皆様、平素は重賞深掘りプロジェクト、深掘り隊員コラムをご愛顧いただきありがとうございます。
プロモーターのブッシーでございます。

はじめに深掘り隊員一同を代表しこの一年、各コラムを応援いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
長らく携わらせていただいた「UMAJIN競馬サロン」の運用を昨年後任に託し、重賞深掘りプロジェクトを立ち上げたのが2024年春。
競馬サロンから離れるのは寂しい気持ちもありましたが、この一年間、当プロジェクトが重賞攻略の一助として皆様のお役に立てていたのなら大変嬉しく思います。

自身、UMAJINの門戸を叩いてから約10年。
不惑を前に、これまで応援してくださった皆さんに新たな楽しみをお届けしたい、とスタートをきらせていただいた本プロジェクト。

7号さんのコラムを見ていただいた方は先日の発表でご存じかもしれませんが、この度、重賞深掘りプロジェクトが新フェーズを迎えることになります。
それを自らの言葉でもお伝えしたく、この度、筆を執らせていただいた次第です。

2025年初春
重賞深掘りPROJECTはパワーアップし新サイト「競馬アカデミー　UMADEMIA（ウマデミア）」へ

その新サイトのコンセプトを携え、ながらくお世話になっている1号さん、7号さんのもとへ意気揚々と報告に伺ったのが今秋のこと。

1号さん「良いね。すごく、流行らなそう（笑）」
7号さん「俺は今まで以上に狂ったコラム書けるってことだよな？」

・・・。

と立ち上げ前から早くも不穏なお言葉をいただいているわけですが（笑）、たしかにネット全盛、AI全盛とも言われるこの時代に、人の思考で知を深掘るという行為はアナログもアナログ。
加えて、にわかに体育会系の雰囲気すら香る「貢献・熱狂」というコンセプトが時代や流行に逆行しているであろうことは重々承知しています。

ただ、その貢献という点において「ここにくれば何でも揃う。そんなワンストップの競馬コンテンツをお届けしてきたい」とお伝えした皆様への約束、その思いは今も変わりなく、むしろ、この一年、重賞プロジェクトに携わる中で、DMをいただくたび、また、オフ会で「LAP分析があると嬉しい」「回顧コラムがあるととても勉強になる」など皆さんからのお声をいただく度、それに応えていきたいという思いは強くなっていったほど。

ウマデミアが競馬ファンの皆さんの「困った」や「こんなコンテンツがあったらいいのに」そんな課題解決の最高のパートナーサイトになりたいと思いますし、そうした痒いところに手が届く想像力は、人ならでは、アナログだからこそ実現可能な良いところ。

ＡＩの合理化、効率化された、機能美も素敵ですが、藤井聡太棋士がAIも予測できないような変態的な一手を指し続けるように、ウマデミアも誰もが考えもしなかった、でも必要とされるコンテンツを常に考え、生み出し続けるサイトでありたいと思っています。

そして、もうひとつ「競馬アカデミー」の冠のとおり、ウマデミアのコンセプトに新たに込めたのは「知るは力なり」「学ぶは喜びなり」を追求できるサイトでありたいという想いです。
少し堅苦しいように思われるかもしれませんが、私は競馬に限らず何かを「知る」ということは感動や興奮を生み出す最良の起爆剤であると考えています。

1993/12/26
中山9Ｒ　有馬記念（GI）
1着トウカイテイオー
2着ビワハヤヒデ
3着ナイスネイチャ

我々競馬ファンの中には、この「1着トウカイテイオー」の字面に、当時のレース映像を想像し、今なお感動が蘇る方も多いはず。

一見すれば有馬記念の結果が記されただけの無機質な文字列。
ただそこには1年振りのレースを制しグランプリホースとなったトウカイテイオーというストーリーがあり、当時の育成技術などを踏まえ、1年振りのレースを制すること、しかもそれがGIであるということが、いかに難しく、いかに常識はずれ（もちろん良い意味で）なことなのか。

そうした常識や通説、前提知識を得ることで、人々はそのギャップやストーリーからレースに感動、熱狂し、その知やストーリーへの造詣が深ければ深くなるほどその感情の爆発力は何倍にも跳ね上がるのだと思います。

地方から中央に殴り込みその名を馳せたオグリキャップの今では考えられないGI連闘（マイルCS→JC）や「もう終わった」といわれた引退レース、有馬記念勝利の感動もそうでしょうし、それは馬券においてもきっと同じ。

「中山芝2500ｍといえば・・・」「有馬記念の外枠はちょっと・・・」「3歳牝馬はスターロッチ以来勝ち星がない・・・」そんなセオリー、常識、前提を「知る」ことで、そこに殉じて勝負する方も、非合理とわかりつつセオリーを蹴って自分の惚れた本命を貫き勝負する方も、予想の時間が今以上に楽しくなったり、当たった時の喜びも、きっと何倍にも膨れ上がるのだと思います。

ウマデミアが様々な視点から普遍的なデータやセオリー、ファンの皆さんの判断材量となるようなコンテンツを提供し続ける場であり、その素材を皆さんに自由に調理していただきたいのはもちろん、各コラムニストがそのセオリーやデータに順張りする局面なのか、逆張りする局面なのか、逆張りするならその根拠はどこにあるのか。

そんな「非合理への走り方」を深掘りしていく姿も同時に見て、楽しんでいただける場でもあり、そうした彼らのアウトプットがまた皆さんの知識であり判断材料になっていく。

もはや競馬沼末期のような思考回路ですが（笑）、そんなウマデミアという沼に皆さんをお招きし一緒に競馬を楽しめればと思っています。

他にもまだまだやりたいことはたくさんあって、皆さん参加型イベントとして一緒に馬券検討をして「今週のウマデミア馬券」として代表で馬券を買わせていただき、当たったら皆さんに還元したり、いつかウマデミアのみんなで一緒に1頭馬を持ってその仔をみんなで応援して勝ったときにはみんなで喜べることに還元したり。（ちょっと法律的に怪しいですかね笑？）
そんなオンラインのオリジナル企画や、オフラインでもウマデミア主宰のオフ会も頻繁にやって意見交換もしていきたいです。

やりたいことをあげればきりがありませんし、ヨーイドン！で超豪華絢爛なサイトオープンとはいかないかもしれませんが、7号さんや1号さんがそうしてくれたように、いつか私も年を重ね若い力を応援する立場になると考えると、これがおそらく自身が先頭に立たせていただく最後の大仕事。

悔いが残らぬよう、一歩ずつでも必ず皆さんに喜んでいただけるサイトにしていくつもりですし、最後に私情を挟ませていただけるのであれば、十数年後、競馬にのめりこんでいることが既定路線であろうわが息子、娘たちが、何も知らず「父ちゃん、このサイトしってる？」とウマデミアをドヤ顔でみせてくれるような。そんな誇れるサイトにしたいと思います。


そのサイトオープンに向け、深掘り隊員コラムも2025年1月金杯週を一端の節目に引っ越し準備期間に充てさせていただきたく思いますが、サイトオープンまでの間の深掘りコンテンツの運営方法など決まりましたらXでもご報告差し上げます。

▼ブッシー　X
https://x.com/bussy_keiba
※こうして、新サイトをゼロイチでたちあげさせていただけるのも、滅多にない機会。
どんなふうに競馬メディアができあがっていくのか、リリースまでの過程もできる限り皆様にお届けしていきます。


年末のご挨拶といいながら長々と失礼いたしました汗
冷え込みも厳しい折、皆様お体ご自愛いただき、よいお年をお迎えください！

2025年初春、ウマデミアのリリース是非楽しみにしていてください！