競馬サロン
2024/10/28 17:00
【今週の重賞】[アルゼンチン共和国杯]初タイトルを掴むのはクロミナンスかセレシオンか
【今週の注目重賞】
■アルゼンチン共和国杯
11月3日(日)、東京競馬場で第62回・アルゼンチン共和国杯(3歳上、GII、ハンデ、芝2500m)が行なわれる。
クロミナンス(牡7、美浦・尾関)は待望の重賞初制覇を目指す。度重なる骨折で出世が大幅に遅れたが、昨秋からようやく体調が安定。ノベンバーSに勝ってOP昇格すると、いきなり別定GIIのAJCCに挑戦して3着好走。日経賞も2着、目黒記念は3着と、重賞で上位入線を継続中だ。安定した先行力が持ち味で、決め手もそこそこ。レースに使われていない分、7歳でも馬はまだ若い。近1年以内に重賞勝ちした馬がいないメンバーの中では実績上位といえる存在だし、ハンデ次第で初タイトル獲得の可能性も十分。
セレシオン(牡5、栗東・友道)もようやく軌道に乗ってきた素質馬。昨年10月に1年ぶりに戦線復帰すると、馬券内好走を3戦続けたあと弥彦Sに勝利してOP入り。関越S3着のあと新潟記念で2着に入り、賞金上積みに成功した。全12戦中10戦で上がり3位以内を記録、そのうち8戦は上がり最速と、決め手は上位。ここまで長距離の実績はないものの、姉クルミナルはオークス3着、近親のククナも東京芝2400mでの勝ち鞍あり。父ハーツクライということもあって、距離は問題なさそう。決め手比べに持ち込めば。
サヴォーナ(牡4、栗東・中竹)もなかなかタイトルに手が届かない。神戸新聞杯と日経新春杯で2着に走り、菊花賞も5着に善戦。だが近4戦は馬券内に入れず、1番人気に推された函館記念をはじめ期待を裏切るケースもしばしば。とはいえここ2走は結果的に枠に恵まれなかった面があり、大きく崩れたわけでもないので、悲観することもない。今年のメンバーなら勝ち負けに加われる力はある。長距離適性はそこまで高くなさそうなので、2500mという微妙な距離が合うかどうかに好走の可否がかかっている。
ショウナンバシット(牡4、栗東・須貝)は勢いがある。3歳春に若葉Sに勝ち、皐月賞も5着と結果を残すも、その後着順は低迷。しかし6走前にブリンカーを装着すると徐々に成績が上向き、今夏、札幌日経OPとタイランドCでOP連勝を果たした。4走前のメトロポリタンSでは後に重賞を制覇するレッドラディエンスとシュヴァリエローズに続く4着に走っており、重賞でも通用する力は見せている。左回りも関東遠征も問題なし。先行力を生かして上位を狙いたい。
マイネルウィルトス(牡8、栗東・宮)も8歳秋でもまだまだ現役か。ここまで重賞2着4回、3着2回と、好走歴は豊富ながら、いまだ重賞未勝利。とはいえ当レースは2021年と2023年に2着に入り、相性のいい舞台ではある。前走・目黒記念は57.5キロのハンデで5着ながら勝ち馬からは0秒3差。一昨年の目黒記念は56キロのハンデで0秒1差の2着だったことを考えると、加齢による衰えはほとんど認められない。中間の調整でも1週前ウッドでラスト1F11秒3と速いタイムをマークしており、すこぶる順調そう。年齢で人気を下げるようであれば、狙い目の穴馬になるかもしれない。
そのほかには、4連勝でダイヤモンドSを制したミクソロジー(牡5、栗東・辻野)、前走・京都大賞典で最低人気ながら3着に激走したメイショウブレゲ(牡5、栗東・本田)、22年函館記念勝ち馬、昨年の中日新聞杯2着の・ハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝)、昨年の中山金杯優勝馬・ラーグルフ(牡5、美浦・宗像)、2走前にテレQ杯を勝ってOP入りを決めたマイネルメモリー(牡4、栗東・宮)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■みやこS
11月3日(日)、京都競馬場では第14回・みやこS(3歳上、GIII、別定、ダ1800m)が行なわれる。1着馬にはチャンピオンズCの優先出走権が付与される。主な出走予定馬は、東海Sなどで重賞2着3回のオメガギネス(牡4、美浦・大和田)、昨年チャンピオンズCと東京大賞典で連続3着好走のドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添)、不来方賞1着、ジャパンダートクラシック3着のサンライズジパング(牡3、栗東・音無)、一昨年のチャンピオンズC3着をはじめOP好走多数のハピ(牡5、栗東・大久保)、平安Sで重賞2勝目を挙げたミトノオー(牡4、美浦・牧)など。
■京王杯2歳S
11月2日(土)、東京競馬場では第60回・京王杯2歳S(2歳、GII、馬齢、芝1400m)が行なわれる。主な出走予定馬は、新馬、小倉2歳Sと連勝中のエイシンワンド(牡2、栗東・大久保)、未勝利の身ながら小倉2歳Sで2着に好走したクラスペディア(牡2、栗東・河嶋)、デビュー戦で後のサウジアラビアRC勝ち馬・アルテヴェローチェとクビ差の走りをしたヒシアマン(牡2、美浦・堀)、そのサウジアラビアRCで3着のマイネルチケット(牡2、栗東・宮)と4着のシンフォーエバー(牡2、栗東・森秀)など。
■ファンタジーS
11月2日(土)、京都競馬場では第29回・ファンタジーS(2歳牝馬、GIII、馬齢、芝1400m)が行なわれる。主な出走予定馬は、ききょうSを優勝したスリールミニョン(牝2、栗東・高橋康)、新馬、シンガポールターフクラブ賞と連勝中のカワキタマナレア(牝2、栗東・杉山佳)、同コースのりんどう賞を勝ったヴーレヴー(牝2、栗東・武幸)、カンナS2着のモズナナスター(牝2、栗東・矢作)、函館2歳S5着のカルプスペルシュ(牝2、栗東・石坂)など。
(Text:Hattori)
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