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■東京新聞杯「牝馬2騎は2、3着まで」評価落ちの妙味◎と逆転の○」

ブレイディヴェーグとボンドガールの牝馬2騎が出走することで、グッとハイレベルの印象が増す今年の東京新聞杯。でも、牡馬勢もかなり層は厚くて、少なくとも今年はGII以上のメンバー構成。

ポイントは牝馬2騎の、この先のビジョンじゃないかな。ブレイディヴェーグは勝ちにこだわる必要がなく、ドバイターフへの壮行レース。稽古自体は相変わらずキレキレだけども、馬体増はプラス20キロくらいと師。鞍上も無理せず、じっくり進んで2、3着までのイメージで馬券を組み立てたい。

むしろボンドガールはそろそろ1着が欲しい状況。昨年は秋華賞へ向け距離延長に対応するため、後方待機で善戦止まりだったが、適鞍のマイルなら軽視できない。別定55.0キロのここで重賞タイトルを狙っているのは間違いない。

□中距離タイプが好走の舞台

ただ、この牝馬2騎の存在によりオッズ妙味がたっぷり出てくるのが牡馬勢。1着の枠はここから選ぶ。

本命は◎ジュンブロッサム！

東京マイルは総合力、すなわち中距離までカバーできるタイプに向くのは今も昔も変わらず。昨年も3着には後に天皇賞・秋3着のホウオウビスケッツが入り、後に芝2000の重賞で2勝したカラテは1着→3着と連続好走。2018年には「そういえば走ってた！」と思ってしまうかもしれない、中・長距離GI4勝の名牝リスグラシューが制している。

で、ジュンブロッサムだけど、成績が示すとおり元来は生粋のマイラーではなく、1800-2000m寄り。スパーン！と切れるイメージはなく、富士Sでもグングングン府中の直線で伸びてくるのが同馬の持ち味。マイルCSは出負けで流れに乗れず、そもそも京都のスピードマイル戦は合わない。

それでも0秒7差なら10着という着順ほど負けてないし、富士Sでトップマイラーを撃破した舞台。前走の大敗で評価が落ちるなら買いでしょ！

□京都金杯1、2着は逆転

もう1頭、馬が覚醒した感のある○ウォーターリヒトも1着候補。前走・京都金杯は大外発走から一旦後ろに下げ、イン→外と工夫しながらの競馬。スムーズな競馬をした勝ち馬サクラトゥジュールと比べかなりロスがあったし、逆転の目は十分にあり。

馬券は◎○を1列目に置く馬単と3連単、これに安定味という点から○軸の3連複勝負。

2、3列目には前述の牝馬2騎を置きつつ、気になるのはずーっとGIばかり走ってきた皐月賞馬▲ジオグリフ。一時期はダートでも善戦したけど、芝に限れば僅差負けしかしていない。昨年の安田記念も好位から踏ん張ったし、この時期の府中マイルなら切れ不足を相殺できる。

これに千四2連戦が盲点になっている注オフトレイルを加え、印と買い目は以下のとおり。

■東京新聞杯予想【印・買い目】

◎8 ジュンブロッサム
○12ウォーターリヒト
▲11ジオグリフ
☆4 ボンドガール
注7 ブレイディヴェーグ
注15オフトレイル

【単勝】8（1点）
【馬単/フォーメ】8,12→8,12,11,4,7,15（10点）
【3連複/軸1頭】12＝8,11,4,7,15（10点）
【3連単/フォーメ】8,12→8,12,11,4→8,12,11,4,7,15（24点）

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■きさらぎ賞『下から数えたほうが早い』伏兵◎＋サトノ消しで勝負」

3歳クラシック戦線の面白いところは「トレンド」がある点。きさらぎ賞はロイヤルタッチ、スペシャルウィーク、ナリタトップロード、ネオユニヴァース……とクラシックを沸かせた馬を多く輩出した時代には、頭数もメンバーを揃っていた。

ところが、共同通信杯からクラシックホースが出現すると、各陣営の視線はそっちへ。

今年も10頭立てと寂しく、重賞好走馬が揃ったとはいえ、人気薄での激走馬がずらり。各陣営の「試金石」「賞金加算」という心の声が聞こえてくる。

何が言いたいかというと、実力拮抗のこのメンバーなら少頭数でも「荒れる可能性はあるぞ！」ということ。2、3歳戦の少頭数ではあるあるの、絞ったら「下から数えたほうが早い」伏兵が来ちゃったパターンが想像できてしまう。

□これなら粘り強さが増す

ということで、本命は伏兵から。◎ジェットマグナムで勝負！

勝ち→負けのパターンを繰り返している同馬は、コスモス賞が心房細動でノーカン。前走・ホープフルSはファウストラーゼンの奇襲策でペースを乱されたうちの先行馬1頭であり掲示板まで0秒1差。

前走後、在厩でこれだけみっちりと一杯、一杯、一杯の攻め馬を消化してもへこたれず、これなら粘り強さが増すはず。先行馬は数頭いるけど、1枠なら無理なく好位をキープできるだろうし、なんなら他を行かせても問題ないのは新馬を見てのとおり。

馬券は◎の単勝を厚めに、これが軸なら馬連と3連複でもオッズはつく。一発狙うなら3連単もあり。

相手は上位人気で固めるが、印の順は○リンクスティップ、▲ショウヘイと、未勝利勝ちの2頭。年明けの重賞を見ても、この世代がクロワデュノールを除きまだ不安定だし、初勝利直後の馬が通用する段階と見る。

1番人気が予想されるサトノシャイニングは「荒れるぞ！」のスタンスなら消し。気性が荒く少頭数の8枠はどうか、もある。印と買い目は以下のとおり。

■きさらぎ賞予想【印・買い目】

◎1 ジェットマグナム
○2 リンクスティップ
▲6 ショウヘイ
☆4 ミニトランザット
☆7 ランスオブカオス
△9 ウォーターガーベラ

【単勝】1（1点）
【馬連】1＝2,6,4,7（4点）
【3連複/軸1頭】1＝2,6,4,7,9（10点）
【3連単/フォーメ】
1→2,6,4,7→2,6,4,7,9（16点）
2,6,4→1→2,6,4,7,9（12点）
2,6,4→2,6,4→1（6点）

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■太鼓判／東京7R・4歳上2勝クラス「3強＋ヒモ荒れ狙いの盲点2騎で高め待ちのフォーメーション」

ここは4歳牝馬3騎が一歩リードの状況。ただ、2連勝中のコンテネレッツアはテンションが高く、距離延長はどうか。ルメール人気も相まって妙味はなく、▲評価で高め待ちとしたい。

本命は◎フォーザボーイズ！

前走は手応えじゅうぶんに直線を迎えたが、早めに並ばれ競り負け。後続は引き離しているし、悲観する内容ではなく馬券外は中山の重賞2鞍。その中山でも高速決着だった紫苑Sは勝ち馬から0秒4差なら、2勝クラス突破の下地はある。

もう1頭、○ユキワリザクラも1着候補。

まだキャリア4戦だが、レースセンスが高く、2戦目には素質馬アドマイヤマツリを振り切り快勝。春の時点では重賞で足りなかったが、秋にはフローラSで先着されたトロピカルティーの追撃を振り切り2勝目と成長を遂げている。

馬単は◎○▲を1列目に置きつつ、伏兵2騎を2列目にセット。前走出負けで度外視の☆ハイエスティーム、芝に戻って不気味な☆エバーハピネスを仕込む。

◎1 フォーザボーイズ
○9 ユキワリザクラ
▲5 コンテネレッツア
注8 ハイエスティーム
注2 エバーハピネス
△7 オルノア
△4 ヨウシタンレイ

【単勝】1（1点）
【馬単/フォーメ】1,9,5→1,9,5,8,2（12点）
【3連複/フォーメ】1＝9,5＝9,5,8,2,7（9点）

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■自信の一鞍／東京10R・初音S「ライトバックは『ピンかパー』想定の逆転狙い◎」

昨年の春2冠で3着のライトバックはとにかく気性が危うい。

新潟記念は返し馬で暴走し、復帰戦の前走はテンションを上げないよう調整されたが、当日はまだパドックからうるさく、レースでも折り合いに苦労した。

間隔を詰めて使う今回、休み明けのガス抜きができていれば、このメンバーならぶっこ抜く力はあるが、こればかりは当日になってみないとわからない。ここは対抗○の評価とし、ピンかパーのイメージで仕留めたい。

本命は◎アドマイヤマツリ！

東京3連勝の中身は濃く、前走負かした相手は続く2勝クラスを5馬身差の大楽勝だった。これを直線じっくり追い出しを待ち、おいでおいでの競馬で寄せ付けなかったのだから強い。馬券内は濃厚と見た。

馬券は◎軸の馬連、3連複、3連単のフォーメーション。相手はデキ急上昇の情報がある▲カナテープ、ここ目標に調整されてきた☆キュクヌスなど。

◎1 アドマイヤマツリ
○10ライトバック
▲13カナテープ
☆11キュクヌス
注9 ロジシルバー
注2 ニューステソーロ
△4 ラファドゥラ

【単勝】1（1点）
【馬連】1＝10,13,11,9,2（5点）
【3連複/フォーメ】1＝10,13,11＝10,13,11,9,2,4（12点）
【3連単/フォーメ】
1→10,13,11→10,13,11,9,2,4（15点）
10→1→13,11,9,2,4（5点）
10→13,11→1（2点）

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