競馬サロン
2024/07/12 21:51
函館2歳ステークスの予想
金曜の都内は、雨が降って少し気温は下がったけど、それでも暑いね。
「晴耕雨読」という四字熟語があるが、これだけ暑いと、「晴読雨読」だな。熱中症が怖いから外にいられないよ。
耕すなんて、もってのほかかもしれない。
好きな哲学書関連の書籍を読み返そうと思い、暑い日は、会社や自宅で、ちょこちょこと乱読している。
個人的には、若い頃からニーチェの歯切れの良さが好きで、よく読んだ。
最近では、「ニーチェの言葉」という、彼の著作の中から素敵な文章を抜き出した本なんかも人気だ。
ニーチェって、今の時代に合っているのかもしれないな。
そういう意味では、アドラーも21世紀というか、令和の時代に合っている。
ニーチェの「ツァラトゥストラは、かく語りき」という代表的な著作に、こんなくだりがある。
一度山に入って、そこで思想を形成し体得し下山する途中で、ツァラトゥストラは、不思議な老人に出会う。
で、その老人が、ツァラトゥストラを見て、こんな風に言うのだ。
「この流離い(さまよい)人は、見たことがある。何年も前にここを通り過ぎていった。名は、ツァラトゥストラ。
変わったな。ツァラトゥストラ。今、その眼は澄んでいて、口には嫌悪のえずき(嘔吐き)がない。
だから、ひとりのダンサーのように歩んでいくのではないか。変わったのだな、ツァラトゥストラ。
子どものようになった。」
ここでのポイントは、ダンサーと子どもだ。(笑)
ん?何じゃそりゃ?って思うんだけど、ここにニーチェの思想の核心がある。
こういう風に教えてもらえたら、哲学はもっと楽しくなると思うんだけどね。
ニーチェは、ショウペンハウアーのペシミズムに反論し、生きることと人間の可能性を考えた。
そうして、たどり着いたのが、「超人」の思想である。
ウィキペディアには、こう書かれている。一応引用してみる。
「人間関係の軋轢におびえ、生活の保証、平安、快適、安楽という幸福を求める現代の一般大衆のことを畜群と罵った。その上で、永劫回帰の無意味な人生の中で自らの確立した意思でもって行動する超人であるべきと説いた。」
まあ、21世紀に生きる我々も、畜群の一員ではあるよな。愚民なんて言い方もある。
で、それを超越しろ!と。
で、この永劫回帰ってのも、ニーチェ独特の概念で、天地創造から始まり終焉へと向かうキリスト教の世界観と歴史史観を全否定して、この世界は、単にこの世界であって、到達すべき彼岸的なものはない。延々と繰り返されていくだけのものである、というのが、永劫回帰。
だから、永劫回帰の中で生きる人生には、何の意味があるんだろうか?という問いが出てくる。
そこで、超人の登場である。
この無意味な人生に意味を見出し、自分なりの確立した強い意志を持って、行動していくのが超人なのである。
で、ようやく、ダンサーと子どもだ。
ニーチェは、超人について、こう言っている。
超人は、ダンサーのように軽やかに生きる。そして、子どものように純粋に遊ぶ。と。
つまり、超人は、ダンサーであり子どもなのである。
軽やかに生きてて、子どものように遊んでる!って、これ、7号じゃないかよ。
もしかして、奴は、すでに超人化したのか(笑)
さて、明日は、函館2歳ステークス!
今年初めての2歳重賞だ。
函館の芝は、良馬場。だが、金曜時点のクッション値は、やや軟らかめの7.6。
芝1200m戦で、このレースは、とにかくスピードで押し切ってきた仔たちが、集まるので、スタートからかなりのハイペースになる。
前半の3ハロンは33秒台の後半くらい。で、後半の3ハロンが、35秒台後半になる。
ひどい前傾ラップで、前後半差は、2秒くらいあるね。
これ、逃げる仔は、相当にきついよね。だからといって、追い込む仔は、前半が速すぎて離されると、届かない。
良馬場だった2021年、勝ったナムラリコリスは、終始3番手から抜け出して勝利。
2020年、勝ったリンゴアメは、4番手から。2019年のビアンフェは、逃げ切りだ。
どちらかというと、好位が取れて、全体的に速めのラップが刻めるような心肺機能が高い仔が勝つレース。
で、オレの本命だが・・・
◎9 ヴーレヴー
と聞くと、ABBAの名曲を思い出す人は、爺さんだよね。
この仔、前半が34秒1で入り、後半35秒1で上がっていて、函館2歳ステークス的なラップが、新馬戦から刻めている。
しかも楽に走れている。
初戦で負かしたチギリは、2戦目で楽勝し、このレースに出走してきている。
血統面も魅力的で、祖母がシルヴァースカヤなんだよね。母アルギュロスは、1戦未勝利で繁殖入りしているけど、
この血は、とても優秀で、弟がシルバーステート、ヘンリーバローズだからね。
母系は、かなり底力凄めの血が流れていて、父がサトノクラウン。この父も、道悪大得意だったように、時計のかかる厳しい競馬が得意で、バテ比べも大好物。
おそらく、娘も、そのあたり受け継いでいるんじゃないかな。
人気も割れそうだし、狙ってみたいね。
◎9 ヴーレヴー
〇10カルプスペルシュ
▲5 ニシノラヴァンダ
☆1 エンドレスサマー
☆14ヤンキーバローズ
注13エメラヴィ
△7 サトノカルナバル
△2 チギリ
△11シュードタキライト
という順番にした。
対抗が、カルプスペルシュ。こっちを本命にしようかとも考えたほど。というのも、この仔の初戦もかなり見どころがあったから。
函館の1200mで、いくらスローとはいえ、後半の3ハロンを33秒8で走れている。
今回、ペースは全然違うので、位置を取りにくいとは思うが、末脚が切れるのは間違いなく、突っ込んできそう。
シュヴァルグラン産駒って、何気に走るよね。で、この仔も祖母が素敵。モシーンだね。
プリモシーンとかの母だから、この仔からみてプリモシーンは、叔母にあたる。
▲が、ニシノラヴァンダ。この仔は、サトノアラジン産駒。小さい牝馬なんだけど、根性ありそうで、スピードもあるね。この並びだと、ハナを切れる可能性もある。それに、好位で番手でも走れそう。
調教の動きも抜群に良いし、可能性は十分にあるね。
☆が、エンドレスサマー。1200mの新馬戦で、5馬身ちぎるのは、能力の証。アルアインの産駒で、逃げての勝利だったが、速いラップを刻み続けて楽勝した内容は相当濃いね。
もう一頭の☆が、ヤンキーバローズ。エピファネイア産駒で、母父ディープインパクト。この配合で何故?と思うが、この仔の母系は、物凄いスプリント血統。叔母のファインチョイスは、函館2歳ステークス勝ちのスプリンター。
おそらく母母父のタイキシャトルから、凄いスピード性能を受け継いでいるんだろうな。
新馬戦が、楽に好位を取り、楽に差したので、ここでもやれるはず。
注で、エメラヴィ。人気の盲点になっている感じだけど、新馬の内容は優秀。横山武史騎手の連続騎乗だし、速いラップにも付いていけそう。
人気を集めているサトノカルナバルだけど、キタサンブラック産駒で大とびで、小回りで好位を取って差すような競馬が器用に出来るか不安なので、印は軽くした。
馬券は、単複、馬連、馬単。
三連系の馬券は、以下のフォーメーションで。
1着・・・◎
2着・・・〇▲☆☆注
3着・・・〇▲☆☆注△△△
これで、三連複、三連単を買いたい!
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