◎９番シュネルマイスター
毎日王冠はキッチリと仕上げての出走だっただけに、あそこからグーンと上向いたとは言えないが、反動はなさそう。一週前に美浦のウッドコースにて併せ馬で追い切り、落ち着いた走りで反応はシッカリとしていたし、動きも軽やかで申し分なく、直前は栗東トレセンに入厩して終い重点の軽いものだが、ブレがなくスムーズな走りで出走態勢は万全。ここを狙っての仕上げだ。

前走は何が何でも勝ちに行く競馬はせず、勝負所で外に持ち出すタイミングはあったが、終始内に固執し我慢をさせて、直線で前が開けば･･･という競馬。それなりの力を持った馬が揃っていて前半の５Ｆは５９秒５の緩い流れもあり、それは叶わずラスト１Ｆを切ったところで外に持ち出したが届かず、脚を余してのもの。その競馬をここに繋げてキッチリと結果を出してくれるはず。


〇１１番セリフォス
昨年の覇者は予定していた富士ステークスを今年は猛暑の影響で調整がつかず･･･ぶっつけの競馬になるが、二週続けて川田騎手が跨がり、先週は併せ馬でビシッと追い、直前は単走も動きは力強く、切れもあり、仕上がり状態は上々。

加齢とともに落ち着きつつあるが、負けん気が強いというか、性格的なテンションの高さは影を潜めたとは言い切れず、道中の折り合いを欠いて瞬発力が鈍ることも考えられる。

デビュー戦から一貫して芝１６００Ｍ戦を使い続けている馬。マイルのスペシャリスト、鞍上が気持ちを上手にコントロールできればチャンスはある。


▲１番ソウルラッシュ
京王杯ＡＨは万全の仕上げではなく、トップハンデを背負って開幕週の時計勝負の競馬でキッチリと結果を出した。

ここ目標にして使った後はリフレッシュ放牧で英気を養い、トレセン入厩後は入念に乗り込まれ、先週はウッドコースの三頭併せで反応の鋭さを見せた。直前はモレイラ騎手を背に坂路にて終い重点の稽古だったが、キビキビとした力強い動きは目立っていた。

状態面の上積みは十分にあり、１番枠を引き当てて好スタートから好位の内々で我慢できれば終いは必ず脚を伸ばせる。家賃は高いが、鞍上の手腕にも期待。


△１６番ナミュール
一昨年の勝者グランアレグリアは天皇賞から中二週のローテーションで勝っていて、この馬は富士Ｓから中三週となる。あちらは馬格のある馬でコースでビシビシと追えたが、こちらは小柄の方で飼い葉喰い旺盛というタイプでなく、いつも通り坂路にての調整。ただ直前の動きを見る限り、弾んでいて馬体もフックラと見える。

道中ジックリと脚をタメれば終いは切れる。今回も自分の競馬に徹することだろうが、富士Ｓで見せたパフォーマンスを発揮できればここも食い込む余地はある。


△１２番・７番・６番


[３連単一着固定流し]
一着　９番
相手１１番・１番・１６番・１２番・７番・６番