◎２番キタノエクスプレス
昨春に新馬戦以来の手綱をとった昨年５月の二勝クラスの競馬で、国分優騎手は厩舎サイドとも打ち合わせて、今まではスピードを活かす競馬をしていたが、脚質転換を図り７着。

その後はダート競馬中心の路線から芝のレースに矛先を向けて、安定した走りで一戦毎に持ち時計を詰めていて、前走のバーデンバーデンＣの時計は１分７秒０は立派のひと言。

初めての長距離輸送で減っていた馬体はフックラと戻り、先週・今週と坂路にて併せ馬で追い切り。格下馬相手とは言え、瞬発力の違い、力強さ、反応、どれをとっても言うことなく体調面も◎。

初めてのレース挑戦で、この距離のスペシャリストが揃って、ハンデ戦、多頭数の２番枠と課題はあるが、鞍上は国枝厩舎で騎手デビューするも乗せてもらえず双子の弟恭介を頼り栗東に拠点を移してコツコツと積み上げてきた苦労人。人馬一体となり、それを克服してくれると期待。


〇３番バースクライ
前走の北九州記念は１８頭立ての大外枠で万事休す。五分のスタートを切れたが、前に壁を作れず、終始外々を回されて直線に向いた時は脚が溜まってなかったせいでバタバタ･･･

この馬の良さは気持ちの強さで、馬ごみで揉まれても自分のリズムは崩さないし、動きたいところで動ける機動力があって対応力があるところ。

伸び盛りの四歳馬で使われつつ馬体重が増え、それに伴い筋力もついてきた。ある程度の時計勝負には対応できるし、コース経験もあり、直前は坂路にて終い重点の稽古で力強さと推進力が目立ち、デキに関しても上々。経験値は豊富で混戦に強いので圏内。


▲５番グランテスト
前走の北九州記念ではデビュー以来、掲示板圏内を外したことなかった馬がまさかの１４着大惨敗。テンションの高めの馬で長距離輸送で気持ちが萎えてしまったのか？初めてのＧレース挑戦でキッチリと仕上げすぎてしまったせいか？敗因は掴みきれないが･･･

今回は中京までの輸送なので平常心でレースに臨めそうだし、いつもは一週前にビシッと追う調教パターンを変えて馬なりに終始していて、稽古で直前は乗り手の調教助手が抑えるのに骨を折るほどの気力、力強さ満点で雰囲気はいい。

惨敗後で調教パターンを変えて、それが吉と出るのか？凶と出るのか？推測でしかないけど、好走が続けば同じパターンで良いだろうけど、その時々の馬の状態に合わせて稽古をする。今回は精神状態を優先し集中力を高めることに徹した稽古が吉と出るとみた。


△６番・７番・１番・１１番


[３連単軸一頭マルチ]
軸　２番
相手３番・５番・６番・７番・１番・１１番