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UMAJIN.net編集部

2024/07/15 17:00

【今週の重賞】[中京記念]毎日王冠優勝のエルトンバローズが中心

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【今週の注目重賞】
■中京記念

7月21日(日)、小倉競馬場で第72回・中京記念(3歳上、GIII、ハンデ、芝1800m)が行なわれる。今年は阪神競馬場の改修工事に伴う大幅な開催変更があり、本来の中京芝1600mではなく小倉芝1800mで代替開催される。

エルトンバローズ(牡4、栗東・杉山晴)はダントツの実績を誇る。3歳時にラジオNIKKEI賞と毎日王冠を含む4連勝を達成。初GIのマイルCSでも4着に健闘した。4歳になった今年は香港・チャンピオンズマイル8着、安田記念8着と精彩を欠いているが、前走については検疫の関係で東京競馬場での調整を余儀なくされたもので参考外の結果だ。GIIIのメンバーでは能力は抜けており、先行力が武器の馬なので小倉芝1800mもピッタリの舞台。問題はハンデがどれくらい課されるかだ。

もっとも勢いがあるのはセオ(牡4、栗東・上村)。もともと大崩れしないタイプだったが、マイルに距離を縮めるとさらに上昇。立雲峡Sに勝ってOP入りすると、1ハロン延長の都大路Sも連勝してしまった。その前走は2着を1馬身1/4突き放し、勝ち時計も1分44秒8とひじょうに優秀。近走好走はすべてワンターンのコースながら、先行力があるので小回りコースも問題なさそう。展開ひとつでタイトル獲得の可能性は十分。

エピファニー(牡5、美浦・宮田)はふたつ目の“小倉芝1800m重賞”制覇を狙う。3歳時に4連勝でOP入りを果たしたものの、その後はケフェウスSを優勝したくらいで、いまひとつ伸び悩み。明け5歳の初戦・中山金杯も1番人気を裏切ったが(11着)、次戦・小倉大賞典は鞍上の好騎乗に導かれ、待望の重賞初勝利を挙げた。前走・大阪杯は着順こそ10着も、着差は0秒7差。不利な外枠だったことを考慮すれば悲観するような内容ではなかった。1800mがベスト距離で、小倉芝1800mでの開催をもっとも歓迎しているのは本馬。ただし斤量が重くなるのは確実で、好走にはハンデ克服が求められる。

ニホンピロキーフ(牡4、栗東・大橋)は名うての小倉巧者。全4勝中3勝が小倉の芝で、1800mでは2勝。2000mだが3走前の小倉・関門橋Sは2馬身半差の圧勝劇を演じ、小倉適性の高さを見せつけた。また2走前のマイラーズCはOP昇級初戦・初重賞ながら3着に健闘し、重賞級の力があることも証明。12着大敗の鳴尾記念は外枠がこたえたもので度外視して構わない。ここは間違いなくベストの舞台。道悪巧者なので雨も歓迎材料だ。田口騎手の中央重賞初勝利なるか。

アルナシーム(牡5、栗東・橋口)は重賞タイトルを渇望する一頭。デビュー当初から能力は高く評価されながら、気性が難しく出世はスロー。4歳夏にようやくOP昇格し、カシオペアS1着などリステッドでは勝ち負けするも重賞では善戦止まり。同コースの小倉大賞典も1番人気に推されながら4着に敗退した。好走はワンターンのコースに集中し、小回り適性は疑問。ただし実力馬・レーベンスティールが制した前走・エプソムCはレースレベルが高く、そこで0秒6差の5着に走った力はここで十分通用する。横山典騎手が上手くエスコートすれば好走の目も。

そのほかには、本来の中京芝1600mで行なわれた昨年の中京記念を勝ったセルバーグ(牡5、栗東・鈴木孝)、4連勝でOP入り後は案外な成績のサリオス&サラキアの弟・エスコーラ(牡6、栗東・中内田)、米子SやニューイヤーSなどリステッドで3着3回のアナゴサン(牡6、栗東・牧田)、本レース同様に小倉で代替開催された今年の愛知杯で2着好走のタガノパッション(牝6、栗東・武幸)、近走は大敗続きも昨年の小倉記念で2着に走っている テーオーシリウス(牡6、栗東・奥村豊)なども出走を予定している。

(Text:Hattori)

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