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田原基成

2024/07/12 18:50

【函館2歳S】疑うべきは“前走逃げ馬” 「函館2歳Sの勝ちパターン」該当の想定6人気以下に本命◎/函館9R/福島9R

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◆【7/13(土)的中速報】夏競馬◎軸馬選定なら、塾長岡井「6.3.0.3」&SPREAD編集長山田「7.3.5.5」が好調!【函館2歳S2024予想】


【函館2歳S】

朝の通勤ラッシュの時間帯や帰りの帰宅ラッシュ。誰しもが一度は経験したであろう試練の時間だ。

人混みもさることながら、自分の意思に反して前が詰まったり、反対に後ろから突かれて歩くリズムを狂わされるのもネック。まあ、これも慣れてくると人が比較的少ない車両や出口など、距離ロスのない最短ルートを見つけられるようになるのだが、一度でクリアするのは至難の業と言える。

……と、ここまで記して気がついたことがある。

「前が詰まる」
「後ろから突かれて」
「距離ロス」

いずれも競馬に変換できる言葉だ。

思えば私は、歩いているときも自転車に乗っているときも、進路を左右にとる際は必ず後方を確認して“斜行”を未然に防いでいるし、風が強い日は縦一列になって前を風除けに使う。日常が競馬になるこの癖はずっと治らないだろうな……。

そんなことを考えつつ、函館2歳S出走馬を見渡すとどうだろう。エンドレスサマー、リリーフィールド、ニシノラヴァンダ、ヴーレヴーなど前走10頭立て以下を逃げ切った馬が目立つ。先ほどの話と結び付けるとすれば“空いている時間帯の電車”を経由した馬だ。14頭立てのギチギチした競馬への不安がないとは言い切れない。

対策のひとつとして、再度逃げてしまう可能性はある。とはいえその場合は600m通過33-34秒台前半の淀みない流れは間違いなく、その部分の経験値は必須。ただでさえキャリアの浅い2歳馬、前走逃げた馬が今回も逃げると決めつけるのはリスキーだ。

狙いは、多頭数で差す競馬をした馬。

ここはエメラヴィに白羽の矢を立てる。

8番人気の低評価を覆す勝利を飾った前走。逃げ切りや大外一気など、人気薄ならではの勝ち方ではなく14頭立ての馬群からレースを進めて堂々と抜け出したのだからフロックではないだろう。2歳馬とは思えない大人びたレース運びだった。

鞍上は本レースで【0-1-2-1】馬券内率75%の横山武史。函館芝1200mの8枠でフラッシュバックするのは、キミワクイーンとのコンビで制した函館スプリントSだ。本レースも目下3年連続で8枠が勝利中。ここは大外一気で突き抜ける算段だ。

世代最初のJRA重賞ウイナーへ。エメラヴィに本命の印を託す。

相手本線に抜擢するのはカルプスペルシュ。

近親にプリモシーン、ダノンエアズロックがいる良血馬。新馬戦はその期待に違わぬレースセンスと切れ味を披露した。過去10年の函館2歳Sにおいて、前走函館芝1200mを上がり最速勝利の関西牝馬は3年連続連対中。北海道シリーズのスプリント重賞で【1-2-3-2】馬券内率75%の鞍上・鮫島克駿を背に臨むここは侮れない。

サトノカルナバルも軽視できない1頭。

ただ1頭、次元の違う脚で圧勝した前走。次位に1秒差の上がり3Fはもちろんのこと、開催最終週かつ稍重の東京芝を難なくクリアした点を高く評価すべきだ。開催最終週の函館芝は時計のかかる馬場傾向。間隔を詰めて臨むローテーションに加えて初の1200m戦、右回りに乗り替わりと課題は少なくないが、ポテンシャルの高さからノーマークは禁物だ。

さらにはニシノラヴァンダ。

デビュー戦は抜群のスタートからいったん控える仕草を見せたものの、向こう正面で並ばれてから再加速。600m通過34秒1のペースにもかかわらず直線はノーステッキで悠々と押し切った。洋芝1200mで【3-4-2-10】馬券内率47.4%を誇るサトノアラジン産駒。人気が予想される馬との比較で間隔があいている点もプラス材料で、軽くは扱えない。

【函館11R 函館2歳S予想の印】
◎13 エメラヴィ
〇10 カルプスペルシュ
▲7 サトノカルナバル
☆5 ニシノラヴァンダ
△14 ヤンキーバローズ
△2 チギリ
△1 エンドレスサマー
△3 リリーフィールド

【単勝】13(1点)
【馬連】13=10,7,5(3点)
【3連複/軸1頭】13=10,7,5,14,2,1,3(21点)
【3連単/フォーメ】13→10,7,5→10,7,5,14,2,1,3(18点)


【自信の一鞍 函館9R 湯浜特別】

自身の持ち時計を1秒以上縮めたうえで勝利を飾ったリネアグローリアの前走。2着馬との差をみると昇級即通用に疑問を抱いてしまうかもしれないが、3着には2秒差というマッチレースを制したものだった。再度8枠を引き当てたここは当時と同じ戦法で臨めば良いシチュエーション。連勝に期待。

相手にはこちらも前走で自身の持ちタイムを大幅に更新したレーヴドレフォン、ダートでは馬券外なしのセクシーブーケ、ブリンカー着用の前走行きっぷりがよかったアースイオスを。ここは相手を絞って勝負。

【函館9R 湯浜特別予想の印】
◎11 リネアグローリア
〇10 レーヴドレフォン
▲1 セクシーブーケ
☆5 アースイオス

【単勝】11(1点)
【馬連】11=10,1,5(3点)
【ワイド】11=10,1,5(3点)


【太鼓判 福島9R 郡山特別】

私が馬柱をみて真っ先に目についたのが江田照男×ペイシャカレン。同騎手を背に何が何でも逃げ戦法という馬だ。こういうとき、江田照男は意地でもハナを譲らない可能性が高く、必然的に差し追い込み決着へと誘うだろう。

それを踏まえ、本命としたのはトーセンエスクード。芝1200mの成績【2-2-1-1】が示すとおりのスプリンターで、前残り決着の前走は中団から鋭い差し脚で勝ち馬とタイム差なしの接戦を演じた。良くも悪くも相手なりのタイプゆえ何かに先着されるリスクはあるものの、馬券軸としての仕事はしてくれそうだ。

前述の展開想定から、相手には差し追込馬を中心にピックアップ。近走上がり3F上位の脚を使った馬は1頭残らず拾うぐらいのスタンスで臨む。

【福島9R 郡山特別予想の印】
◎12 トーセンエスクード
〇3 アイヲツグモノ
▲10 ハピネスアゲン
☆7 エッセレンチ
△6 マルプリ
△9 バラードインミラノ
△5 テセラリアン
△14 ヒロノゴウカイ
△16 デルマヤクシ

【3連複/フォーメ】12=3,10,7=3,10,7,6,9,5,14,16(18点)

▽その他主宰者の予想コラム
◆【覆面トラックマン/函館2歳ステークス2024予想】「直線で他を圧倒するだけの走りしてくれる器とみた」

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