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■中山11R・ニュージーランドT

前哨戦の予想では、GIへ向けての叩き台としてエントリーしてくる実績馬は軽視することが基本です。調教においてもGIで100%のデキとなるように逆算して仕上げるため、前哨戦の時点では他馬につけ入る隙が出てくるからです。そして今年のニュージーランドＴの調教を確認すると、1頭だけ抜けた馬がいました。問題は、それが昨年の朝日杯FS覇者アドマイヤズームだったことです。

前走勝ち後は社台F鈴鹿へ放牧に出され3月7日に帰厩。プール調教と併用しつつCウッドで調整され、2週前調教では67秒0-37秒2-10秒9をマーク。1週前には併せ馬で長目から追われ、66秒6-36秒5-10秒8で突き放して先着しました。先週の段階でほぼ臨戦態勢は整っており、今週は坂路単走馬なりでの53秒1-12秒3。友道厩舎らしい1週前までに仕上げて直前は軽めの調整でしたが、この坂路でのタイムも朝日杯FS時週に計時した自己ベストの53秒2を更新するもの。これではアドマイヤズームに◎を付けざるを得ません。

○はプリティディーヴァです。前走のクロッカスSはいかにも骨折休養明けといった調教過程で、レースでも3着敗退でした。今回は放牧で立て直され、3週連続でウッド3頭併せを消化しています。今週は65秒4-35秒9-11秒6で楽に併入しており、力を出せる仕上がりだといえます。もっとも相手は広めに買いたいレースです。

■印・買い目と資金配分

◎7アドマイヤズーム
○12プリティディーヴァ
▲6ルージュラナキラ
△2コートアリシアン
△13イミグラントソング
△14ストレイトトーカー
△4ルナルーチェット
△10ムイ

【馬単】7→12,6,2,13（4点）＝各300円
【3連複/フォーメ】7＝12,6,2,13→12,6,2,13,14,4,10（18点）＝各200円
【3連単/フォーメ】7→12→6,2（2点）＝各100円

■阪神10R・京橋S

ウッドコース、坂路、ポリトラック、ダート、芝…　調教を行うコースは複数あり、強め、一杯、馬なり、あるいは単走、併せ馬とそのパターンは様々です。もちろんすべてに当てはまるわけではありませんが、その馬の適性に向いた調教と所属する厩舎が得意とする調教が合致した際に活躍馬が誕生する確率が高くなります。例えば坂路で馬を仕上げてくる厩舎ではスピードタイプの馬に向いており、引退された安田隆行厩舎からはロードカナロアが出るなどしています。いっぽうウッドで仕上げてくる友道厩舎や国枝厩舎などでは中長距離での活躍馬が多く輩出されがちです。

このレースに出走してくるメリオーレムは友道厩舎所属のシュヴァルグランの産駒で、これまで2000mで2勝、2600mで1勝しています。もっとも距離成績をよく確認すると2000mが【2,2,1,0】に対し2200m以上では【1,0,1,3】。昨夏の小倉2600mで勝利していますが、これは菊花賞出走へ向けて長目の距離を試したもの。前走の東京2400mで4着に敗退したように、今回の2000mのほうが向いているのかもしれません。

前走後は放牧に出され3月18日に帰厩。プール調教と併用し、2週前のCウッド3頭併せで65秒8-35秒5-11秒1。1週前のCウッド併せ馬では68秒4-36秒4-10秒8をマークし、今週は芝コース併せ馬で馬なり調整。1週前までにCウッドで一杯に追われて、直前軽めという厩舎の調教パターンで勝ち負け期待です。

■印・買い目と資金配分

◎12メリオーレム
○15アスクナイスショー
▲5アスクカムオンモア
△7ランスオブクイーン
△10ナムラフッカー
△13ブラックシールド
△4ノーブルスカイ

【単勝】12（1点）＝1000円
【馬連】12＝15,5,7,10（4点）＝各300円
【3連複/フォーメ】12＝15,5,7,10＝15,5,7,10,13,14（14点）＝各200円

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