「中山11R　中山金杯」予想

◎１５番クリスマスパレード
牝馬らしい繊細なところがあり、パドックでチャカついてレース前にスタミナ消耗することがあったが、ひと夏越して紫苑Ｓの時はユッタリとした気持ちでレースに臨み、自分のリズムを崩さず走りレコード勝ち。

続く秋華賞では早めに栗東トレセンに入り調整され、レース前の気負いはいくらか見えたが、正攻法の競馬をして差し・追い込み馬が上位を占める中、勝ち馬から０秒５差の五着は立派。心身ともに充実しつつあることを見せてくれた。

スローの展開で瞬発力比べになると分が悪いが、ここはセイウンプラチナが行く気を見せてホウオウビスケッツが先手を主張し前々でレースを進めたい馬が何頭かいるだけに緩い流れにはなりそうもなく、機動力があり、スンナリ好位にとりついてこの馬のしぶとさを活かせる展開になる公算大。

この舞台でのレコード勝ちを含めてこの中山コースでは三戦三勝と、直前の稽古ではこの馬らしいキビキビとしたキレのある走りを見せているだけに中心視できる。
 

〇３番パラレルヴィジョン
手前の関係で左回りだと上手に走れないでここ三戦は二桁着順が続いているが、右回りの中山芝コースは四戦して三勝・三着一回。同じ右回りの阪神芝コースでは二戦して勝ち星こそないが二着・三着がそれぞれ一回と、右回りでは馬券圏外になったことはない。

前走後はここ目標にしてジックリと乗り込まれて仕上がり状態は上々。好位の内々でレースが進められそうな絶好の枠を引き当てて、道中はジッと我慢の利く馬で直線に入り外に持ち出さなくとも馬群を捌く勝負根性を備えているのでガラリ一変があっても不思議ではない馬だ。
 

▲１６番ボーンディスウェイ
スタートは決して下手な方ではないが、器用さがない馬だけに加速するまでに手間取ることが多々あり、この馬にとってはこの枠なら競馬はしやすい。

前々でレースを進めたい馬が揃っていて、好位集団の後ろにつけて四角手前からロングスパートかけて上位食い込みを狙える。

ハンデの５７キロは手頃だし、タップリとレース間隔を開けて狙い澄まして仕上げてきただけに妙味はある。
 

△２番・１番・７番・１４番
 

[３連単軸一頭マルチ]
軸　１５番
相手３番・１６番・２番・１番・７番・１４番



「中京11R　京都金杯」予想

◎１番ロジリオン
前々走の富士ＳはＧＩホルダー相手に最後は決め手の差が出て三着も、二勝馬とは思えない走り。前走のキャピタルＳはＧレースを勝っている馬やＧレース上位好走常連組が揃っていたが、上手に立ち回り自身の力は出し切れたものの、コースの外側を走った差し馬が活躍した中、アワヤのシーンを演じてくれた。

勝ち味に遅い、決め手が甘いと言ってしまえばそれまでだが、デビュー以来掲示板を外したことのない堅実さはこの組み合わせに入れば軽視できない。

この中間はジックリと乗り込まれて再三併せ馬でビシッと追われていて、年末年始の変速調教も何のその具合の良さは目立ち、約一年ぶりの勝ち星を掴み取る。
 

〇１６番ウォーターリヒト
前走のキャピタルＳは直線外差しの決まるトラックバイアスがあったにせよ、Ｇレース上位好走組が多数いる中、勝ち切ったところに価値はある。

久々を叩かれて状態が上向いていたこともあったが、その鋭い決め手は夏場の休養を挟んで馬体の緩さが解消されてきた賜物だ。

どちらかと言えば器用さがない方なので、手の内に入れた鞍上は今回も直線勝負に賭けパワー全開させてくれることだろう。
 

▲５番アスクコンナモンダ
◎〇同様にキャピタルＳをステップに臨んできた馬。レースでは最後の直線でスムーズに進路が取り切れなかったが、勝ち馬から０秒４差の五着と内容は悲観するものではない。

何よりこの中京競馬芝１６００Ｍ戦は五戦して四勝・五着一回と得意中の得意の舞台。中間の調整過程も直前の追い切りの動きもこの馬らしい動きを見せていて体調面も上々となればハンデは微妙だが、チャンスはある。
 

△９番・１０番・１５番・１２番
 

[３連単軸一頭マルチ]
軸　１番
相手１６番・５番・９番・１０番・１５番・１２番