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【前編】で述べたとおり、安田記念は「下剋上」の舞台。それを考えると伏兵の台頭もじゅうぶんにある一戦であり、今回は一発狙いで勝負したい。

▽SPREAD編集長山田のその他予想コラム
◆【安田記念2025予想】モーリスもアーモンドアイも敗れた「下剋上」の舞台　実績馬の復権と盲点の存在を考察【前編】

■安田記念2025予想【後編】

香港最強馬ロマンチックウォリアーを負かしたソウルラッシュは、安田記念を13着→9着→3着と毎年着順を上げてきていて、今年は2着以上？という状況。

昨年のマイルCSでGIウイナーの仲間入りを果たし、暮れの香港マイルは日本馬最先着となる2着。今がまさにピークと言った勢いがある。だけど、マイルCSは馬場の痛みが目立った京都での戴冠。香港マイルはタフな洋芝だし、ドバイターフは千八。もともと時計を要する馬場でこその馬だったことを考えると、府中の高速マイルは最後にスピードで劣る可能性がある。

過去10年で牝馬が3勝2着5回2着1回、4着1回5着2回と、牝馬が好走できる背景は、やっぱり府中の高速マイルだからこそじゃないかな、と。

そこでいくと紅一点、◎ブレイディヴェーグが本命！

マイルCSでは4着に敗れたけど、昨年は脚元の不安から春のドバイ遠征を断念し、復帰予定だった新潟記念も筋肉痛で再放牧。ようやく復帰にこぎつけた府中牝馬Sは明らかに急仕上げだったけど、上がり32秒8という極限の末脚で差し切った。マイルCSはその反動もあったはずだし、1着ソウルラッシュ、2着エルトンバローズという結果を見れば、ロング開催中のタフな京都芝が合わなかったと言える。

■末脚は最上位の逆転候補

ただ、もう1頭、ブレイディヴェーグの末脚を評価するなら、○ウォーターリヒトも侮れず。

前売り5番人気は想定外だったけど、昨秋からのキレキレの脚を見れば、やっぱり注目されちゃうか。中京開催の京都金杯は2着に敗れたけど、この時はインを通った馬が上位を占める中、大外8枠発走から上がり最速のクビ差2着。

続く前走・東京新聞杯の末脚が圧巻。16番人気の逃げ馬が粘る中、その位置から届くかぁ？というポジションから最後ぶっ飛んできて差し切りVは強かった。あれはもう鞍上が馬の末脚を信じてる乗り方。河内厩舎の解散により転厩となっても、菅原明良くんの継続騎乗は頼もしい。

馬券は◎○を1列目に置く馬単と3連単の二刀流フォーメで勝負。これに3連複軸2頭。3連複の補填にワイド1点を入れる。

相手には「穴ライズ」で取り上げた▲サクラトゥジュールの一発に期待。去勢しても気ムラな面は相変わらずだけど、走る気になればトップハンデ58.0キロで京都金杯を勝てる実力はある。馬の気を緩ませないD.レーンとのコンビは不気味。この馬が絡めば「帯馬券」が射程に入る。

◎18ブレイディヴェーグ
○14ウォーターリヒト
▲11サクラトゥジュール
☆13ソウルラッシュ
注10ジャンタルマンタル
注1 シックスペンス
△8 エコロヴァルツ
△16トロヴァトーレ

【馬単/フォーメ】18,14→18,14,11,13,10,1（10点）
【ワイド】18＝14（1点）
【3連複/軸2頭】18＝14＝11,13,10,1,8,16（6点）
【3連単/フォーメ】18,14→18,14,11,13→18,14,11,13,10,1（36点）

▽SPREAD編集長山田のその他予想コラム
◆【安田記念2025予想】モーリスもアーモンドアイも敗れた「下剋上」の舞台　実績馬の復権と盲点の存在を考察【前編】


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