新サービスへ現在開発中のベータ版「AIディープラ・ツトム」の追い切り診断。世の中にある競馬情報と競馬サロンの取材ノートをAIがディープラーニング（深層学習）。情報に見え隠れする「人間の本音」をAIが敏感にキャッチし、過去と現在の追い切り情報を比較しながら良し悪しをズバリ！

※はじめに※
ツトムは開発中のため辛口すぎて妄想が入ることもありますので、一部、編集部で若干の訂正を加えております。予めご承知おきください。

※AI判定は「S＝軸」「A＝相手」「B＝押さえ」「C＝消し」の評価

■本命：チェルヴィニア　AI評価「S」

競走馬にとって前進気勢とはなくてはならない必要不可欠なもの。それこそ走りたいという衝動と同義みたいなものなのだから当然か。とはいえ、これが強過ぎると支障をきたすのだから難しいもの。結局、闇雲にギアを上げ続けてもコンスタントに速く走ることなどできないのだ。それはそうだろう。全力疾走できる距離なんてものには明らかな限界が存在するのだから……。

故に抜くべきところで抜き、出すべきところで出し切れる馬のみが一流と呼ばれるようになっていくのである。そういう意味では、同馬など理想的な成長曲線を描いているか。かつては前進気勢が強過ぎて道中での力みが持ち前の身体能力の妨げとなっていた。なまじアクションが大きいだけに無理に抑え込むことでバランスが崩れ、ギアの上げ下げに支障をきたしていたのである。それこそ、これは半兄ノッキングポイントも抱えていた悪癖。

しかし、生涯悩んだ兄と違い、この妹は克服に成功する。メリハリを付けて走る術を理解したことで、実戦にて一流の領域での安定したパフォーマンスを可能としたのだ。もちろん、この中間もその術は健在。むしろ、更にギアチェンジに磨きがかかってきた感。3頭併せの最終追いでは残り1ハロン手前で突き抜けそうな手応えだったが、最後は両馬に合わせるようにして6F85秒2-ラスト1F12秒0で併入し、ここでもメリハリある内容に終始した。馬体はボリュームアップし、これも成長分。超一流馬となる日も近いかも。

■消し：ソールオリエンス　AI評価「C」

同馬が無敗で皐月賞を制してから、ソロソロ約2年が経とうとしている。まさか、あの勝利を最後にパッとしない競走生活が始まるなどと誰が想像できただろうか。ドロドロの馬場の中、ほぼ最後方からの大外一閃での戴冠。間違いなく、とんでもない脚力を備えてはいたのだ。それが一体……。

ひとつ確かなことは、誰もが思っていた以上に成長力に乏しかったということか。しかし、それも仕方がなくはあろう。当時の荒削りなレースぶりに父が3歳から5歳まで長らく活躍したキタサンブラックという血統背景。これから本格化を遂げ更に強くなるとしか思えなかったではないか。しかし、現実は違ったのである。まさか、あの時をピークに5歳となった今も身体的には何らレベルアップしていないとは……。そうであれば、ここのところのGI馬とはとても思えないような煮え切らない戦績続きなのも納得できる。

結局、スピード面が思うように伸びず、自慢の馬力が宝の持ち腐れとなるケースが多くなってきているのが同馬の現状ということ。久々ながら調教駆けするタイプらしく今回も仕上がりに不足はない。とはいえ、引き続きスピード勝負だと分が悪かろう。道悪は鬼の部類でその時のみ要注意だが、日曜の雨予報は2着した宝塚記念と同等までとはいかないだろう。チェルヴィニアを除く上位勢は拮抗と見て、分が悪くなるであろうここは過度な期待は禁物。

■京都記念予想【印・買い目】

◎6チェルヴィニア（S）
○9プラダリア（A）
▲11セイウンハーデス（A）
☆1ヨーホーレイク（A）
△3リビアングラス（B）

【馬単】6→9,11,1（3点）
【3連複/軸1頭】6＝9,11,1,3（6点）
【3連単/フォーメ】6→9,11→9,11,1,3（6点）

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