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田原基成

2024/09/21 18:55

【神戸新聞杯】スタミナ優先の舞台なら本命◎の独壇場か 相手本線は“人気盲点”を据える/オールカマー/中京9R/中山7R

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【神戸新聞杯】

「ああ、そろそろ菊花賞の季節か」

人それぞれ季節の感じ方はあると思われるが、私にとって神戸新聞杯の出走馬がそのトリガーとなっていた。オルフェーヴル、ワンアンドオンリー、レイデオロ、コントレイル……名だたるダービー馬の復帰戦として選ばれたレースの価値は高い。

“なっていた”と表現したのは、近年起きた傾向の変化にある。

昨年、そして一昨年とダービー連対馬の出走はゼロ。菊花賞直行ローテや天皇賞・秋への参戦、はたまた凱旋門賞を目指す戦いに身を投じるなど上位馬の選択はバラエティーに富んでいる。これも多様性の時代が生んだことだろうか、少しだけ寂しい気もしてしまう。

今年のメンバーを見渡すと、ダービー最先着馬はジューンテイク。それも10着とまったく勝負にはなっておらず、例年同様ダービー組優勢と断定するには無理がある。神戸新聞杯は秋競馬にあらず。夏競馬の延長線上として捉えるべきだ。

その前提から、中心に据えるのは夏競馬を使ってきたメリオーレム。

デビューから馬券外のない安定株。一貫して2000m以上を使われているように、早くから秋の大舞台を見据えたローテーションを組まれている印象だ。川田将雅騎手騎乗の成績は【3-1-0-0】連対率100%。重馬場で勝ち上がったようにタフな馬場も問題ない。

ワールドプレミアにユーキャンスマイル、スカイディグニティなど菊花賞で5度の馬券内馬を輩出している友道厩舎。現役トップクラスの“ステイヤー厩舎”が咲かせようと目論む菊の大輪はこの馬に託されていると私は思っている。勝ち馬の上がり3F35秒台以上が珍しくない中京芝2200mはスタミナ優先の舞台。施行場所の変更も追い風だ。

夏場を使われたダメージも心配されるところだが、中間の傾向は厩舎お得意のウッドで長めに追われるパターン。そのなかでラスト1F10秒8をマークと、ここにきて切れ味にも磨きがかかってきた。グングン成長を遂げる姿はまさしく古きよき夏の上がり馬。この表現はまだ近代競馬においても使える。

菊花賞出走の切符奪取へ。メリオーレムが本命だ。

相手本線に抜擢するのはウエストナウ。

未勝利を制したばかりで臨んだ京都新聞杯は2着。差す競馬から一転、道中は先手を奪うスタイルで新境地を見せつつ連対を確保した。そこで賞金を加算できたことで、夏を全休し秋の菊花賞トライアルへ。1週前追いではJDC初代王者を狙うラムジェットに先着と状態面の良さをうかがわせており、軽くは扱えない。

バッデレイトも軽視禁物。

2戦2勝で迎えた前走阿賀野川特別は2着。それでも自身の持ち時計は縮めており、左回りや夏の新潟への輸送競馬でも馬体重を減らさなかったのは大きな収穫と言える。前走で先着したサトノシュトラーセは京都2歳S3着、青葉賞4着。その比較から重賞通用の可能性は十分だ。

さらにはショウナンラプンタ。

前走日本ダービーは惨敗も、関西馬にとって鬼門となる青葉賞→日本ダービーの短期間での連続関東圏輸送が響いた影響あり。長めの距離をこなしてきたスタミナには目を見張るものがあるし、タフな馬場想定で浮上の余地を残す1頭と言える。

【中京11R 神戸新聞杯予想の印】
◎6 メリオーレム
〇12 ウエストナウ
▲2 バッデレイト
☆11 ショウナンラプンタ
△15 メイショウタバル
△7 ヴィレム
△5 オールセインツ

【単勝】6(1点)
【馬連】6=12,2,11(3点)
【3連複/軸1頭】6=12,2,11,15,7,5(15点)
【3連単/フォーメ】6→12,2,11→12,2,11,15,7,5(15点)


【オールカマー】

中山芝2200mで行われるオールカマー。

非根幹距離かつ中山芝外回りコースと特殊な条件ゆえ、当舞台での勝利実績馬によるリピート好走が目立っている。マツリダゴッホの3連覇、ウインキートスの2年連続人気薄激走がその典型だ。

「中山芝2200mは舞台巧者から」

シンプルかつ、半永久的に使用可能な格言。今年もセオリーに準した組み立てで臨む。

本命はすんなり決まった。3枠4番、レーベンスティール。

前走エプソムCは上がり3F33秒7の末脚で快勝。芝1800mで馬券外なしの距離適性を存分に発揮したレースだった。過去10年のオールカマーにおいて、年齢4歳の社台ノーザン系クラブ牡馬は【2-1-2-2】。当初の想定よりまとまった雨が降る可能性は低く、切れ味が活きる馬場なら不動の中心だ。

なお、レーベンスティールはセントライト記念でラスト3F11秒7-11秒7-11秒0と最後まで減速することなく駆け抜けた。中山芝2200mでそのラップを実現するために必要なのはスローの展開。アウスヴァールが逃げたとしても番手争いが激しくなるとは思えず、実質スローの上がり勝負が濃厚。ならば疑うことなく素直に本命視する。

消耗戦になれば、ステラヴェローチェが勝つと思っている。
ひと叩きされていれば、サリエラとて勝機は十分だ。
極悪馬場ならアルビージャの大金星の可能性も想定すべきだろう。

しかし、それらの条件は今回当てはまらないというのが私の見立て。レーベンスティールの本命に対する自信はまったく揺るがない。

相手本線にはステラヴェローチェを。

前走札幌記念は3着と久々に重賞馬券内を確保。2歳時から世代トップクラスの馬たちと接戦を演じてきた底力をみせたレースだった。過去10年のオールカマーにおいて、前走芝2000m重賞で3着内だった馬は5年連続馬券内。ここも軽視は禁物だ。

穴妙味を求めるならアルビージャ。

この馬で強調したいのはローテーション。前走から中2カ月以内の成績は【3-0-0-1】と優秀で、馬券内率に換算すると75%だ。中間のウッド調教は6F82秒2で自己ベストに迫る時計と状態はグンと上がっている印象。極悪馬場なら本命も考えたが、スルーセブンシーズと僅差の舞台で要警戒。

さらにはサヴォーナ。

GIを含めて6着が最低着順と、常に安定したパフォーマンスをみせる馬。前走函館記念は前残り馬場で大外ブン回しとロスの大きい競馬が響いたもので、参考外と捉えられそうだ。今回鞍上を務める横山武史はオールカマーでの成績が【2-0-0-0】。外回りコースで施行される中山芝2200mなら競馬はしやすいと思うし、巻き返しを警戒したい。

【中山11R オールカマー予想の印】
◎4 レーベンスティール
〇5 ステラヴェローチェ
▲6 アルビージャ
☆11 サヴォーナ
△1 サリエラ
△7 ヤマニンサンパ
△14 リカンカブール
△3 アウスヴァール

【単勝】4(1点)
【馬連】4=5,6,11(3点)
【3連複/軸1頭】4=5,6,11,1,7,14,3(21点)
【3連単/フォーメ】4→5,6,11→5,6,11,1,7,14,3(18点)


【自信の一鞍 中京9R 夕月特別】

2014年以降の夕月特別において【4-2-0-1】と圧巻の成績を残す川田将雅騎手。このレベルの騎手となると秋華賞の乗り馬が決まっているケースがほとんどで、2020年に中京芝2000mで制したソフトフルートには秋華賞で騎乗せず。今年はクイーンズウォーク騎乗が濃厚にもかかわらず、ここで同騎手を起用する陣営の心理に注目すべきだ。

肝心の本命馬が後回しになってしまったが、本命はランスオブクイーン。前走に続いての川田将雅騎手騎乗となるが、オークス5着の実績は断然抜けている。それがフロックではないことは前走の勝利が証明済み。隠れ秋華賞トライアルの本レースをステップに秋華賞に向かう算段と見た。

相手には稍重-重【0-1-2-2】とタフな馬場コンディションに高い適性を示すカンティプール、終いの脚に徹する戦法が逃げ馬多数の展開にマッチしそうなイトカワサクラを。ここは点数を絞って勝負。

【中京9R 夕月特別予想の印】
◎6 ランスオブクイーン
〇3 カンティプール
▲10 イトカワサクラ

【単勝】6(1点)
【馬連】6=3,10(2点)
【ワイド】6=3,10(2点)


【太鼓判 中山7R 3歳上1勝クラス】

現級好走歴のある馬の多くが道中後方待機組というメンバー構成。ここはシンプルに前に行ける可能性の高い馬を狙うシチュエーションと見た。

本命はエフォートレス。当舞台の前走は4着も、8枠15番で道中通過順は【7-4-4】。外枠で距離ロスを強いられつつ前めを主張し、勝ち馬と0秒4差なら及第点を与えられるだろう。翻って、今回は2枠3番の絶好枠。依然として時計が速く、先行馬有利の馬場傾向にあるいまの中山なら馬券内は堅いと判断する。

中山芝1600mの舞台設定を踏まえ、相手には内枠と逃げ先行馬を中心にピックアップ。

【中山7R 3歳上1勝クラス予想の印】
◎3 エフォートレス
〇7 マンウォル
▲5 ユニヴェール
☆2 イヴニングスター
△1 ララヴィエルジュ
△4 ジャグアール
△14 ニシノインヴィクタ
△6 ビジューブリランテ

【3連複/フォーメ】3=7,5,2=7,5,2,1,4,14,6(15点)

▽その他主宰者の予想コラム
◆【WINDEXマイスター/オールカマー2024予想】指数上位好走の一戦 1位レーベンスティール◎は揺るがずも、想定2ケタ人気の伏兵も高評価で押さえ△ 

◆【覆面トラックマン/神戸新聞杯・オールカマー2024予想】「デキはさらに上向いているので勝ち負けできる」

◆【UMAJIN編集部・栗東R氏/オールカマー2024予想】「秋のGI獲りへ向けても負けられない」&栗東トレセン発追い切り予想、追い切り特注馬!

田原基成のプロフィールはこちら
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