競馬サロン
馬体アナリスト 伊藤
2024/11/16 18:14
マイルチャンピオンシップ2024 最終結論【馬体】GI7度目の挑戦で遂に戴冠か 今がピークの◎を買う【重賞深掘りPJ】
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《マイルチャンピオンシップの馬柱》
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
本日16日(土)は、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳Sが開催されましたが◎クロワデュノールが無事に勝ち切ってくれましたね。
ただし、レースそのものはスローの前残りで重賞としては時計・ラップとも平凡。次にGIを選択した場合は相手次第かもしれません。
パドックで柔らかい歩きをしていたのはレースで3着だったレッドキングリー。もう少し馬体成長が欲しい感じはありますが、この馬の今後にも注目が必要ですね。
結果的に堅い堅い重賞でしたが、土曜重賞で的中できたことを良しとしましょう。明日のマイルCSで連勝を目指します。
それではマイルCSの予想を進めていきます。
まずマイルCSの過去ラップ分析ですが、阪神開催時を除く2014年から2019年、そして2023年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。
------------------------------
2014年 前半4F45秒3 後半4F46秒2⇒前傾
2015年 前半4F47秒1 後半4F45秒7⇒後傾
2016年 前半4F46秒1 後半4F47秒0⇒前傾
2017年 前半4F46秒7 後半4F47秒1⇒イーブン※稍重馬場
2018年 前半4F47秒1 後半4F46秒2⇒後傾
2019年 前半4F47秒2 後半4F45秒8⇒後傾
2023年 前半4F46秒5 後半4F46秒0⇒イーブン
------------------------------
※前半と後半の4Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒5以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
マイルCSはマイルGIらしく締まった流れになりやすいGIです。2018年、2019年は少し緩みましたが、昨年のレースはイーブンに近い流れとなり差し・追い込み勢が台頭していました。
そしてラップ構成と飛節の連動性も確認でき、本GIは持続力に長ける「直飛」の馬が優勢です。昨年のレースを勝ったナミュールが直飛ですね。
今年のメンバーに目を向けると直飛なのはブレイディヴェーグ、ナミュール、ジュンブロッサム、ソウルラッシュ、エルトンバローズなどは直飛です。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」という3つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。「飛節」は曲飛、中間、直飛のこれまた3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
--------------------------
2014年 ダノンシャーク 瞬発/中間/中間
2015年 モーリス 中間/ボリューミー/直飛
2016年 ミッキーアイル 瞬発/シャープ/直飛
2017年 ペルシアンナイト 中間/中間/中間
2018年 ステルヴィオ 瞬発/シャープ/曲飛寄り
2019年 インディチャンプ 瞬発/シャープ/直飛
2023年 ナミュール 瞬発/ボリューミー/直飛
--------------------------
筋肉の付き方はバラバラですが、瞬発力タイプや直飛の馬が多く、ミッキーアイル、インディチャンプ、ナミュールは馬体的にも適していたと考えられます。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」は次の通りです。
--------------------------
ブレイディヴェーグ 瞬発/中間/直飛
ナミュール 瞬発/ボリューミー/直飛
チャリン 持続/中間/中間
ソウルラッシュ 瞬発/ボリューミー/直飛
--------------------------
上記3つの観点から馬体的な評価が難しいのがチャリン。馬体は平べったく、持続力タイプに分類が可能。いわゆる映える馬体ではないので地味ですが、欧州最強クラスのマイラーです。ただし、マイルCSの舞台が合うかは微妙。
ブレイディヴェーグ、ナミュール、ソウルラッシュはこの舞台&ペース向きの馬体で、力は申し分なし。
ただし、マイル戦未経験ながら執筆時点で1番人気に推されているブレイディヴェーグはマイルGIだと序盤から中盤にかけて置かれてしまう可能性は考えたいですね。
リピーターの台頭しやすいGIという性質から本命候補は昨年1着のナミュールか、昨年2着のソウルラッシュになりますが、ナミュールの攻めはいつも通りの軽めとは言え、少し馬体が重たく見えました。狙いは次の香港なのでしょう。一方、ソウルラッシュはメイチに近い馬体と調教過程に見えます。
同馬は年を重ねるごとにGIでの着順を上げるミラクルホースで、安田記念は13着→9着→3着で推移。そしてマイルCSは一昨年が4着、昨年が2着。多くの馬は年を重ねると着順が下がってしまうものですが、6歳の今がピークなのかもしれません。また、荒れつつある京都の馬場もこの馬向きでしょう。GI7度目の正直で今回こそ戴冠する場面があっていいと見ています。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、土曜京都芝の傾向などを考慮した最終結論は次のとおりです。
《マイルCSの最終結論》
◎13ソウルラッシュ
○4ナミュール
▲2ブレイディヴェーグ
☆11チャリン
△5ジュンブロッサム
△15セリフォス
△17エルトンバローズ
本命は6歳にして進化を続けるソウルラッシュ。富士Sまでの結果から永遠のライバル・セリフォスとは勝負付けが済んでいる状況。前走で負けたジュンブロッサムとは同斤量なら逆転可能と見ます。ナミュールとは調整過程の差で何とかなるはず。
対抗評価はナミュール。調教過程が終い重点なのはいつもですが、今回は全体時計がかなり緩め。馬体がもうひと絞りできそうにも見えますね。
単穴評価はブレイディヴェーグ。締まったマイルGIで序盤から中盤にかけてある程度のポジションを確保できるかがカギです。
☆評価はチャリン。実績ならこの馬が抜けています。ただし、馬体的な評価が難しく、この評価とします。
馬券はソウルラッシュを軸に馬連と3連複で勝負します。
《マイルCSの買い目》
◎13ソウルラッシュ
○4ナミュール
▲2ブレイディヴェーグ
☆11チャリン
△5ジュンブロッサム
△15セリフォス
△17エルトンバローズ
【馬連】13=4,2,11,5,15,17(6点)
【3連複/フォーメ】13=4,2,11=4,2,11,5,15,17(12点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
《重賞深掘りPROJECT関連動画》
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
本日16日(土)は、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳Sが開催されましたが◎クロワデュノールが無事に勝ち切ってくれましたね。
ただし、レースそのものはスローの前残りで重賞としては時計・ラップとも平凡。次にGIを選択した場合は相手次第かもしれません。
パドックで柔らかい歩きをしていたのはレースで3着だったレッドキングリー。もう少し馬体成長が欲しい感じはありますが、この馬の今後にも注目が必要ですね。
結果的に堅い堅い重賞でしたが、土曜重賞で的中できたことを良しとしましょう。明日のマイルCSで連勝を目指します。
それではマイルCSの予想を進めていきます。
まずマイルCSの過去ラップ分析ですが、阪神開催時を除く2014年から2019年、そして2023年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。
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2014年 前半4F45秒3 後半4F46秒2⇒前傾
2015年 前半4F47秒1 後半4F45秒7⇒後傾
2016年 前半4F46秒1 後半4F47秒0⇒前傾
2017年 前半4F46秒7 後半4F47秒1⇒イーブン※稍重馬場
2018年 前半4F47秒1 後半4F46秒2⇒後傾
2019年 前半4F47秒2 後半4F45秒8⇒後傾
2023年 前半4F46秒5 後半4F46秒0⇒イーブン
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※前半と後半の4Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒5以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
マイルCSはマイルGIらしく締まった流れになりやすいGIです。2018年、2019年は少し緩みましたが、昨年のレースはイーブンに近い流れとなり差し・追い込み勢が台頭していました。
そしてラップ構成と飛節の連動性も確認でき、本GIは持続力に長ける「直飛」の馬が優勢です。昨年のレースを勝ったナミュールが直飛ですね。
今年のメンバーに目を向けると直飛なのはブレイディヴェーグ、ナミュール、ジュンブロッサム、ソウルラッシュ、エルトンバローズなどは直飛です。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」という3つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。「飛節」は曲飛、中間、直飛のこれまた3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
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2014年 ダノンシャーク 瞬発/中間/中間
2015年 モーリス 中間/ボリューミー/直飛
2016年 ミッキーアイル 瞬発/シャープ/直飛
2017年 ペルシアンナイト 中間/中間/中間
2018年 ステルヴィオ 瞬発/シャープ/曲飛寄り
2019年 インディチャンプ 瞬発/シャープ/直飛
2023年 ナミュール 瞬発/ボリューミー/直飛
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筋肉の付き方はバラバラですが、瞬発力タイプや直飛の馬が多く、ミッキーアイル、インディチャンプ、ナミュールは馬体的にも適していたと考えられます。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」「飛節」は次の通りです。
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ブレイディヴェーグ 瞬発/中間/直飛
ナミュール 瞬発/ボリューミー/直飛
チャリン 持続/中間/中間
ソウルラッシュ 瞬発/ボリューミー/直飛
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上記3つの観点から馬体的な評価が難しいのがチャリン。馬体は平べったく、持続力タイプに分類が可能。いわゆる映える馬体ではないので地味ですが、欧州最強クラスのマイラーです。ただし、マイルCSの舞台が合うかは微妙。
ブレイディヴェーグ、ナミュール、ソウルラッシュはこの舞台&ペース向きの馬体で、力は申し分なし。
ただし、マイル戦未経験ながら執筆時点で1番人気に推されているブレイディヴェーグはマイルGIだと序盤から中盤にかけて置かれてしまう可能性は考えたいですね。
リピーターの台頭しやすいGIという性質から本命候補は昨年1着のナミュールか、昨年2着のソウルラッシュになりますが、ナミュールの攻めはいつも通りの軽めとは言え、少し馬体が重たく見えました。狙いは次の香港なのでしょう。一方、ソウルラッシュはメイチに近い馬体と調教過程に見えます。
同馬は年を重ねるごとにGIでの着順を上げるミラクルホースで、安田記念は13着→9着→3着で推移。そしてマイルCSは一昨年が4着、昨年が2着。多くの馬は年を重ねると着順が下がってしまうものですが、6歳の今がピークなのかもしれません。また、荒れつつある京都の馬場もこの馬向きでしょう。GI7度目の正直で今回こそ戴冠する場面があっていいと見ています。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、土曜京都芝の傾向などを考慮した最終結論は次のとおりです。
《マイルCSの最終結論》
◎13ソウルラッシュ
○4ナミュール
▲2ブレイディヴェーグ
☆11チャリン
△5ジュンブロッサム
△15セリフォス
△17エルトンバローズ
本命は6歳にして進化を続けるソウルラッシュ。富士Sまでの結果から永遠のライバル・セリフォスとは勝負付けが済んでいる状況。前走で負けたジュンブロッサムとは同斤量なら逆転可能と見ます。ナミュールとは調整過程の差で何とかなるはず。
対抗評価はナミュール。調教過程が終い重点なのはいつもですが、今回は全体時計がかなり緩め。馬体がもうひと絞りできそうにも見えますね。
単穴評価はブレイディヴェーグ。締まったマイルGIで序盤から中盤にかけてある程度のポジションを確保できるかがカギです。
☆評価はチャリン。実績ならこの馬が抜けています。ただし、馬体的な評価が難しく、この評価とします。
馬券はソウルラッシュを軸に馬連と3連複で勝負します。
《マイルCSの買い目》
◎13ソウルラッシュ
○4ナミュール
▲2ブレイディヴェーグ
☆11チャリン
△5ジュンブロッサム
△15セリフォス
△17エルトンバローズ
【馬連】13=4,2,11,5,15,17(6点)
【3連複/フォーメ】13=4,2,11=4,2,11,5,15,17(12点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
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