◎９番キングズパレス
道中スムーズに走れなかったり、追われてから気難しさを出したりで勝ち味に遅いが、ここ二戦のＧレースでは続けて２着。冠を手中にするのは時間の問題。

レースでも稽古でも松岡騎手が上手にコンタクトをとり導き、操縦性の難しさも解消しつつある。それは先週の稽古でも直前の追い切りでも、上手に気持ちを乗せて気分よく走らせている。もちろん動きの方も抜群で、いかにスムーズに走らせて終いの脚に繋げるか。

七夕賞の勝ち馬はプラス１．５キロなのにこの馬は据え置きの５７キロは有利だし、充実期に入りつつある現状から中心視できる。


〇２番ライトバック
桜花賞とオークスの異なる競走条件で続けて三着しているように潜在能力はかなり高い。秋華賞を見据えて使ってきたのはハンデ戦で軽い斤量で出走できると踏んでのものだろう。

案の定５２キロのハンデ、８月の頭にトレセンに戻り、酷暑の中ジックリと乗り込まれ、最終追い切りでは先行する馬を追いかけてラスト１Ｆ手前で気合いつけ、鋭い反応で前の馬をスーッと交わしてノビノビとして力強い動きから仕上げに関しても言うことない。

とは言うものの、ここを何が何でも勝ちにきている訳ではない。持ち前の瞬発力・鋭い脚を活かせる馬場状態ではないし、終い勝負の競馬に徹するだろうから届かないシーンは十分に考えられる。


▲８番アリスヴェルテ
先に触れたが七夕賞を勝ったレッドラディエンスのハンデがプラス１．５キロなのにこの馬は牝馬限定競走を勝ってプラス３キロ。決して有利なハンデではない。ハンデキャッパーの判断ではあるが、馬券を買う方はただ黙ってそれを受け入れるしかない。

ハンデキャッパーが専門職なら“ああ、そうですか”と受け入れるが、２・３年で部署替わりする御仁達が行っている作業だけに納得いかない部分もある。

昔の話だが、札幌競馬場の警備課課長が翌年裁決委員になっていたこともあり、何を言っても仕方のないところだろう･･･。

前置きは長くなったが、ハンデは他馬との比較から有利ではないが、時計のかかる馬場とここも単騎でスンナリ先手を取れそうだし、有力馬は末脚勝負の馬が揃っているので、人気が低そうなのでその分、妙味はある。


△１１番・３番・１２番・１番・５番


[３連単軸一頭マルチ]
軸　９番
相手２番・８番・１１番・３番・１２番・１番・５番