヤマト
△7 チェルヴィニア
△4 ダディーズビビッド

【3連複/フォーメ】2=10,13,8=10,13,8,6,5,7,4(15点)

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0

この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます

お気に入り登録
競馬サロン TOP

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!

こちらの記事はサロンメンバー限定となります。

先着800名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中

月額コースはコチラ

※競馬サロン閉鎖に伴い、
新規加入受付は終了いたしました。

ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!

全コラムが見放題
月額コースはコチラ

月額コース購入に進む

この記事のみをご覧になりたい方はコチラ

単品購入(500pt)に進む

本記事は単品購入限定となります

PAGE TOP